塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ダン・ナイルズ】今年後半S&P500は3,000に向かうので、今は3か月債を買ってキャッシュを温存。

塾長です。

時が経つのが速い。昨日(米国2/28)で2月も終わり。米株は上がって、下がって。

 S&P500、3,970(-0.30%)

 Nasdaq、11,455(-0.10%)

【米国市況】株反落、波乱の2月を締めくくる-ドル136円台前半 - Bloomberg

S&P500種株価指数は日中の安値付近で終了。月間ベースでは2.6%安となった。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数も月間で値下がり。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、76.68

 10年債、3.9160

 ドル円、136.3010

 Bitcoin、23,163

 

 

経済指標:

 1月 卸売在庫[前月比]、-0.4%(予想0.1%)

 12月 ケースシラー住宅価格[前年比]、4.65%(4.75%)

 2月 リッチモンド連銀製造業指数、-16.0(-5.0)

 2月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、102.9(108.5)

米消費者信頼感指数、予想外の低下-期待指数は7月以来の低水準 - Bloomberg

 その一方で、人員削減はこれまでのところテクノロジーと金融の分野にほぼ集中し、失業率は53年ぶりの低水準となった。雇用が十分にあるとの回答比率は52%に大きく上昇し、昨年4月以来の高水準。職を得るのは困難との回答比率は小幅に下げた。

 大型家電や住宅、自動車の購入計画は後退し、旅行の意欲も落ちていることが明らかになった。

 

全米住宅価格、ピークから2.7%低下-S&Pケース・シラー指数 - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

バイデン政権の学資ローン免除は決まったものだと思っていましたが、まだ揉めていた。大統領権限でやろうとしたけれど、裁判所は「議会を通さないとダメ」という判断を下しそう。;

Supreme Court questions if Biden plan for student loan relief is legal

 

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 昨日決算を出したのは、Autozone、Target、HPなど。消費者好調、パソコンはダメ。新興企業のRivian、Virgin Galacticも決算出したけれど・・・、まぁネ。

AutoZone Earnings Top But This Number May Have Spooked Investors

Results: AutoZone earnings grew 10.5% to $24.64. Revenue rose 9.5% to $3.69 billion, picking up from slightly less than 9% in Q1.

Domestic same-store sales increased 5.3%. But commercial SSS grew just 13.6%, falling short of views, and also below the 14.9% gain seen in  Q1.

Target ekes out slight growth in holiday-quarter sales, but warns of continued slowdown

・Target topped Wall Street’s earnings expectations for the first time in a year.
・Its holiday-quarter sales rose roughly 1% from the same period a year prior.
・CEO Brian Cornell in a release cited “a very challenging environment,” with groceries, beauty items and household essentials lifting sales as consumers focused on necessities.

HP earnings: Sales decline ‘driven by the macroeconomy,’ CEO says

HP (HPQ) printed another mixed quarter.

The PC and printing giant saw fiscal first-quarter sales drop 18.8% year-over-year amid a more cautious spending backdrop among consumers and businesses.

 

 

Goldman Sachsが投資家説明会を実施;

ゴールドマン、消費者事業売却の可能性も-幹部が相次いで示唆 - Bloomberg

 

 

■ 今日の〆はダン・ナイルズ。今日も切れ味鋭く、自信満々;

www.youtube.com

FED金利を6%に上げる?株はそれを織り込んでいない?

・その通り。我々が金利6%になると考えている理由だが、世界で最も巨大な消費商品(consumer commodities)[市場]が3年間閉鎖されていたのを忘れてはいけない。中国は昨年12月にゼロコロナ政策から抜け出した。我々の見立てでは、インフレが下がってきたのはコモディティー価格下落によるもの。そして中国が経済を再開する。我々のポートフォリオにはコモディティによって値が変わるものが入っている。銅、アルミ、石油などだ。今年の半ば、中国がコモディティーを消費を始めるので、それらの価格は上昇するだろう。そして、中国の消費者は1.2Tの余分な貯蓄を持っているのを忘れるな。彼らはそれを使い始める。ゆえに、我々はインフレが強く続くと考える。また、(米国では)求職者に対して2倍の求人がある。それが賃金を押し上げる。FED金利を6%に上げるだろう。人々は利下げを期待しているかも知れないが。

ーそれではあなたのポジションを聞きたい。あなたのリストにはセクシーなテック株ではなく、3 month T-billとある。なぜでしょう?

・我々のポートフォリオは攻めと守り。今年の後半には、米国消費者の蓄えが尽き、S&P500は新たな底を付く。このような環境では、攻めと守りが重要だ。去年の初め、3 month T-bill金利は0.03%だったと思う。今は4.8%だ。我々はS&P500が再異臭的に3,000に向かうと考えており、キャッシュを持っておきたい。同じく守りのためにヘルスケアXLVを持っている。

 攻めでは、Meta。今年これまでも良かったが、さらに良くなる。AIによる広告ツールがある。日本の銀行であるMUFG。日本がイールド[カーブ]コントロールを止めると考えているからだ。

 このように攻めと守りの両方を持っている。先ほど述べたように、中国経済再開があるので、コモディティーも。

ーMetaは興味深い。あなたは16倍は安すぎる、支出の制御ができるようになった、Reelが好調、といっている。しかし、より小さい会社かも知れないが、もっと良い会社があるのでは?

・最後のピースはvaluationだ。Metaが15倍で取引されていて、S&Pが18倍。Appleが[iOSの]プライバシー設定を変更したとき、彼らは$10B売上を失った。彼らはそれをlappingしようとしており(?)、新ツールが広告の効率を上昇させるだろう。そしてvaluationを考えるべき。株価が90%下落したとしても、それが割安とは言えない。その企業が利益を上げていなければ、なおさらだ。金利が上昇する環境では、問題が大きくなる。人々はそれを無視している。過去13年間、[株式]市場が失速すると、FEDが救ってきた。それはインフレがなかったからだ。人々はインフレが無かった時のplaybookにしがみついている。

ーあなたの予想通りS&P500が3,000になったら、FEDの言い回しは変わるのでは?

・彼らはインフレを制御すると明確にしている。1970年代にそのplaybookがあった。FEDは、ボルカー時代を含め、3回インフレが落ち着く前に利上げをしてしまい、インフレ再燃した。FED金利をより高くしなければならなかった。それは痛みを伴った。今のFEDは同じ失敗を繰り返したくないだろう。DanNiles.comにチャートがある。労働者に対してどれくらいの求職があるのかを表している。米国で経済再開したときインフレが起きた。それと同じ事が中国でも起きるだろう。そして中国政府は経済刺激策をとっている。それがFED金利引上げに向かわせる。今年中の金利引下げは無い。

コモディティ、3か月米国債、ヘルスケア、Meta、MUFGですか。メモメモ。

 

中国でも、欧米同様、ロックダウンが開けたらインフレが爆上がりするでしょうか?

そもそも欧米のインフレは、ロックダウン期間中に政府がカネをばら撒いて、人々は爆買いをし、働くのを止めたから、と考えると、同じ事が中国でも起きるとは考えにくい。

それは固定観念に過ぎず、中国人は欧米化している?

どうなるか楽しみデス。

 

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