塾長です。
昨日(米国12/19)の米株市場はほんの少しプラスで開けた後は、ズルズル。まぁ、買う材料も無いし、クリスマス休暇に入って市場参加者も少ないのでは?
S&P500、3,817(-0.90%)
Nasdaq、10,546(-1.49%)
【米国市況】株4日続落、利上げ継続見通し意識-円は137円付近に下落 - Bloomberg
原油、75.53
10年債、3.5610
ドル円、136.9000
Bitcoin、16,447
12月 NAHB住宅市場指数、31.0(34.0)
米NAHB住宅市場指数、12カ月連続低下-過去最長の下げ継続 - Bloomberg
日本は政策金利を引上げられるでしょうか?;
「2%物価目標」見直し論 日銀との共同声明、総裁交代にらみ―政府:時事ドットコム
なし。
なし。
■ L3Harris TechnologyがAerojet rocketdyneを$4.7B(約6千6百億円)で買収;
Defense firm L3Harris to buy Aerojet for $4.7 billion with eye on missile demand
Aerojet Rocketdyneは名前の通りロケット/ミサイルのエンジン(推進装置)を作っている会社で、ハイパーソニックミサイル開発のカギと言われている。今年2月、Lockheed Martinが買収しようとして失敗したことでも記憶に新しい(?);
ロッキード、エアロジェット買収断念-FTCによる差し止め提訴受け - Bloomberg
そこをL3Harrisがかっさらって行ったのかな?
L3Harrisは昔々(1997年)Lockheedから枝分かれしたL3が母体になっているので、そのつながりかも知れない。
Aerojet株価は、買収の噂が出ていたので、ほとんど変わらず。+1.29%、55.60ドル。
L3Harrisは-3.62%、205.55ドル。
CNBCによるL3 Harris CEOのインタビューもあるので、気になる方はどうぞ。Lockheedと違ってL3Harrisはサプライヤーだから、FTCには買収を認めてもらえるだろう、的な事を言っている;
■ 最後は、BLSが出している統計データ(雇用統計、JOLTS、CPI・・・)は正しいのか?というお話。
◆ 雇用統計とフィラデルフィアFEDが調べた雇用数におおきな違いがあるという報道;
Biden second-quarter job numbers off by 1 million, Philadelphia Federal Reserve Bank says - Washington Times
The BLS, a division of the Department of Labor, estimated net job growth of 1,047,000 jobs in the second quarter. The Philadelphia Fed now says its data shows that 10,500 net jobs were created in that period.
2022年2Q、BLSは1,047,000の職が純増したと見積もっていた。フィラデルフィアFEDは同時期10,500の純増だと言った。
100倍違うんですけど???
ここでは純増(net growth)について議論しているのだけれど、雇用統計が新規就業者数を過大に見積もったのか、失業者数を過小に見積もったのか、どちらでしょう?
ちなみに、上記Washngton Timesの報道は、これを経済問題というより、バイデン政権が選挙前に雇用者数を水増しした!共和党が怒っている=政治問題として扱っている。
◆ BLSの調査に対し回答する企業の割合が年々減ってきているという事実(BLSの公式な数字)もある;
Household and establishment survey response rates : U.S. Bureau of Labor Statistics
例えば、JOLTSは、2021年12月 68.0%が回答していたのに、2022年9月 30.6%に下がっている。
なるほど、これでは正しい数字が出てこないわけだ。
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