塾長です。
昨日(米国5/28)は3連休(メモリアルデー)明けで、週初日の取引。S&Pはヨコ。Nasdaqは17,000台突入。債券利回り上昇・円安。
S&P500、5,306(+0.02%)
Nasdaq、17,019(+0.59%)
【米国市況】米国債利回り急伸、S&P500は横ばい-ドル157円台前半 - Bloomberg
米国債は5年債入札の結果が発表された後に下げを拡大。午後に実施された5年債入札(発行額700億ドル)では、最高落札利回りが4.553%と、入札前取引(WI)水準の4.540%を上回った。午前中に実施された2年債入札(発行額690億ドル)も軟調な結果となった
原油、80.22
10年債、4.5420
ドル円、157.3070
Bitcoin、68,332
3月 ケースシラー住宅価格(20都市)[前年比]、7.38%(予想7.31%)
5月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、102.0(96.6)
米20都市住宅価格指数、前年比で伸びが加速-ますます購入困難に - Bloomberg
■カシュカリ;
ミネアポリス連銀総裁、利上げの選択肢を完全には排除せず - Bloomberg
カシュカリ氏はバークレイズ・CEPR国際金融政策フォーラムで講演した。
Barclays-CEPR International Monetary Policy Forumの開催場所はロンドンらしいです。
■メスター、ボウマン;
FRBは意思疎通改善のための方策検討を-クリーブランド連銀総裁 - Bloomberg
メスター総裁は日本銀行が本店で開いた国際会議での発言テキストで・・・
:
おや?二人とも日本に来ているらしい。
日本観光には春が最適ですが、梅雨入り前に滑りこみセーフ。
なし。
なし。
■注目決算は無かったが、American Airlinesが期中に売上・利益予想を引下げ;
アメリカン航空グループ、利益見通し下方修正-最高商務責任者退社へ - Bloomberg
当局に28日提出された資料によると、4-6月(第2四半期)の調整後1株利益見通しは1-1.15ドルとなり、従来予想の最大1.45ドルから引き下げられた。営業利益率やコスト、主要な売上高指標の予想も下方修正された。
ようやく米国の消費者も旅疲れ?
-6.25%(時間外)。
■〆は強気派トム・リー;
ートム、6月に向けていまだ強気だそうですね。投資家は自信がなく、サイドラインに置かれている現金が多すぎる、と。しかしそれは現在市場に流入しているようです。ボラタリティに焼かれないためにどうしたら良いでしょう?
・今年に入って、投資家はずっと投資を躊躇っている。少しのpull backはあったが、最高の投資戦略は、うまく機能している株に乗ることだ。機能しているのは、AIに関連した銘柄。すなわちnVidiaや高い連動性のある株。Cadenceだったり、Supermicroだ。減量薬に関連したトレード。工業や金融も良い。Bitcoinやその代替(proxy)。小型株も陰に隠れてラリーが成長している。この市場では、まだ多くの投資する方法がある。
ー小型株は触るのに熱かった。良い意味ではなく。特に金利が上がる時には。小型株の特定のエリアが良いのだろうか?
・小型株はFEDの利下げ予想に左右されてきた。実際に利下げが起きたときには、とても敏感に反応するだろう。最近のFEDのコメントは6月利下げを遠ざけ、9月の可能性が無くなるもので、小型株を痛めつけた。それが小型株の重しになっているが、小型株のファンダメンタル的な魅力を奪うものではない。利益増加率は19%に近い。それがRussell2000株の中央値だ。PEは11倍。S&P500よりもはるかに良い利益増加率で、低いPE倍率だ。
ー年初、市場は多くの利下げを織り込んだ。投資家はその可能性減少を消化し、株価は上昇している。このような振り子の大きな振れをみて、疑問になるのは、企業利益に影響はどれくらいあるか?だ。
・的を得た質問だ。予想利下げ回数は縮小した。しかし、それは正しい理由からだ。経済は良く、誰もが好む速度ではないがインフレは改善している。現実的に、3%、2.7%といったインフレ率は企業利益に良い。企業利益予想は期待を大きく上回っている。nVidiaがその例だ。来年のS&P500社の利益のコンセンサスは270くらい、もしかしたら280に近い。株に上値余地があるということだ。
ー今日のS&P500終値は5,306である。あなたの年末目標は5,200だったと思う。目標を引き上げないのか?
・我々の目標は低すぎる。来年の利益が280だとして、20倍のPEを掛ければ、5,200を大きく超える。しかしまだ6月の初め。6月と12月の間にスピードバンプがあるか判断しているところだが・・・、あなたの言う通り5,200は低すぎる。
ー減量薬やその関連をどのように扱っていますか?その象徴がLillyで、3/4Tドルの時価総額。過去3か月はこのレンジで動いている。
・多くの大型株が似たようなパターンだ。圧縮を見せている。しかし、減量薬、GLP薬がピークをつけたというには早すぎる。(株を)蓄積している者にとっては機会である。決算に向かうnVidiaと違いはない。最近多くの株が高値更新したように。
ー米国株は良い場所でしょうか?海外は?ECBはFEDより前に利下げすると言っている。
・他国の中央銀行が利下げをするのは良いことだ。インフレが良い方向に向っている。しかし、最高の企業、特にテクノロジー、金融、ヘルスケアに関して言えば、ほとんどが米国にある。顧客に対して、相対的なバリュエーションで(海外企業を勧めるよりも)、米国にある最高の企業を勧める方が心地よい。
ということで、補足しつつまとめると・・・;
・今年うまく行っている戦略は、上昇株に乗ること。AI関連や減量薬など。
・利下げ予想回数が減少しているのは、景気が良いから。インフレ率2%後半~3%というのは、企業利益にとって良い。
(年後半、大統領選挙で市場が荒れる可能性があるので)目標引上げには至っていないが、このまま行けば年末S&P500は5,600へ。
・金利引き下げを見越して、小型株推し。
・減量薬のピークは先。株を蓄積(安くなったら買増し)しておけ。nVidia決算で多くの株が高値更新したような事が起きるだろう。
だ、そうです。
American Airlinesがガイダンスを引き下げたように、もしくは、McDonald'sが(離れた客を取り戻すための)5ドルセットを(期間限定で)導入したように、値上げ値上げで利益を積み増してきた企業がこのまま業績を伸ばし続けられるかは不明ですが。
というのも・・・、
McDonald'sに続き、Wendy'sは3ドルの朝食メニューを発表;
Wendy's Announces a $3 Breakfast Deal As the Fast Food Wars Heat up(2024/5/21付け)
Burger Kingは5ドルのセットメニューを出すらしい;
Burger King to launch $5 value meal(2024/5/24付け)
少し引いた視点で見ると、米国市場というものは、売手は買手が「こんな値段じゃ買いません」と行動に移すまで値上げして、その時が来たら値上げしない or 値下げして対応する、なので。
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