塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】ドルはピークアウトした。新興国株を買え。

塾長です。

昨日(米国12/12)の米株市場は、理由も無く上昇・・・というか、先週金曜日に売られた分が買い戻された。

 S&P500、3,990(+1.43%)

 Nasdaq、11,143(+1.26%)

【米国市況】株反発、CPIとFOMCに注目-円軟調で137円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、73.41

 10年債、3.6110

 ドル円、137.5200

 Bitcoin、17,176

 

 

経済指標:

 なし。

 

 

金融政策:

1年先の米インフレ期待、2021年8月以来の低水準-NY連銀調査 - Bloomberg

インフレ期待が下がるのは、需要が価格を決める世界では良いこと(インフレが収まる)だが、労働市場から退出する人の増加→人手不足→価格上昇の世界でそれは良いことなのだろうか?

 

 

財政政策:

イエレン財務長官に代わり、Bank of America CEO ブライアン・モイニャハンがなる(候補所リストに名前が挙がっている)と報道があった;
Brian Moynihan added to short list to replace Yellen at Treasury | Fox Business

彼女はパウエルとともに「インフレは一時的」と言ってきたので、その責任を取る形。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

Oracleが好決算;
オラクル、9-11月売上高が市場予想上回る-サーナー部門健闘 - Bloomberg

 オラクルが事業拡大を目指しており注目度の高いクラウド部門の売上高は43%増の38億ドル。前四半期の増収率は45%だった。

Oracle beats on top and bottom lines

Earnings: $1.21 per share, adjusted, vs. $1.18 per share as expected by analysts, according to Refinitiv.
Revenue: $12.28 billion, vs. $12.05 billion as expected by analysts, according to Refinitiv.

With respect to guidance, Oracle CEO Safra Catz said on a conference call that she expects $1.17 to $1.21 in adjusted earnings per share and 17% to 19% revenue growth for the fiscal third quarter. Analysts polled by Refinitiv had expected $1.24 per share and $12.34 billion in revenue, which implies 17.3% growth.

ガイダンスはイマイチですが、株価はafter hoursで+1.88%、82.81ドルと悪くない。最近はガイダンスが少しでも期待を外れると、叩き売られる株が多いのに、珍しい。

OracleTikTokをホストしていることで知られているが、記事は触れていない。

共和党優勢な州でTikTokが禁止される方向で話が進んでいて、ビジネス上の大きなリスクだと思うのですが?
Republicans Target TikTok: Utah Latest State To Ban The App On Government Devices

民主党優勢なNY州でも、政府支給の携帯にTikTok入れるのを禁止しようという動きがある(法案はケビン・トーマス上院議員民主党が出している);
NY may ban TikTok from government-issued phones over China spying threat

Oracle株価5年チャート;

Oracle 5Y 2022/12/12 - Yahoo Finance

 

先週末、Doublelien Capital 債券王ジェフリー・ガンドラックが毎月恒例のマクロ指標を解説するwebcastを出していました。今年最後だそうです;

www.youtube.com

 

また、CNBC Eventsがガンドラックへのインタビューをuploadしていました;

www.youtube.com

米株・債券投資をしている人なら誰もが全編見るべき動画だと思います。

超要約すると、こんな事を言っている;

  • 米国債は今や超魅力的とは言えない。
  • 損出しで売られた株・債券が、来年初めに買い戻される。
  • 来年のリセッションはほぼ不可避。
  • ドルはピークアウトした。新興国株を買う時がきた。401(K)のアロケーションを年1回しか変更しないような人にとっては、今がまさに新興国株にスイッチする時だ。
  • お勧めポートフォリオは、長期債と株。長期債がキャピタルと安定をもたらし、リスクとボラの高いが去年より値段が下がっている(上昇する可能性がある)株を持つことができる。

彼はず~っと「ドルは下がる。その時が新興国株の買い時だ。しかし、それは今じゃない」と言い続けてきた。

そんな彼が、今回初めてドルのピークアウトを宣言。ドル生活者にとって、外貨・外国株が有利な投資先になると言った。

問題は、ドル資産を持っている円生活者。ドル資産を売った方が良い?ドル安=円高であれば、次のフェーズを見据えて、ドル資産を買っておいた方が良い?

悩ましいぃ。

 

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