塾長です。
昨日(米国8/22)は大型ハイテクが売られ株安。国債も売られている。
S&P500、5,570(-0.89%)
Nasdaq、17,619(-1.67%)
【米国市況】株反落、FRB議長の講演控え慎重ムード-146円台前半 - Bloomberg
金利スワップ市場は年内に約1ポイントの利下げを織り込んでおり、パウエル議長が実際に大幅利下げに慎重な姿勢を示せば、市場の期待に冷や水を浴びせる格好になる。
原油、73.00
10年債、3.8620
ドル円、146.1600
Bitcoin、60,461
8月 製造業PMI、48.0(予想49.7)
8月 サービス業PMI、55.2(54.1)
8月 コンポジットPMI、54.1(53.1)
7月 中古住宅販売件数、395.0万件(393.0万件)
同[前月比]、1.3%(1.0%)
米企業活動、8月は製造業が年初来の低水準-サービス業は拡大 - Bloomberg
米中古住宅販売、5カ月ぶり増加-ローン金利低下で安定化の兆し - Bloomberg
中古住宅販売在庫は133万戸と若干増えたが、なお新型コロナウイルス禍前の190万戸余りを大きく下回っている。在庫消化に要する期間は4カ月。
米新規失業保険申請、小幅増にとどまる-労働市場の減速緩やか - Bloomberg
失業保険の継続受給者数(8月10日終了週)は4000人増の186万3000人
■シュミッド、コリンズ、ハーカー;
米利下げ前にさらなるデータ見てみたい-カンザスシティー連銀総裁 - Bloomberg
近く米利下げ開始を、「漸進的で整然としたペース」で-2連銀総裁 - Bloomberg
ハーカーのインタビュー@CNBC;
ーフィラデルフィア連銀総裁として最後のジャクソンホールですね。10年間になりますか?
・そう、ほぼ10年だ。
ーフィラデルフィア連銀は労働市場に詳しい事で知られる。労働市場に弱さは見られますか?どのように判断しているのですか?
・ソフトになっているか?と聞かれれば、そうだ。しかし、それはとても高いレベルからの話である。我々はパンデミックから多くのキャッチアップをしてきた。私にとって、これは正常への回帰である。修正を見てみよう※。我々にとっては驚きではなかった。フィラデルフィア連銀は研究を行っており、数値が下がるのを知っていた。想定より多かったが、それほど外れてはいなかった。物事がバランスする方向に向っている。[月あたりの雇用者数の]平均は17万4千人で、良い。2018、2019年がとても良かったのだ。失業保険や転職率の数字などを見ると、労働市場は間違いなくソフト化しているが、それは労働者を確保するのが難し場所からのソフト化である。今夏、私の地区の接点から聞いているのは、2019年に比べて人を見つけやすくなった、と言う事だ。看護師や機械工などのスキルを要求される職においてだ。
ーインフレと雇用のバランスしたアプローチをとるうえで、あなたの見方に変化は?雇用を守ろうとしていますか?
・そうだ。全てはインフレ対策だった。今はインフレと雇用のリスクを同等に見ている。以前より雇用を重視するようになかったか?というと、もちろんだ。
ーそれが意味するところは?
・9月のFOMCで利下げのプロセスを開始する。
ーどれくらいアグレッシブに?
・良い質問だ。これについて今夏何度も話をしてきた。銀行事業家、コミュニティーリーダたちは、「何をやろうとも、系統的に(methodically)、事前予告してやってくれ。我々がそれを吸収できるように」だった。彼らは急激な利上げが必要だと言う事を分かってくれているが「もう2度とやらないでくれ」と言っていた。彼らは「利下げが0.25%なのか0.5%なのかを気にしていない。利下げを始めてくれ、続けてくれ」と言っていた。
ーあなたは0.25%か0.5%かを気にしていますか?
・より重要なのは利下げを開始し、中立金利に向かわせることである、という意味でNoだ。
ーFEDは「(現在の金利が)弱さに対応するための良い位置である」と言っているが、中立金利から大きく離れているのだから、良いポジションとは言えないのではないか?よりアグレッシブな利下げをしなけばいけないのでは?
・データ自身が示している。私は0.25%か0.5%かを決めていない。さらなるデータを見たい。人々が欲しているのは利下げプロセルの開始である。長期債は反応し過ぎている。それが重要なのである。FFレートではない。金利カーブの全体が重要だ。
インフレ率が高いままなのに0.5%利下げに含みを持たせているのは、労働市場の急激な悪化を恐れているからでしょうか。
日銀もこれくらいコミュニケーション力があれば、市場はビックリしないのに、と思わなくもないですネ。
なし。
なし。
■Ross、Workdayが決算;
Ross Stores (ROST) Beats Q2 Earnings and Revenue Estimates
時間外+5.56%
Workday (WDAY) Q2 Earnings: How Key Metrics Compare to Wall Street Estimates
時間外+10.78%
■〆はBofA サヴィタ・スブラメニアン。少しまとめつつ・・・;
- 環境は年初よりもトリッキーである。年初よりも弱気ではないが、超強気というわけでもない。興味深いのは年央からの値上がり株の広がり(broadening out)である。決算に大きな修正があったのはテックと銀行。成長株と割安株という両極端なセクターだ。超巨大株を持っているだけでインデックス(S&P500)をアウトパフォームするのは難しい。我々は値上がり株の広がりが始まるのはもう少し早いと思っていたが、時価総額で重みづけしていないS&P500は、確か2週間前に最高値をつけ、それが始まった。それを堅持すべき。小型株を買うのはまだ早い。
- 巨大株は高すぎると言える。裏を返せば、それら以外のS&P500企業は公正な評価という事だ。平均的なS&P500企業を買う機会だ。多くの企業が市場予想以上の利益を上げている。金利は下がる方向で、リスク資産に追い風だ。平均的な株にとっては健全な場所にいると言える。
- 11月のbinary eventである選挙を心配している(笑)。接戦が続いており、11月にかけて株にとって弱いシーズンが数か月続くかも知れない。
- もし私が今後2か月のあいだ、一つのテーマに絞らなければならないとしたら、大型割安、配当、高品質株を買う。今後数か月、もしかしたら数年変動の激しい市場が続く。株のリターンは株価上昇だけから来る必要はない。古い形式の、トータルリターンを狙うべきだ。そのようなとき、インカム(=配当)を探すべきだ。
- 年末S&'500目標は5,400を維持。
だ、そうです。
「変動が大きい(ボラが高い)」と言う時、字面的には上か下かを示していませんが、彼ら(Wall Streetの人達)は株がガンガン値上がりする時にその表現は使わない。
なので、彼女は「株が下がる、良くてヨコ」と考えてる様子。なので、株の値上がりではなく、配当を狙え、と言っている(立場上「株が下がるので、売れ」とは言えない)。
ーー
ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m