塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ダン・ナイルズ】次の決算期、nVidia等が失速し、他が値上がる。

塾長です。

昨日(米国6/17)は大きなニュースもないのに、10年債利回りが急上昇。先週金曜日”欧州(or フランス)政治混乱でカネが米国債流入”していたのが、出て行った感じ。株は反応せず上昇。

原油が80ドル回復。

 S&P500、5,473(+0.77%)

 Nasdaq、17,857(+0.95%)

【米国市況】S&Pは今年30回目の最高値、テク主導-ドル157円後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、80.48

 10年債、4.2790

 ドル円、157.7040

 Bitcoin、66,566

 

 

経済指標:

 4月NY連銀製造業景気指数、-6.0(予想-14.0)

NY連銀製造業景況指数、6月は予想ほど縮小せず-価格は低下 - Bloomberg

  一方、6カ月先の景況見通しは15.6ポイント上昇の30.1と、2022年3月以来の高水準。

 

 

金融政策:

フィラデルフィア連銀総裁、「年末までに1回の利下げが適切」 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Lennar決算;
Lennar (LEN) Tops Q2 Earnings and Revenue Estimates

時間外-2.31%。

 

 

 

■〆はテックに強いダン・ナイルズ。Satoriを辞めて、独立した模様。

www.youtube.com

ー次のゲストは年末に向けてビッグ・テックとAIを超えてラリーが起きるかもと言っている。ダン・ナイルズさんです。

 特にどこを見ているのですか?ビッグ・テックとAI以外には想像できません。

・そうだね。常にAIだ。私はそれが問題の一部だと思う。AI all the timeだ。別の一部はFOMOであり、[AI株を持っていなければ]インデックスと比較してアンダーパフォームしてしまうことだ。あなたがポートフォリオを管理しているなら、ベンチマークと比較されて判断される。ベンチマークが少数の会社に集約されてしまうと、あなたはそれらの株を追うしかない。MicrosoftApplenVidiaだ。それが事態を悪化させる。しかし、ある時点で決算が問題になる。約2、3週間後、それらの企業が決算を出し始める。株が最高値を付けていて忘れがちだが、巨大企業が決算ミスをした。Salesforce、Workday、ServiceNow、MongoDBの事だ。彼らは4月終了の四半期に、問題のある決算をした。彼らは最近5~10年、「ソフトウェアが世界を食い尽くす」等と言われ、もてはやされてきた企業である。それが突然数字を減らしている。あなたが自身に問いかけなければいけないのは、あなたはAIに多くの支出をしていて、全ての会社が決算会見で50~100回「AI」と言わなければならない。ちなみにそれら4社はそうしている。Sequoiaによると、去年、AIに$50Bが費やされ、そこからの売上は$3Bである。ちなみに、SequoianVidiaの初期のVCだ。それは1993年で、nVidia[の時価総額]は$50Mだった時である。彼らがそれを語っているのだ。2週間後、「ああ、神よ」と言いたくなる時が来ると思う。その時、値上がりがビッグテック、AI以外に広がり始めるだろう。なぜなら全ての会社がnVidiaではなく、利益増が見込まれている会社はとても少ない。株価は上がるかも知れないが、数字(利益)が上昇する必要はない。決算が引き金になると思う。

 

ーしかし全ての投資はAIに向っているようだ。そのサイクルが数週間後に終わるだろうか?企業が「AIに投資している」と言ってから「ROIにも気を配らないとね」と転換するまでの期間としては短すぎるのでは?

・それが私の指摘している点だ。彼らはAmazon AWSMicrosoft Azure、Google CoudなどにAIのワークロードを構築している。リターンがあると思っているからだ。それが思っているほどのリターンがないと分かれば、[AIへの]支出が穏やかになる(moderate)。私はそれについての記事を書いている。インターネットが作られ始めたとき、Netscape Navigatorが出たのは1994年末だ。それが5年以上続いた。Ciscoはその6年間一度も売上を減らさなかったが、株は1995年-26%、1997年-30%、1998年-37%だった。売上は一度も減っていないのだが、減速したからだ。株価の大幅上昇が消化されたのだ。それが私が起きるだろうと言っている事である。成長率が下がるのだ。AIに対するリターンが意識されるから。巨大なソフトウェア企業4社が数字を減らしている。彼らはAIから恩恵を受けると言っているのにも関わらず。

色々と言っているのを日本人にも分かりやすいようにマトメルと・・・、

・多くのITユーザ企業がAIプロジェクトに投資している。それらシステムはAWS、Azure、Google Coud上に構築されており、AmazonMicrosoftGooglenVidiaGPUを買っている。nVidiaの売上は四半期ごとに数十%増だ。

・しかし、ITユーザ企業は「投資に見合った見返りを受けているか?」と考える時がくる。するとクラウド売上、nVidia売上が鈍る(減るのではない)。

・AIから恩恵を受けるはずの巨大ソフトウェア企業(Salesforce、ServiceNow、Workday、Mongo)が予想以上の売上を上げられていないということは、その時が来ているのだと思う。

・ドットコムバブル時代のCiscoがそうであったように、売上成長率が鈍っただけでnVidiaたちの株価は修正されるだろう。

・それと同時に、それら以外の株が上がり始める。

だ、そうですヨ。

 

 

ちなみに先日ジェレミー・シーゲル教授が「想像以上にバブルは長続きするものだ」と言っていた。多くのアナリストも同様の発言をしていて、ダン・ナイルズは少数派です;

alibertarian.hatenablog.com

 

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