塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

いつのまに3Mが危機に陥っていた。【シーゲル教授】パウエルが銀行危機を0.25%利上げにしか相当しないと言ったのには納得できない(怒)

塾長です。

昨日(米国3/24)の米株は上昇。金融不安で国債に資金が流入し、債券利回りが下がっているのに、それを好感して株を買う、なんて事があるのでしょうか?

 S&P500、3,970(+0.56%)

 Nasdaq、11,823(+0.31%)

Twitterで積極的に発言しているUnlimited Funds ボブ・エリオットはこんな風に言っている;

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2週間前に番組に出て以来、債券価格は下がり、株は上昇した。この危機(SVBに端を発した金融不安)以来、株は上昇したのだ。これはFEDが提供している流動性を経済刺激になると考えているのだろう。

ーまるで「嵐が来るけど、空は青い」と言っているように聞こえますよ(笑)。

なぜ笑っているのかさっぱり分かりません。こんな事も分からないから、トレードはやらないのですけどネ。

【米国市況】株は続伸、ドイツ銀誘発の銀行売りが反転-円上昇は失速 - Bloomberg

 朝方の下げはドイツ銀行の売りが引き金となった。同行のデフォルト(債務不履行)に対する保証料も上昇。

ドイツ銀の株価急落、一時15%安-欧州銀行業界への不安再燃 - Bloomberg

フランクフルト株式市場でドイツ銀の株価は一時15%安と、新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)初期の2020年3月以来の大幅下落。同行のユーロ建て優先債のクレジット・デフォルト・スワップCDS)は取引が開始された2019年以降で最高の水準に上昇した。

ガンドラックが「ドイツ銀行株がクレディー・スイスのようになったら大変」と言っていたが、それが起きつつある?

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、69.20

 10年債、3.3800

 ドル円、130.7010

 Bitcoin、27,417

 

 

経済指標:

 3月 製造業PMI、49.3(47.1)

 3月 サービス業PMI、53.8(50.2)

 3月 コンポジットPMI、53.3(49.6)

米企業活動加速、3月PMIは10カ月ぶり高水準-インフレ圧力も示唆 - Bloomberg

 

 

金融政策:

ブラードがまた変なこと言っている;

セントルイス連銀総裁、今年のピーク金利予想5.625%に引き上げ - Bloomberg

「私は従来5.375%と見込んでいたが、現在の予想は5.625%だ。つまり25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げたことになる。より力強い経済を示すニュースを踏まえて判断した」

「今後数週間、そして数カ月で金融ストレスが緩和するとの想定の下で」予想を上方修正したと続けた。

FRBは金融ストレス緩和とインフレ鎮圧の両方が可能-ブラード総裁 - Bloomberg

「適切なマクロプルーデンス政策の継続によって金融ストレスを抑えられる一方、適切な金融政策によってインフレに対し下方向へ圧力を加え続けることは可能だ」

 

 

財政政策:

一部銀行はストレス受けるが金融システムは健全-イエレン氏ら米当局 - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 3Mが耳栓の効果が不十分だったとして、多くの訴訟を起こされているのだそう。去年からある話らしいですが、今頃知りました;

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Mizuho ブラット・リンジーは「23万人以上の軍人、退役軍人が3Mを訴えている。現在までに16件の訴訟が結審し、3Mはそのうち13件で負けた」と言っている。

軍用の耳栓は特殊(特別に効きが良い)で、高価なのでしょうか?コンビニなどでも売られているスポンジ状の耳栓に毛が生えたようなものであれば、儲けも多くなかったでしょうに。

そして、3M(や米国競合企業)が「こんな商売、割に合わない」と判断し、撤退→耳栓を作っているのは中国企業だけ、みたいなことになりそう。

こちらが3Mの5年チャート;

3M Company 5Y 2023/3/24 - Yahoo Finance

あらら。

 

 

 

■ 今日の〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授。今日もFEDにお怒りのご様子;

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FEDは0.25%利上げを決めました。債券市場からは反発を受けている。それでもFED高官はインフレとの戦いと、銀行システム安定化を両立できると言っている。同意しますか?

・いや、できない。いかにFEDの(FOMC後の)会見と予想が馬鹿げていたか言っておきたい。彼らは今年のGDPが0.4%増加と予想している。1Qは2%以上になるだろう。Atlanta FED GDPNowは(1Q GDP予想を)3.2%としている。すなわち、FEDは今後3四半期、GDP成長率がマイナス(negative)になると言っている事になる。これがリセッションでなければ、何をリセッションと呼べるだろう。さらに今後9か月間、給与所得者数(payroll)の増加もnegativeになると暗示している。過去6か月間平均して、30万人の増加があったのに、それがマイナスになると言っている。それがFEDの予想なのだ。それをFEDは「適切な金融政策」と呼んでいる。100万以上の職が失われるのに、それを「適切な金融正確」と呼べるだろうか?

ーしかし、12月にもFEDは失業率を4.5%辺りと予測していましたし、修正量としては大きくなかった。12月からの違いは、経済は強く、インフレは固着的だった。彼らは1年間に渡って、インフレ率が落ちれば、政策を変更すると言ってきた。金融システムの不安だけで、政策を転換すると思いますか?

・あなたが言ったように、1Qの経済は強かった。FEDは12月予想よりも、今後3四半期の経済をさらに悪いものにすると言っているのだ。

 もう一つ驚いたのは、パウエル自身がSBV危機がなければ0.5%利上げを検討していたと認めたことだ。(SVBをはじめとする)銀行の危機が0.25%にしか値しないと言っている。どんなエコノミストも0.25%などと言っていない。0.5%や0.75%に相当すると考える人がほとんどだ。一部は2%だと言っている。そんな中、彼らは「0.25%利上げして、リセッションを引き起こすが、全然平気だ」と言っているのだ。彼らは自分の出した数字の意味を理解しているのか、まったくもって疑問に思う(怒)。

シーゲル教授には同意しますが、ちっぽけな投資家にFEDをどうこうする力があるはずもなく、俯きながらリセッションに備えます。

 

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