塾長です。
昨日(米国6/8)の米株は、新規失業保険申請者数が予想を上回ったのを手掛かり(言い訳)に買いが入り、上昇。イヤハヤ。
S&P500、4,293(+0.62%)
Nasdaq、13,238(+1.02%)
【米国市況】S&P500強気相場入り、ハイテク上昇-ドル138円台後半 - Bloomberg
原油、70.99
10年債、3.7140
ドル円、138.8550
Bitcoin、26,541
4月 卸売在庫[前月比]、-0.1%(予想-0.2%)
米新規失業保険申請が急増、21年以来の高水準-冷え込みの兆候か - Bloomberg
申請件数のデータは特に祝日前後には変動が大きくなりやすい。6月3日終了週にはメモリアルデー(戦没者追悼記念日)の祝日があった。より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は23万7250件に増加した。
なし。
なし。
なし。
■昨日決算を出したのはDocusign;
DocuSign shares rise on earnings beat and strong guidance
・DocuSign surpassed analyst estimates for both revenue and earnings per share for the fiscal quarter ended April 30.
・Revenue jumped 12% year over year to $661.4 million, beating analyst estimates of $642 million.
・The e-signature provider’s shares spiked as much as 12% in extended trading.
21年の最高値(310ドル)に戻ることはあるのだろうか?こちら、5年チャート;
■Instagramが小児性愛者のネットワークを広げた、とWSJが報じた;
Instagram Connects Vast Pedophile Network - WSJ(有料)
WSJは有料記事なので、無料で読めるNYPの記事をどうぞ;
Instagram algorithm boosted 'vast pedophile network': report
CNBCはdirector of the Stanford University Internet Observatory and former Facebook chief security officer アレックス・スタモスをインタビューしていた;
どうやら、小さな子供が好きな大人達が#pedowhore, #preteensex, #pedobait and #mnsfw(minors not safe for work) と言ったキーワード(ハッシュタグ)で検索すると、その手の写真(や動画も?)の売手と簡単につながってしまうのだそう。
Instagram(だけでなく、全てのSNS)はその手の検索キーワードを使わせないようにすべきだった、というお話。
Instagramの親会社Metaの株価は+0.37%、264ドル。
あれ?上がっちゃってますけど・・・。
■最後は強気派エド・ヤーディーニと、「リセッションは目の前まで来ている」と主張するEPB Research エリック・バスメイシアンの対比をお楽しみ下さい。
◆エド・ヤーディーニにもインフラ法案による建設ブームに注目している;
ーこれから株は上がるでしょうか?下がるでしょうか?
・あなたが言うように、間違いなく8つの巨大株(mega cap stocks)は上昇(melt-up)した。それらが市場を席捲したと言える。これは銀行危機とともに始まった。3月8日だっただろうか、銀行危機が起こり、銀行株が売られた。金融が下がり、経済が悪化するという思惑から、エネルギー株も下がった。それでも人々は市場に参加していたかったので、巨大株に向かった。彼らにはキャッシュがあり、キャッシュフローがあり、良いビジネスを持っているからだ。
株価の上昇は全体に広がり、金融株にも戻ってくると思う。今はまだ追加利上げの心配があるが、経済見通しはとても良い。人々が金融株に警戒しなくなれば、買いが株式市場全体に広がるだろう。
ーあなた方は10月が底だと言い当てた。このラリーを見逃した人はどうすれば良いだろう?
・私はまだ楽観的だ。年末に向け、さらに来年も株高を予想している。来年、経済は良くなり、企業利益も改善する。しかし、既に巨大株は大きく値上がりしてしまった。出遅れ株を探すべきだ。それらは金融、エネルギーセクターにある。工業にも。私は米国内の建設に注目している。非居住向け建設がブームだ。インフラ建設への支出がブームを迎える。(金融、エネルギーに加えて)工業も良い場所だ。
◆1時間モノなので、全ては紹介できませんが、エリック・バスメイシアンは・・・;
- 全ての景気後退は住宅市場から始まる。それはレバが効いていて、すそ野が広いからだ。
- サービス支出や雇用統計にはラグがあるので、リセッション予想には使えない。FEDが”何かが壊れるまで利上げ”してしまうのは、そのせいだ(ラグのあるデータを見ながら政策を決めている)。2007、08年も同じ失敗をしている。
- 今回の経済サイクルが長持ちしているのは、南西部州でアパート(multi-family home)建設ブームが起きているから。戸建て住宅(single family home)建設は既に下火。
ブームが終わればリセッションは来る。
といった事をデータを示しながら解説してくれている。
とても分かりやすいので、興味ある方はどうぞ。
ーー
ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m