塾長です。
昨日(米国12/23)の米株は、PCEが低く出て、上昇。
S&P500、3,844(+0.59%)
Nasdaq、10,497(+0.21%)
【米国市況】株反発、インフレ減速を好感-円は132円台後半に下落 - Bloomberg
S&P500種株価指数とナスダック100指数は週間では9月以来の3週連続安。
原油、79.35
10年債、3.7510
ドル円、132.8720
Bitcoin、16,804
これで年内の経済指標発表は終了でしょうか。
11月 耐久財受注[前月比]、-2.1%(予想-0.8%)
11月 耐久財受注・コア[〃]、0.2%(0.0%)
11月 個人所得[前月比]、0.4%(0.2%)
11月 個人支出[前月比]、0.1%(0.2%)
11月 PCEデフレータ[前年比]、5.5%(5.6%)
同[前月比]、0.2%(0.2%)
11月 PCEコアデフレータ[前年比]、4.7%(4.6%)
同[前月比]、0.1%(0.2%)
12月 ミシガン大学消費者信頼感指数、59.7(59.1)
11月 新築住宅販売件数、64.0万件(60.5万件)
同[前月比]、5.8%(-5.1%)
米耐久財受注、コア資本財の伸び鈍化-全体では予想以上の大幅減 - Bloomberg
米PCEコア価格指数、11月も減速続く-支出は予想下回る - Bloomberg
1年先の米インフレ期待、21年6月以来の低水準-ミシガン大調査 - Bloomberg
今回の調査では、失業に対する懸念が強まっていることも示された。シュー氏によれば、調査対象となった消費者の約45%は失業率が向こう1年に上昇すると予想。この割合は2020年4月以降で最大。
米新築住宅販売、予想外に2カ月連続増加-ローン金利低下が寄与 - Bloomberg
なし。
米議会、1.7兆ドルの包括的歳出法案を可決-ウクライナ追加支援含む - Bloomberg
なし。
■ ハワード・マークスが12月13日に「Sea Change(大転換)」と題するメモを出して、市場関係者はざわついている。
原文はこちら;Sea Change
昨日、CNBCが本人にインタビューしていた;
多分インタビューを見るより(もしくは、さくっと見たあと)、原文を読む方が良さそうです。Google翻訳もありますし。
とは言え、新説を唱えているというわけではなく、
・2008年~2021年まで続いたゼロ金利は終了。今後は2~4%で推移する。
・ゼロ金利時代にリターンを得るためには、高リスク商品を買う必要があった。これからはそうではない(←国債・債券を組合わせたポートフォリオを推奨している?)
的な結論を、歴史的な投資環境の変化を述べて導いている。
原文(Google翻訳版でOK)を読んだ方が良さそうと言ったのは、ゼロ金利政策で株だけが、しかも一様に上昇し、彼のヘッジファンド(Oaktree、distress債を扱う)の苦労が滲み出ているから。
彼らは高金利時代が来て欲しいのよネ。
■ ジム・ビアンコもBloomberg TVに出演して、同じような事を言っている;
- FEDは金利を5%程度に上げてそれを保持すると言っているが、市場の期待は5%以下で2023年内の利下げ。市場が正しい事の方が多いが、FEDが正しければ、株は下がる。
- 高金利が続くかどうかは分からない。市場は2年で物価、金利ともに2%に落ち着くと期待している。私は金利が3%、3.5%までにしか下がらないと読んでいる。
- ’75、'82年のように株が上がるためには、インフレが2%に戻る必要がある。インフレが2023年、2024年を支配する物語である。
ちょっと面白かったのは太字・下線部分。
彼は去年の今頃(2022年初頭だったかも?)、2022年予想をしている時に「来年の今頃は今ここで上がっている心配事以外の事を心配しているだろう(≒世の中には不確実性がいっぱいで、何が起きるか分からない。予想なんてまっく役に立たない)」的な事を言ってた。
そんな彼が「今後2年間インフレが市場のストーリーだ」なんて言っちゃって大丈夫?と。
■ 今日の〆はトム・リー。「年末にラリーが来る」と言って外してしまったが、CNBCに出ていた;
「PCEも下がった。中央銀行は予想以上のインフレ率低下を目にする。来年2月FEDは利上げしないかも。そうなれば株は急騰する」と言っている。
ラリーの時期を後ろ倒ししただけで、強気維持。
頼もしい(なにが?)。
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