塾長です。
昨日(米国8/1)の米株は下落。まだ調整中。10年債利回りが4%を割ってビックリ。ようやくドルが149円台に突入。
S&P500、5,446(-1.37%)
Nasdaq、17,194(-2.20%)
【米国市況】株は急落し国債が急伸、雇用統計控え-ドルは149円台後半 - Bloomberg
原油、76.80
10年債、3.9760
ドル円、149.0620
Bitcoin、65,005
第2四半期 非農業部門労働生産性指数[前期比]、2.3%(予想1.6%)
第2四半期 単位労働費用、0.9%(2.0%)
7月 製造業PMI、49.6(49.5)
7月 ISM製造業景気指数、46.8(49.0)
米ISM製造業景況指数、8カ月ぶりの大幅な活動縮小-生産低調 - Bloomberg
米新規失業保険申請、ほぼ1年ぶりの高水準-労働市場減速を示唆 - Bloomberg
・失業保険の継続受給者数は20日終了週に前週比3万3000人増の187万7000人
・2021年11月以来の高水準
:
より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は2500件増の23万8000件。
■BOEが利下げ;
英中銀が約4年ぶり利下げ、5対4で決定-次の一手の時期示さず - Bloomberg
なし。
なし。
アマゾン株下落、営業利益見通しが予想下回る-AI投資拡大 - Bloomberg
AWSの4-6月(第2四半期)売上高は前年同期比19%増の263億ドルとアナリスト予想を上回り、2四半期連続で前期比でもプラスとなった。ただ低調な電子商取引事業が足を引っ張る形となった。販売事業者サービス事業と広告事業の売上高も市場予想を下回った。
時間外-7.20%
アップル、中国販売落ち込む-新型iPadで好調な業績に影落とす - Bloomberg
4-6月期売上高は5%増の858億ドル(約12兆8000億円)。アナリスト予想平均は845億ドルだった。ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は3カ月前、パーセント表記で1桁台前半の成長を予想していた。
しかし、中国は期待外れだった。同地域の売上高は6.5%減の147億ドルで、アナリスト予想の153億ドルを下回った。
時間外+0.65%
インテル、売上高見通しが市場予想大きく下回る-1.5万人削減へ - Bloomberg
米インテルが1日発表した7-9月(第3四半期)売上高見通しは、アナリスト予想を大きく下回った。同社は1万5000人を超える人員削減も発表した。人工知能(AI)ブーム対応で優位に立つ競合にビジネスを奪われている形で、株価は通常取引後の時間外取引で一時18%強、下落した。
Intelがまたやってくれました。時間外-18.59%。
自作PC界隈では13&14世代のハイエンドCPUがクラッシュすると騒がれていますが、この影響はまだ織り込まれていないのでは?;
Intelの第13・14世代のCPUには欠陥がありクラッシュ・強制終了・エラーの原因となっているという指摘を証明する膨大な量のレポートデータが発見される - GIGAZINE
■〆はFRBをクビになったあと、Goldman副会長に華麗に転身したロバート・カプラン;
ーFED議長パウエルは、早ければ9月に利下げだと言った。昨日の[プレスカンファレンスの]印象は?
・Jパウエルはやるべき事をやった。彼は9月の利上げにコミットしなかったが、9月の利上げのステージを整えた(←”利上げ”と言っているが、”利下げ”の言い間違い)。リスクは、彼の言葉でいうところの”両面ある(two sided)”と人々に念押しした。労働市場はよりバランスがとれており、正常化している。インフレ改善がデータによって確認できれば、9月に利下げする可能性があると言った。
ー一方、新規失業保険申請件数は過去1年で最も高い水準。製造業PMIは強くない。もし明日のNFP(雇用統計)が弱ければ、利下げが遅すぎるということにならないか?
