塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】9月リセッション。変動金利債券を固定に移行し始めろ。

塾長です。

昨日(米国8/21)は雇用者数ベンチマーク(速報)が下向きに改定→利下げ観測→株高。円も高い。

 S&P500、5,620(+0.42%)

 Nasdaq、17,918(+0.57%)

【米国市況】株反発、9月利下げ観測強まる-ドル一時144円台半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.94

 10年債、3.7780

 ドル円、144.9080

 Bitcoin、61,187

 

 

経済指標:

米雇用者数、2009年以来の大幅下方修正-年次基準改定の速報値 - Bloomberg

  ベンチマーク改定の発表前の段階では、雇用者数は1年間に290万人増(月平均で24万2000人増)だった。今回の改定を受け、雇用者数の変化を均等に配分したと仮定した場合、1カ月当たり約17万4000人増のペースとなる。

実際の雇用者数は28%も少なかったかも知れないと・・・。

こんな統計出す意味ある?という感じ。

しかもデータ漏洩のオマケ付き;
発表遅れた米雇用改定、一部銀行はデータ入手-電話で直接照会 - Bloomberg

 

 

金融政策:

FOMC議事要旨、「幾人か」の当局者は7月利下げの論拠を指摘 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■小売決算が始まった。Target、Macy'sなど;

米ターゲット、既存店売上高が増加に転じる-定番商品の値下げ奏功 - Bloomberg

メーシーズ、通期売上高予想を下方修正-5~7月は市場予想下回る - Bloomberg

それぞれ+11.20%、-12.91%。

 

 

■昨日はいつも紹介しているアナリストの発言が無かったので、前回FOMC直後のジェフリー・ガンドラックのインタビュー(約2週間前)を引っ張り出してきました;

www.youtube.com

CNBCがアップロードした動画(インタビュー前半)を紹介した記事がこちら;
【ジェフリー・ガンドラック】パウエルは9月利下げのメッセージを出し市場を安心させた。安全資産は短期国債。 - 塾長の資産運用

 

後半部分で何を言ったかと言うと・・・;

  • インフレ率は季節調整済みだが、前半高く出て、後半低くなる傾向がある。それらを考えると利下げの下地は整っている。少なくとも1.5%幅の利下げが1年後までにはある。
  • 9月にはリセッションに入るだろう(注:正確には「将来、我々は”9月にリセッションに入っていましたね”と言う事になる」と言っている)。雇用統計が弱い。離職率が低下している。レジャー・ホスピタリティ領域でさえも。失業率、失業保険申請者数が上昇している。フルタイム労働者がパートタイムで置換えられている。インフレで苦しい消費者が2つの仕事を掛け持ちしている。多くの人から「仕事を失ったが、新しい仕事が見つからない」と聞いている。雇用はラグのある経済指標だが、トレンドは既に悪い方向に変化した。政府の雇用が増えているのは、彼らがデータを良くみせいたいためだ。
  • FEDの利下げは遅すぎる。PCEが2.5、2.6%でFFレートは約300bpt高い。引締め過ぎである。労働市場が悪化している。あるとき「あ、しまった」というレベルを超え、FEDは大きな利下げを余儀なくされる。150bptの利下げは私のベースケースだ。
  • CPIが下がったのでインフレ期待が下がり短期債利回りも下がったが、まだ機会である。私が勧めていたように、過去2年間は変動金利資産が良かったが、それらを戦略的に固定金利の有価証券にシフトしていくべきである。BB銀行ローン[債券]を持っているなら、それをBB固定利率社債に移す、といったことだ。BB社債は簡単ではないが8%のものを見つけることができる。我々は固定利率への移行を今週開始した。
  • ゴールドをまだ好んでいる。ゴールドは地政学の影響を受けている。悪化している。過去数週間を見ただけでも、トランプ暗殺未遂があり、イスラエルへの爆撃があった。もちろん、ウクライナの戦争がある。大統領選挙では候補の入替があった。地政学的にとても危険な時期だ。
  • 米国債務増大による金利支払いに、我々は耐えられない。金利が高いために、借換えするとき300、400、500bptも高い金利となっている。税収に占める利払いの割合が上昇していて、持続不可能だ。利払いは防衛費を上回っており、無視できないレベルだ。社会保障制度を変えるしかないが、それはどちらの候補にも無理だ。しかしミッドタームには議論しなければならない。必要のあるなしに関わらず社会保障を受取れるのが問題だ。これが投資ビジネスと我々の政治システム構造を魅力的にしている。今後5~7年間のあいだに問題を解決しなければならない。それができなければ30年債利回りがリセッションにも関わらず上昇する。リセッションがくれば、政府はカネを刷る。2022年と同じようなインフレのスパイクが繰り返される。長期債を破壊する。財政支出を減らすしかないが、そうするとGDPを直接ヒットする。とても難しい問題だ。正しい人々、頭脳を持つ人に出てきて欲しい。これは孫の世代ではなく、我々世代の問題だ。
  • 私は大統領選挙で誰の支持もしていない。誰かを支持すると言うのはバカだ。政治団体に寄付したことがない。2024年7月31日時点で、選挙人団はトランプ支持が強いようだ。しかし、レーニンだったか、スターリン時代のソビエトでは、何年、何十年も何も起きなかったのに、突然数週間のうちに全てが変わってしまった。それと同じような圧縮された時間にいるような気がしている。シートベルト締めておくべきだ。どうやらFEDに関しては、彼らの仕事をしているようだ。少なくとも、暗号のような形で、正しい事を言っている。

だ、そうです。

 

利回り8%のBB社債がこの世にあるかどうかは知りませんが・・・。

 

 

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