塾長です。
昨日(米国8/19)も米株は上昇。結局円キャリートレード解消で売られたのは日本株だけだったというオチでした。
S&P500、5,608(+0.97%)
Nasdaq、17,876(+1.39%)
【米国市況】株は8日続伸、パウエル議長の講演楽観-146円台後半 - Bloomberg
原油、74.34
10年債、3.8670
ドル円、146.6930
Bitcoin、59,244
7月 景気先行指数[前月比]、-0.6%(予想-0.3%)
米労働者の失業予想が記録更新、転職への期待も上昇-NY連銀調査 - Bloomberg
■デーリー;
デーリーSF連銀総裁、インフレは制御されていると確信-FT - Bloomberg
なし。
なし。
■AMDがサーバー事業に参入;
米AMD、サーバーメーカーのZTシステムズ買収へ-49億ドルの取引 - Bloomberg
AMDは同事業の設計および顧客チームを維持し、製造部門の売却を検討する。
どこで作るのでしょう?
+4.52%
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ージャクソンホールでパウエルは何を言うでしょう?市場は9月0.5%利下げを期待していて、FED高官たちの発言よりハト的です。
・そうだ、市場はとてもハト的だ。9月FOMCで0.25~0.5%利下げ、年末までに合計1.0%幅の利下げを期待している。私は9月に0.25%利下げして、今年はそれで終了だと思う。人々は直近の雇用統計にビビッてしまったが、多くは天候によるものだ。その他の経済指標がそれを確認している。戸建て住宅着工件数は落ちこんだ。私が正しければ、FEDは9月FOMC前に経済は活発(alive and well)で、労働市場は元気で、インフレは引き続き抑制されているという指標を得るだろう。なので私は0.25%で十分だと思うし、パウエルはそのように伝えるだろう。ハト的ではあるが、市場が織り込んでいるほどではない。
ーこのサイクルにおいて工業のリセッションはあるが、消費者のリセッションは起きていないという説がある。工業のリセッションを示す経済指標が出て、[経済全体の]リセッションが起きると予想されたが、起きなかった。それは株にとって何を意味するのだろうか?短い答えは「上昇し続ける」であろうが、そこにニュアンスはあるのか?
・モノの経済(goods economy)は成長リセッション(growth recession)であった。興味深いのは、ロックダウン後、消費者からモノ需要の急伸を受けた。その後モノ需要は急減せず、フラットになった。ようやくパンデミック前のトレンドラインに戻った。それは悪いことではないが、指標上は良くは見えない。なのでモノ経済は完全なリセッションなのではなく、成長リセッションなのである。一方サービス経済は大丈夫で、テクノロジーが資本支出の半分を占めている。全てを勘案すると、経済は大丈夫(fine)である。
ーあなたは株全体を嗜好しますか?それとも巨大成長株、AI株に傾いていますか?nVidiaのエッジが鈍ることはないのだろうか?
・もしあなたがMagnificent 7にナーバスになっているのであれば、S&P500の中にはそれほどmagnifientではないが、magnificentになる可能性を持っている企業が493社ある。それらはとても良くやっている。Magnificent 7程ではないというだけだ。私は市場全体が値上がる余地があると思っている。私は小型株、中型株にはそれほどエキサイトしていない。中小型株がエキサイトしているのは、多くの利下げが期待されているからだ。私はその中には入っていない。
ー中小型株を買っている人にとっては、FEDがより多くの利下げをする必要があるというのですね。例えば3回利下げだったらどうでしょう?それで十分ですか?
・そうだが、正直に言って、それは織込み済みだ。中小型株に(値上がりが)広がったのち、私は大型株がアウトパフォームすると思う。それはMagnificent 7である必要はなく、むしろ大型株全般が上昇するだろう。
ーパウエルが市場が期待するよりタカ派であった場合、それは買いの機会となるか?
・もちろんだ。私はタカ的(hawkish)とういより、より控えめなハト的(less dovish)だと思うがね(笑)。
ということで、
・直近の雇用統計、住宅着工件数が悪かったのは天候(注:ハリケーン「ベリル」)のせい。9月FOMCまでに経済指標は回復するだろう。
・よって今年の利下げは1回(0.25%幅)のみだと予想している。
・経済は好調なまま(≒企業業績が伸びる)で、株は上昇し続ける。
・中小型株が買われているのは、年内3、4回の利下げを織り込んでいるから。
私の利下げ予想は1回なので、中小型株は上昇しないと思う。
経済が好調を続け、Magnificent7だけでなく大型株全般が上昇すると思う。
だ、そうです。
同じく強気派のトム・リーが中小型株を勧めているのとは真逆。
ちなみにエド・ヤーディーニは毎週経済指標を使い、自説を詳しく解説しているので、詳しく知りたい方はどうぞ;
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