塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【リー・マンソン】大統領が決まるまでFEDは利下げしない。大統領選挙が盛り上がる8ー11月に株が売られれば、リバランスするつもり。

塾長です。

昨日(米国7/9)はパウエル議会証言があり、債券利回り上昇。報道記事を読む限りでは、タカ派的には思えませんでしたが・・・?株式市場は安堵してヨコ。

 S&P500、5,576(+0.07%)

 Nasdaq、18,429(+0.14%)

【米国市況】S&P500が最高値、年内利下げの見方-ドル161円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、81.69

 10年債、4.3000

 ドル円161.3260

 Bitcoin、58,179

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

パウエル議長、雇用市場のリスクを指摘-利下げ時期ヒント与えず - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

サウジがG7に警告、ロシア凍結資産押収なら欧州債売却と脅し - Bloomberg

 

 

個別株:

■闇サイト Silk Roadの創業者(?)ロス・ウルブリクトに終身刑判決。下の報道では「全ての取引はBitcoinで支払われていた」と仮想通貨を暗に批判;

www.youtube.com

 

 

■今日の〆はPortfolio Wealth Advisors リー・マンソン;

www.youtube.com

ー日本から帰ってきたばかりで、ニューメキシコ州から来てくださったリー・マンソンさんです。

 あたなは選挙に注意を向けるべきだと考えているようですね。

・まずいくつかの証拠がある。災害的な[大統領候補者]討論会のあと、全てのイールドカーブ、3年~10年が数日間売られた。それは、市場がトランプ政権は経済刺激的で、財政赤字を償却し、関税を上げると考えている明らかな証拠である。10年債は4.8%以上になるかも知れない。それを考慮すると、さらに経済成長すると言う事だ。それはFEDの[金融]政策に影響する。多くの規制を取り払い、財政赤字による支出を増やすのだとしたら、DOW JONESを押し上げる。来年の経済は緩やかにリセッション的になると考えられているが、それとは違ったものである。

 

ー9月にFEDが利下げすると予想されているが、トランプ政権がそのような経済刺激的政策を打つと考えるのであれば、FEDが利下げする必要性を損なうものになる。

・パウエルが政治的であるという陰謀的なセオリーがあるが、私は半分同意し、半分同意しない。あなたが言ったように、どちらの方向に進むか分からないので、パウエルは11月まで利下げしないだろう。一人の老人は増税し、赤字による財政支出を続けるが、経済を減速させる。もう一人は規制を減らし、経済を刺激し、財政赤字を拡大させる。

 

ーバイデンは財政赤字で経済を刺激させているのでは?それで経済は好調だし、DOWも好調だ。長期的に見れば違いがあるのかも知れないが、大きな違いは無いのでは?

・違いは無いね。もちろん小さなところでは違いがある。あなたが太陽光とエネルギー株を取引きしているのであれば注意が必要だ。しかし私のような老人のカネを預かっていて、「60:40ポートフォリオが熱い」と見せなければいけない者にとって、どのセクターに投資するかに差異は無い。バイデンもしくは、バイデンの代わりの誰かが大統領になったとして、来年に向けてモーメンタムが維持される。小型株でさえ、8、9%伸びる、”widow and orphan stock(未亡人と残された子供が買うような安全な株という意味)”も伸びると期待されている。しかしトロイのヘレン問題は心配している。

 

ーそれは大きなストーリーになり得る話だ。ディスインフレとなれば、企業の売上は悪化する。希望があるとすれば、その問題が経済の一部に限定されることだ。

・私もそう望んでいる。私はクールでNasdaqしか持っていない中年だと思われているかも知れないが、実際はオールド経済の株も持っている。それらは長期的に、複利で増えて行く。それらが決算予想とかけ離れないか心配だ。

 

ー前に引退者のポートフォリオを管理している人が言っていた。「全ての顧客がさらにリスクを取りたい。nVidiaを買いたい」と言っていると。値上がり株が少ない市場は危険だ。未だ伸びる余地はあるかも知れないが。

・私はウォーレン・バフェットの世界に生きてきた。伝統的で、割安株を買ってうまくやる。昨年10月に仕込んでいたので、国債にリバランスした。8ー11月にサプライズがあれば、-10%も値下がりしないかも。-5%だったら何でもない。S&P500を売って、割安株を買ったりしない。しかし公益(utilities)は見ておく。AIが電力需要を押し上げる。過去10年間をみてみると、化石燃料が電力に使われる量は同じままだ。それが上昇する。NasdaqかMag7も見ている。20年で20%超の利益の増加が見込まれているのだから。ドットコム時代を生きてきたので、とても嫌いな取引ではあるが。

 

 

注:画面には「リー・マンソンの戦略」として次の3点が表示されていました。

・多くの資金を短期国債に置いてある。

・もし10年債が4.7%を超えたら、損切り

・S&P500のポジションがオーバーウェイトになっているので、8月に株安があればリバランスを考えている。

文脈が欠けていて分かりにくいですが・・・、

・大統領候補討論会のあと、債券市場はトランプの可能性が高いと考えた。トランプは景気刺激的なので金利は上昇した。

・トランプは景気刺激的政策を打つかも知れない。もし9月に利下げをしたら、それが無駄打ちになるかもしれない。なので大統領選の大勢が判明する11月までFED金利を動かさない。

・去年10月に株を底値で買ってあったので、債券にリバランスした。大統領選挙が盛り上がる10ー11月にS&Pは売られるかもしれない。そうなれば債券を売って、株にリバランスする。そのとき公益株、Nasdaq、Mag7を仕込むつもり。

だ、そうです。

 

「大東慮選挙でどちらが勝つか分からない。[株式」市場は不確実性を嫌うので、夏~秋に売られる」と言う話を聞きますが、今の市場はモーメンタムがあって5%も下がれば、多くの買い手が群がるような気がしています。

むしろ大統領が決まった後、負けた陣営が「選挙に不正があった」と主張し、市場だけでなく国全体が揺れるのでは?

 

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