塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェレミー・シーゲル教授】FEDは0.25%利上げし、打止めのメッセージを出すべきだ【正論】

塾長です。

昨日(米国1/27)の米株は引けに売られて、ちょいアゲ。Nasdaqは高い。

 S&P500、4,070(+0.25%)

 Nasdaq、11,621(+0.95%)

【米国市況】ナスダック100、週間で11月以来の大幅高-ドル129円後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、79.38

 10年債、3.5180

 ドル円、129.8040

 Bitcoin、23,042

 

 

経済指標:

 12月 PCEデフレータ[前月比]、0.1%(予想0.0%)

 同[前年同月比]、5.0%(5.3%)

 12月 PCEコアデフレータ[前月比]、0.3%(0.3%)

 同[前年同月比]、4.4%(4.4%)

 12月 個人支出[前月比]、-0.2%(-0.1%)

 同[前年同月比]、0.2%(0.3%)

 12月 中古住宅販売成約指数[前月比]、2.5%(-1.0%)

 同[前年同月比]、-34.3%(-35.2%)

 1月 ミシガン大学消費者信頼感指数、64.9(64.6)

 

米PCE価格指数、12月に一段と減速-小幅利上げ観測を後押し - Bloomberg

・・・12月はコア・総合価格指数ともに、ほぼ全てがサービス分野の上昇によるものだった。財の価格はディスインフレが続いた。
 PCEは前月比0.2%減少。市場予想も0.2%減だった。インフレ調整後の実質PCEは同0.3%減。財への支出は実質で0.9%減。サービスへの実質支出は横ばいと、2022年1月以降で初めて増加しなかった。

 

1年先の米インフレ期待がさらに低下、消費者マインドを押し上げ - Bloomberg

家計に関する現況指数は昨年5月以来の水準に上昇し、同期待指数は1年ぶり高水準となった。賃金上昇やインフレ鈍化の継続に支えられた。

不動産市場崩壊は来ないのかな?

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■ 日本へ報復が無いと良いですね。

日本と米国、オランダが対中半導体規制で合意 - Bloomberg

日本政府は「尖閣に中国警備艇が来たら、米軍も同行して追い払ってくれ」くらいの交渉はしたでしょうか?

 

 

■ Pelosi旦那の襲撃ビデオが公開された。なんなんだ、これは?謎は深まるばかりナリ;

www.youtube.com

 

 

個別株:

■ 昨日の大きめの決算。Chevron、American Express、Charter Communications、Colgate。Charterが悪い(同業Comcastと対照的)以外は、まぁまぁ。

再送-シェブロンの22年純利益過去最高、四半期利益は予想下回る | ロイター

AmEx shrugs off slowdown worries after forecasting upbeat full-year profit | Reuters

Charter Communications, Inc. Q4 Profit Falls, misses estimates | Nasdaq

The company's earnings totaled $1.20 billion, or $7.69 per share. This compares with $1.61 billion, or $8.93 per share, in last year's fourth quarter.

Analysts on average had expected the company to earn $8.79 per share, according to figures compiled by Thomson Reuters. Analysts' estimates typically exclude special items.

The company's revenue for the quarter rose 3.5% to $13.67 billion from $13.21 billion last year.

Colgate-Palmolive Co. Q4 Profit Decreases, but beats estimates

 

 

■ Project Veritas(右寄り独立系メディア)が「Phizerがコロナワクチンをもっと売るために、コロナウィルスを変異させようとしている」と伝えていて、meme化している。

中身を見て見ると、Pfizer”幹部”(executiveとあるが、実際はdirectorらしいので、課長あたりでしょう)をインタビューし、「Pfizer社内会議で、コロナからさらに利益を得るために、コロナウィルスを変異させたらどうか?なんて酷い案が出た」と調子こいてしゃべっているのを隠しカメラで撮影したものだった。

な~んだ。

酷い話ですが、企業とはそういうもの。

製薬会社と薬局がグルになって、合成麻薬を流行らせたではないですか;Opioid epidemic - Wikipedia

自動車会社が(社会的問題となっている)ブレーキ・アクセル踏み間違い防止に積極的でないのも同じ(コストがかかるだけで車は売れるようにならない、防止しますと謳ってうまく動作しなかったら責任だけとらされる・・・)。

ト〇タ社内には、「踏み間違い装置を付けましょう」という部下の提案に対して、「それはいくらの利益になるんだね?」と問いかける(問いの形をした却下をする)上司がいるでしょう。

こうして会社は利益を上げる。投資家はそんな会社の株を買って潤う。潤ったら、麻薬を使わなくても良い生活をする、危なそうなワクチンは打たない、比較的安全な移動手段を使う・・・。

なんちゃって。

 

 

■ 今日の〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授;

www.youtube.com

・私はこれほど多くの人が悲観的になっているのを見た事が無かった。以前述べたと思うが、全員が市場の片方に寄ってしまうと、市場は逆の動きをする。超弱気が織り込まれたとき、ちょっとした良いニュースが出たら、例えばインフレの良いデータとか、市場はポジティブに受け取る。次のFOMCFEDが反転(pivot)するとの希望(hope)もある。来週のFOMCはとても重要だ。0.25%以上の利上げをすべきではない。0.5%であれば、災害だ。そしてFEDは金融引締めが最終段階に来ているというメッセージを出すべきだ。「まだやる事がある」と言うべきではない。そうすれば市場はメッセージを前向きに受け取る。彼らがやるべきは0.25%だ。

 12月のマネーサプライ(M2)が出た。2022年は、1930年代の大恐慌以来、最低の伸びとなった。それは(金融政策を決める上で)考慮すべき事だ。過去40年間で最もイールドカーブが反転している。最もうまくリセッションを示す指数である。これも考慮すべきだ。FEDはこれ以上利上げをして、イールドカーブ反転を深めるのだとしたら、それは私の思考の範囲を超えている。

ーあなたはとても興味深い言葉を使いました。「希望(hope)」と。市場やあなたが来週のFOMCに望んでいると。しかし映画「ショーシャンクの空に」では「希望は危険だ(hope is a dangerous thing)」と言っていました。人々はそれを「誤った希望(false hope)」だと言っています。FEDはインフレを下げるだけでなく、戻って来ないようにしたいのです。FEDがpivotすると希望を持つのは間違いだと言われています。

・マネーサプライを減少させればインフレは戻って来ない。1970年代、金融政策をstop and goさせたと言われているが、実際マネーはどんどん注ぎ込まれていたのだ。それがインフレを継続させた。今日(こんにち)の状況とはまったく違う。

 そして、以前も言ったように、現在の住居費を使えば、インフレ率はマイナスだ。BLSは数か月前のデータを平均しており、誤解を生んでいる。1970年代と同じものは何もない。彼らは、いかに金融政策をすばやく引き締めたことで、経済がリセッションに陥るリスクを高めたかを認識すべきである。これは「stop-and-go」の状況ではない。

 また、彼らは金融政策が効果を発揮するのに時間がかかるのを認識すべきだ。パウエル自身もそう発言した事はあるが、理解していないようだ。これまでの金融引締めの効果が出てくるのはこれからだ。実際のインフレ率はマイナスだ。経済の減速は顕在化している。GDPは上昇したが、その中身は良いとは言えない。唯一タイトなのは労働市場。しかし、それは労働者が過去2.5年間に失った購買力を取り戻そうとしているだけだ。

ごもっとも!

但し、上の議論と同じで、常に正しいことが行われるとは限らない。

 

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