・我々Goldmanの見立てでは、経済は弱まっている(weakening)。労働市場は正常化していると言えるかも知れないが、経済はベッドから転げ落ちてはいない。もしそれが間違っていれば、FEDはよりアグレッシブに動くだろう。そうは言っても、経済は利下げすべき水準近辺にあると思う。
ー利下げを得るために、経済はベッドから転げ落ちる必要がありますか(経済が相当悪化しないと、FEDは利下げしないのですか)?
・Noだ。
ー前もって動くべきだと?
・インフレ率の緩和が続く限り・・・特にサービスセクターのインフレ率、今日のインフレは製造業の問題ではない。製造業はディスインフレだ。サービスセクターこそが問題である。サービスセクターのインフレ率の緩和が続けば、9月に利下げがあるだろう。唯一の注意点として、人々はFEDが9月以降に何をするか読み過ぎるべきではない。このサイクルが典型的なものではないと思う。
ー金融情勢は?Moody'sは「金融情勢は特別タイトではない。銀行はプロアクティブにクレジット、マージンの過大を解決しようとしている。利下げがそれらのプレッシャーを弱めるとしても」と言った。別の言い方をすると「利下げが返済遅延の増加や他のクレジットの問題を全て解決するわけではない」だ。
・問題は・・・、ポジティブな面について言うと、credit spreadsはとても狭い。サイクルの中央、中央の初期のようだ。その点で言うと、銀行のクレジット問題は商業不動産に関するもので、長期間の高金利によって引き起こされた。FEDが利下げすれば、少しばかり銀行からプレッシャーを取り除くことになる。少しだけ小企業がカネを借りやすくなる。不動産業にはそれほど大きな影響を与えない。事実として、credit conditions、financial conditionsはとても強固(robust)である。
ー先ほどこのサイクルは典型的では無いかも知れないといった。なぜですか?
・問題は・・・、もしも、完全雇用の辺りにいる限り・・・、失業率が少し上昇したが、これは供給の問題だろう。需要の欠如ではなく。その一方でインフレは未だ問題である。これがWall StreetとMain Street(実体経済)の乖離である。Wall Streetはインフレ率が徐々に2%に向っているのを見ている。Main Streetは過去4年間平均すると、インフレ率が約4.5%であると見ていて、収支を保つのに苦労している。もし私がFEDにいたならば、インフレ問題を地面にねじ伏せることを確実にし、その一方で、新しい政権が出来て新しい政策が作られ、それらの政策を評価しなければいけない。[利下げは]より遅く、より間隔を置く方が良いだろう。
ー経済に心配はないか?今朝、Hershey'sは裁量支出であるチョコレートが、Wayfairは彼らの顧客ベースが弱まっていると言った。
・心配(concern)か?と聞かれれば、Yes。経済は弱まっているか?と聞かれれば、Yesだ。しかし弱まっているのは低~中所得者層である。年間50,000ドル以下の家庭。6000万人の労働者がいる。彼らは収支を保つのに苦労している。彼らがMcDonald'sに行った時、ヴァリューミールを買うが、それ以外は買わない。それとは別の消費者グループがいる。50歳以上で、固定金利で住宅ローンを支払い、金融資産を持っている。彼らの金融資産は増えている。貧富の格差が広がっている。低・中所得層を顧客にもつ企業はプレッシャーを受けている。
その貧富の格差を広げる政策を取ったのは、カプランが在籍していたときのFED(と現政権)ですけどネ!
意訳してまとめると・・・、
・FEDは表面的なインフレ率(CPI)さえ押さえ込めればOK。9月、1回利下げする。
・9月以降の金融政策は、次期政権の政策を評価してから決める(財政支出拡大的・インフレ的なら利下げをしない/遅らせる)。
市場は11月も利下げがあると期待しているようだが、そうならない可能性が高い。
・貧富の格差は拡大している。
低・中所得層&彼らを顧客にしている企業は今も、これからも苦しい。
高所得層・富裕層&彼らを顧客にしている企業は大丈夫。
だ、そうです。
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