塾長です。
昨日(米国6/6)の米株は上昇。
Appleは引き続き売られたが、Google、Amazon、Tesla等買われ、Nasdaq崩れず。
S&P500、4,283(+0.24%)
Nasdaq、13,276(+0.35%)
【米国市況】金融中心に株が上昇、短期債下落-ドルは139円台後半 - Bloomberg
大きく売られてきた地銀株が上昇。KBW地銀指数は5.4%高。小型株で構成するラッセル2000指数は2.7%上げた。アップルは売られた。
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ラッセル2000の上昇率がハイテク中心のナスダック100指数を2.5ポイント余り上回ったのは、ここ3営業日で2日目。小型株がこのような頻度でハイテク株を上回るパフォーマンスを見せたのは2020年11月以来。
原油、71.72
10年債、3.6990
ドル円、139.5540
Bitcoin、27,248
なし。
■中国が預金金利引下げにより景気刺激;
中国が預金金利引き下げを大手銀に要請、景気押し上げで-関係者 - Bloomberg
なし。
なし。
■注目決算なし。
■ Teslaが買われたのは、これ(↓)が原因?
テスラ、「モデル3」の全種が対象に-米政府のEV促進税額控除 - Bloomberg
6日に更新された米政府ウェブサイトによれば、モデル3の全種が最大7500ドル(約105万円)の税額控除を認められた。
Ross Gerber(Tesla投資家として有名)はこんなツイートをしていた;
You can buy a new Tesla model 3 for $40,240. If you qualify based off your income, you get $7500 rebate of federal taxes and another $7500 from the California state tax rebate. That means you can get a Tesla for $25,240 today in California. INSANE! $TSLA https://t.co/zcZaylxwI3
— Ross Gerber (@GerberKawasaki) 2023年6月5日
Tesla Model3の新車価格は$40,240(約560万円)。所得次第で$7,500の連邦税控除と$7,500の加州税控除を受けられる。Teslaが$25,240(約350万円)で買えるなんて狂っている!
税金控除(還付?)のため、所得が高くなければいけないが、Model3かどうかに関わらず、普通サイズEVセダンが350万円で買えるのは魅力的・・・、というか買わざるを得ないレベル。
逆に日本車(企業)が心配になる。
ちなみに日本だと、Model3は価格540万円から補助金(国+自治体)約115万円を引いて、425万円くらいで買えるのでしょうか?(←真面目に調べたわけではないので、注意)
Telsa株は+1.70%、221.31ドル。時間外でも+1.72%上昇中。
こちら年初来チャート;
108→221と、104% up!
株主さん、おめでとうございます。
■以前このblogでも取り上げたLIV GolfとPGAの諍い、続報。和解して、統合が決まった模様;
米男子PGAツアー、サウジのLIVゴルフと統合-対立に終止符 - Bloomberg
以前(2022年6月)BBCは「LIV Golfはサウジアラビアのカネで動いている。サウジは人権侵害の国だからダメだ」と罵っていた(↓);
今回のLIV-PGA統合についてはこんな感じで報道;
直接的に「サウジはダメ」とは言っていないが、超渋い顔で、相変わらずLIV Golfをサウジアラビアによって支援されている(Saudi-backed)”と修飾語を付けて呼び、「ローリー・マキロイ(北アイルランド人)はフィル・ミケルソン(米国人)のLIV Golf参加を批判していた」と他人の口を借り、間接的に批判していた。
結局カネが全てです。
■一昨日のインタビュー動画ですが、トム・リーで〆;
ー先週金曜日の値動きに興味深いコメントをしていましたね。詳しく教えて下さい。
・根本的な質問は、6月第2週に上昇するか?だ。私はそうなると思う。FAANG株が先導してきた。それが他のセクターに広がっている。8セクターのうち、7つが20日移動平均線を上回っている。市場のバリュエーションはreasonableである。FAANGを除けばPERは15倍。一方、金利は安定している。倍率が18倍に拡大すれば、(S&P500は)20%上昇する計算になる。
企業収益見込みは改善している。約60%の企業が利益見込みを引き上げた。工業セクターに至っては約81%。
企業決算が改善し、FEDがpauseしようとするなか、先週短期金利が7%上昇した。機関投資家が空売りしているからだ。それが株の燃料になる。巨大株が今の株価を維持し、その他が追い付けば、市場は10%上昇する。
ー今朝のデータによると、欧州のPPIが5.5%から1%に下落した。ベースエフェクトによるもの。これと同じようなことが米国でも起きるだろうか?
・それは可能だと思う。シーゲル教授によるとreal-timeのインフレ率はゼロになっている。CPIには時間差がある。それを市場は理解し始めている。一方、企業はリセッションへの恐れから、過去18か月投資を控えてきた。経済サイクルの初期にいると思う(←聞き取りにくくて間違っているかも)。
ー企業決算は恐れられていたほど悪くならなかった、バリュエーションが大きく下がることはなかった、flushと呼べるようなもの(株の暴落)は起きなかった。過去には、そう言う事があってから強気相場が来たものだ。それでも強気相場が来ると思いますか?
・2段階で評価すべきだ。
リセッションが来るというのがコンセンサスである。リセッションがなければ、ここから大きく下げる事は無い。サイドラインに置かれたキャッシュの置き場所が変わる。それだけでは巨大な強気相場が来るとは言えない。
2番目の原動力となるのは・・・、企業は戦闘を生き残れると証明してきた。コロナを生き抜いた。世界的な活動停止があった。サプライチェーン問題、インフレ問題を生き抜いた。3つのサイクルを生き抜いたのに、投資家はまだ「彼らは破綻していない」と言い、PERは15倍に留まっている。私は、これら企業を再評価して良いと思う。政府(=債券)よりも安全ではないか。彼らは政府よりも低いコストで活動できている。
全体的に聞き取りにくかったので、間違いがあればスミマセン。
まとめると・・・、
・超大型株を除けばバリュエーションは低い。
・リセッションが来なければ、投資されずに眠っているカネが株にまわる
・企業はリセッション懸念から投資を控えてきたが、これから拡大(投資)フェーズに入る。
・株価のベースとなるPERが見直され、S&P500 10%上昇がベースケース。20%上昇まである。
で、合っているでしょうか。
「リセッションがこなければ」と但し書きが付いているところがポイント?
#これは投資アドバイスではありません。「強気アナリストがこんな事をいってやがる」くらいの気持ちで楽しんで下さい。
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