塾長です。
昨日(米国5/9)の米株は下落。レンジ相場。
S&P500、4,119(-0.45%)
Nasdaq、12,179(-0.63%)
【米国市況】株は軟調、CPI発表控え-ドルは135円台前半 - Bloomberg
原油、73.49
10年債、3.5210
ドル円、135.1340
Bitcoin、27,773
なし。
NY連銀総裁、政策はデータ次第-利上げ停止の可能性否定せず - Bloomberg
ジェファーソンFRB理事、信用引き締まりは「典型的」-景気循環で - Bloomberg
なし。
イタリア、中国の「一帯一路」から離脱の意向だと米国に示唆 - Bloomberg
・イタリアはG7で唯一参画も、米中関係悪化で板挟み
・離脱表明なければ来年に自動更新-メローニ首相は年内の決断必要
【ウクライナ】米、防空システムなど12億ドルのウクライナ支援発表 - Bloomberg
■ 決算はAirBnB、Choice Hotels。
Airbnb drops 10% after earnings report offers cautious outlook for second quarter
・Shares of Airbnb fell in extended trading Tuesday after the company released first-quarter earnings that beat analyst estimates but offered slightly weaker-than-expected guidance and a cautious outlook for the current quarter.
・Airbnb swung to a net profit of $117 million from a net loss of $19 million during the year-earlier period, its first-ever profitable quarter.
・The company warned that second-quarter comparisons would be tough given pent-up demand last year coming out of the Covid pandemic.
:
・EPS: 18 cents vs. 9 cents expected
・Revenue: $1.82 billion vs. $1.79 billion expected
:
During its quarterly call with investors, Airbnb said it also plans to integrate artificial intelligence features, including GPT-4, into its platform over the next year or so.
これまで決算を出した他のホテル業は上向きの見通しを出していたが、AirBnBは何が違うのでしょう???
”A.I.”の統合が来年以降(over the next year or so)というのは、取り掛かったばかりって意味ですナ。コスト削減と結び付けて話をすれば違ったかも知れないのに。たとえは、こういうの;(ウェンディーズ、AI搭載チャットボットをドライブスルーに試験導入 - Bloomberg)。
株価は時間外で‐11.86%、112.00ドル。
PERが43.07もあるので、仕方がないか。
Choice Hotels (CHH) Tops Q1 Earnings and Revenue Estimates
Choice Hotels (CHH) came out with quarterly earnings of $1.12 per share, beating the Zacks Consensus Estimate of $1.08 per share. This compares to earnings of $1.03 per share a year ago. These figures are adjusted for non-recurring items.
This quarterly report represents an earnings surprise of 3.70%. A quarter ago, it was expected that this hotel franchiser would post earnings of $1.08 per share when it actually produced earnings of $1.26, delivering a surprise of 16.67%.
こちら(↓)、Choice Hotels CEOのインタビュー。ニコニコ顔でしゃべっている。
ー前四半期に話を聞いたとき、インフラ建設、リショアリングの恩恵を受けていると言っていた。今もそうか?
・今も強い追い風だ。2つのストーリーがある。政府支出によるもの。これは時間がかかる。もう一つは民間。これはブームになっている。去年、民間の製造工場建設投資は108Mドルで、記録的だった。今年それは141Mドルになると予想されている。民間と政府がアメリカを再建築しようとしている(beginning to rebuild America)。中間層、extended stayホテルの需要の追い風になっている。それは我々のスイートスポットである。
ー銀行危機があった。今年の残りの見通しは暗いのでは?
・2週間前、我々の5,000のフランチャイジーと会った。これは毎年行っていて、フランチャイジーから意見を聞く良い機会になっている。彼らは、supply growthは抑制されているが、demand growthは2024、2025年に記録的になると見ている。これはホテルを建てるのに最適なタイミング。キャピタルを得るのは高くつく(金利が高い)が、ホテルオーナーはエクイティーを多く入れているので、高級ホテルに比べれば借り入れは少なくてすむ。借り入れできると思っている。我々のパイプラインには925件あり(925件のホテルが建設予定、半分はすでにファイナンスの手当ができている。ホテル業という性質、スモールビジネスオーナー(がフランチャイジーになっている)ということから、我々には成長する能力があるといえる。
ーパンデミック後の正常化について聞きたい。Work from homeでホテル利用していた人達はオフィスに呼び戻されているか?
・いや、そんなことはない。我々が”the sholder nights of weekend”と呼ぶ期間の占有率(客室利用率)は伸びている。レジャーで訪れた客がそのまま日曜夜も泊まっている。週末は木曜夜から始まっている。去年第4四半期、その客室利用率は2019年比、4%上昇し、今年第1四半期には2%上昇した。リモートワークのトレンドは確立した。
エキサイティングなことに、パンデミックの資産価値上昇で引退を早めた人達はレジャーに費やす時間とカネがある。我々のブランドにとって、良い客だ。
ー2週間前、元Darden RestaurantsのCEOもまったく同じ事を言っていた。引退者がレストランにとって苦境の時期を救ってくれていると。
・2030年には、アメリカ人の5人に一人が65歳以上になっている。毎年350万人が引退する年齢に達する。彼らが我々の永続的な顧客層となるだろう。
そして、social security cost of livingが8.7%上昇する。もっとホテルに泊まれるということだ。
Choice Hotelsが持っているブランドはComfort Inn、Quality Inn、Econo Lodgeなど、手ごろな価格のモーテル、ホテル。
インフラ&工場建設ブルーカラー、リモートワークで週末を長くとるホワイトカラー、コロナバブルで資産が増えてた引退者という3つの客層がホテルに押し寄せているのだ、と。
先日(Choiceよりは高級な、それゆえホテル建設にもより多くの資金が必要になるであろう)Marriott CEOが「貸し渋りが起きていてホテルが建てられない」と言っていたのとは対照的に、Choiceのような小規模ホテル建設ではカネを借りられる模様;
【Marriott CEO】地銀の貸し渋りで米ホテル建設が開始できない。 - 塾長の資産運用
CHH株価は-2.92%、126.00ドル。市場の反応は良くありませんでした。
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