塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジム・ビアンコ】最近の株安は金融事象であり経済悪化を示すものではない。債券市場の流動性低下は警告を発している。

塾長です。

昨日(米国8/7)の米株は連続上昇(反発)ならず。8月はこのような調子が続くのかも。

 S&P500、5,199(-0.77%)

 Nasdaq、16,195(-1.05%)

【米国市況】円は対ドル146円台後半、入札不調で国債に売り-株失速 - Bloomberg

  10年債利回りは一時、8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、3.97%を付けた。10年債入札(420億ドル=約6兆1600億円規模)は最高落札利回りが3.960%と、入札前取引(WI)水準の3.929%を大きく上回った。低めの利回りが敬遠された。

  10年債入札での予想を下回る需要は、最近の国債上昇が一巡した可能性を示唆する。メタ・プラットフォームズなど高格付け各社による社債の発行が相次いだことも、米国債への重しとなった。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、75.49

 10年債、3.9680

 ドル円、145.9390

 Bitcoin、55,153

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Disney決算;

ディズニー、動画配信が初の黒字もテーマパーク不振-強弱まちまち - Bloomberg

ウォルト・ディズニーが発表した4-6月(第3四半期)決算は、動画配信サービスが初の黒字化を達成したものの、テーマパークの不振が相殺し、強弱まちまちの内容となった。

  米国内のテーマパークは、コスト上昇と需要低迷が響き、売上高と利益がいずれも市場予想に届かなかった。「ディズニーランド・パリ」は五輪の影響で夏休みの旅行者が減ったほか、「中国のシクリカルな弱含み」にも言及した。

-4.46%

 

 

■〆はジム・ビアンコ@FOX Business;

www.youtube.com

ー次のゲストはXに「過去14日間で世界が終わったのですか?私はメモを受取っていませんが」と投稿したジム・ビアンコです。

 あなたが旅行していてメモを受取れなかったのかも知れませんね。過去1、2週間で多くの事が起きました。

・多くの事が変わりましたね。ビッグピクチャーを見ると、[株式]市場は下がりました。まずそこから話をしましょう。2つの理由が考えられます。米国経済もしくは個別企業のファンダメンタルズを再評価したのか、レバレッジとポジショニングの調整である。私は後者だと思います。円キャリートレード、すなわち、ゼロ金利で円を借り、レバレッジを使って世界中で買っていた。それは巨大な取引だ。FOMCと同じ日、日銀が突然金利を上げたため、多くのプレーヤーが驚き、そのトレードから撤退した。過去2週間に起きたのは、金融的なモノ(a financial thing)である。経済的なモノ(an economic thing)ではない。これは良いニュースだ。

 悪いニュースもある。Wall Streetでは「経済拡張は老衰するのではない。殺されるのだ(Economic expansions don't die of old age. They are murdered.)」と言われる。このような金融的問題が経済を殺す可能性はある。私はこの経済はこれで殺されるとは思わないが、この時点で全て安全ですとは言えない。さらに悪化する可能性がある。大丈夫な経済(an okey economy)において、金融システムの配管工事をしているときに金融的問題が起きたのだ。それが経済に影響を与えるかも知れないので、注意が必要だ。

 

ー市場は先を読む。市場が今日動いているのは、6か月先、12か月先を見ているからだ。雇用統計、ISMが悪化している。データが悪化している。人々は身を守るために防衛的に動くのは合理的か?

・いくぶんかは合理的だろう。私はNo Landingだと思っている。Wall Streetは飛行機の比喩が好きだからそう呼んでいるのだが、要するに経済は大丈夫(OK)だと言う事だ。私は、経済を心配しすぎて過度な利下げをする方が心配だ。それは経済を過度に刺激し、インフレを招くだろう。経済成長よりもインフレを心配していると言う事だ。

 それがどうあれ、あなたは正しい。経済統計は混在したシグナルを発している。雇用統計は弱かった。先ほどあなたの番組でクラウディア・サームを呼び、彼女のルールがリセッション入りを示唆しているかの話をしていましたね。それは大きな議論の的になっている。経済には横潮が起きているということだ。私は楽観的であるが、もしあなたが心配していて、居心地が悪いのであれば、すこしばかり身を引くのが良いだろう。安全のために。あなたが快適でいることがなにより重要だ。

 

ー今朝あなたはBloomberg United States Government Liquidity IndexのチャートをXに投稿していましたね※。スパイクが見られる。グラフが高くなっているのは、流動性が悪化していると言った。流動性は金融市場にとって重要になり過ぎているのか?市場はファンダメンタルズで動いているのか、流動性で動いているのか?

・長期的には、市場はファンダメンタルズで動く。ウォーレン・バフェットのように、株を買って5年後にチェックするのであれば、ファンダメンタルズに沿って動いているだろう。しかし短期的には、1,2か月であれば、テクニカル、ポジショニング、流動性で動くだろう。そのチャートが示しているのは、債券市場の流動性が悪化していることだ。その一部は、キャリートレードの巻き戻しだろう。債券市場は全金融システムにおいてとても重要であるため、債券市場で流動性低下すると、他の予期していない所に悪い事が起きる。大きな将棋倒しになるかも知れない。しかし債券市場の流動性低下は警告である。

 

ー今朝の国債オークションを見ていませんが、10年債と株価の動きからして、不調だったようですね。後でチェックしてみます

・今教えてあげますよ。悪かったですね。

 

 

※:

ということで・・・、

・円キャリートレードの巻き戻しで株が下がった。これは金融的事象であり、経済悪化を示すものではない。私は経済に楽観的だが、金融問題が経済悪化を引き起こす可能性があるので、全て問題は解決したとは言えない。

・もし自分のポジションに不安があるなら、安心できる水準まで減らすべき。

・長期的に株価はファンダメンタルズで動くが、短期的にはテクニカル、ポジショニング、流動性で動く。

・債券市場において流動性が低下している。債券市場は巨大なため、将棋倒し的な効果で予期しない所に影響が出るかも知れない。これは警告だ。

だ、そうです。

 

ーー

ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


米国株ランキング