塾長です。
昨日(米国2/3)の米株は、強い雇用統計→利上げが意識され、反落。しかし、2/1(FOMC最終日、パウエルハト派転換で暴騰した日)の株価(S&P4,119、Nas11,816)を下回らなかった。
S&P500、4,136(-1.04%)
Nasdaq、12,006(-1.59%)
【米国市況】株下落、雇用統計が予想以上に堅調-ドル131円台に急伸 - Bloomberg
原油、73.23
10年債、3.5320
ドル円、131.1500
Bitcoin、23,457
米国債利回りが急上昇、1月の雇用者数が予想を大きく上回り - Bloomberg
ドル急伸、一時131円台-米雇用統計「誰も予想していなかった強さ」 - Bloomberg
1月 非農業部門雇用者数[前月比]、51.7万人(予想19.0万人)
1月 失業率、3.4%(3.6)%
1月 平均時給[前月比]、0.3%(0.3%)
同[前年同月比]、4.4%(4.4%)
1月 サービス業PMI、46.8(46.6)
1月 コンポジットPMI、46.8(46.6)
1月 ISM非製造業景気指数、55.2(50.4)
米雇用者数、予想大きく上回る51.7万人増-失業率53年ぶり低水準 - Bloomberg
雇用はセクターを超えて幅広く増加。娯楽・ホスピタリティーや専門職・ビジネスサービス、医療で特に増えた。
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雇用者数と労働時間、時給などから算出する指数が1.5%上昇したことも、1月雇用統計の予想外の強さを映している。同指数は2020年以来の大幅な上昇となり、この先も米労働者が十分な購買力を維持することを示唆した。
たくさんリストラされた人達がすぐに別の職に就いたので、雇用者数(前月比)が増えたという事のよう。
なので、失業保険申請者数も増えていない、と。
一方、季節調整済みと、調整なしの数字に大きな開きがあり、何かおかしいのでは?とみる向きもある;
Adjusted vs unadjusted pic.twitter.com/tLxR0feCKP
— zerohedge (@zerohedge) 2023年2月3日
米ISM非製造業総合景況指数、1月は2020年半ば以来の大幅上昇 - Bloomberg
新規受注の指数は15ポイント余り上昇し、2022年初め以来の高水準に並んだ。ISM製造業指数の生産に相当する業況の指数も上昇。いずれも60.4となった。業況指数は過去1年で2番目の高水準。
デーリーさん;
SF連銀総裁、12月ドットプロットなお有益-「すごい」雇用統計後も - Bloomberg
「きょうの雇用統計で出てきたのはすごい数字だった」
「リスナーに伝えるべき最も重要なことは、追加引き締めと景気抑制的なスタンスを当面維持するというのが政策の方向だということだ」
なし。
【ウクライナ】米国、追加で21億ドルの軍事支援-新たな兵器の提供も - Bloomberg
中国、日本とオランダに働き掛け-半導体装置の輸出規制合意を巡り - Bloomberg
「中国企業が日本に半導体工場を建てて、そこに日本企業が製造装置をリースするのならOK。但し、工場の利益は円のまま再投資」と言ってみては?
■ 昨日、大型株の決算は無し。
■ FOMC直後のジェフリー・ガンドラック インタビュー動画が上がっていたので、軽くご紹介;
重要な所だけ抜き出すとこんな感じ;
・CPI/インフレ率は下降トレンドにあるが、今年後半債上昇するかも知れない。確信はない。
・パウエルが見ている指標は、労働市場、core services excluding housing、TIPSと国債の金利差。
・ポートフォリオは株40:債券60。ドルは下がる。株は(米国ではなく)欧州、新興国。
・そしてゴールド。
【注:彼はドルが下がると予想しているので、欧州株、新興国株、ゴールドを買えと言っている。円ベースでどうなるかは分からない】
もう少し詳しく言うとこんな感じでした;
パウエルは会見で気楽な態度を見せていた。インフレ抑制に自信を持っているようだった。今回は一度もpainという言葉を使わなかった。
過去6か月、CPIは過去6か月平均0.16%/月の上昇でしかない。もしこのトレンドが続くとしたら、CPIが0.16%/月で上昇するとしたら、7月に出る6月ヘッドラインCPIは約2.5%となる。
本当の問題は、年の後半にインフレ率が4%に再上昇したらどうなるか?だ。
昨年終盤は税金を減らすための売りでliquidityが無かった。今はその反動で株が上がっている。今年前半(今四半期?)の値上がりは終わった。
FEDは次回のFOMCで0.25%利上げをして、打ち止め。それまでに特別な数字が出ない限り。
市場にはまだユーフォリアが残っており、今週4,300まで上昇する可能性がある。
今年後半の金利は、先ほど述べた7月に出る6月CPIやPCE次第。私は利上げがあると思っているが、これにはまったく確信はない。
パウエルは労働市場、core services excluding housingを注視していると言ったので、我々もそうべき。彼らは労働市場を緩めるために、layoffsを望んでいる。
今年リセッションになる確率は少し減ったが、50%以上だ。
M2は減少しており、それはインフレ率と相関関係にある。
株40:債券60を勧める。リスクを取るならジャンク債。ジャンク債を持つときは、国債も併せて持つべきだ。ドルは下がるだろう。欧州株、新興国株には上値余地がある。ドル生活者は為替ヘッジを掛けなくて良い。債券もまだ比較的安い。
全てのアセットクラスは、去年11月に比べて上昇した。これからはリスク管理が重要。
コモディティー全般にはポジティブではないが、ゴールドはお勧め。
超訳するとこんな感じ?
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