塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【シーゲル教授】9月利下げ幅は重要ではない。来年6月までに中立金利水準であれば十分だ。【トム・リー】短期的に季節性、FED、選挙で市場が荒れても、12か月後の株価は間違いなく上昇している。

塾長です。

昨日(米国9/13)は(も?)楽観主義者が市場をリード。9月FOMCで50bot利下げがあるとの思惑(単なる願望)から株高、国債利回り低下。そして円高

 S&P500、5,626(+0.54%)

 Nasdaq、17,683(+0.65%)

【米国市況】円今年の最高値、一時140円付近-米大幅利下げ観測が復活 - Bloomberg

  市場が織り込む50bp利下げの確率は13日に40%に上昇。今週初めの段階では4%だった。この動きを背景に米国債相場は上昇した。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、69.24

 10年債、3.6500

 ドル円140.7640

 Bitcoin、60,638

円が続伸、一時140円20銭台で年初来高値-日米金利差の縮小観測 - Bloomberg

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が12日、政策当局者は単に25bpではなく、利下げ幅を決めかねていると報じたことで50bpを見込む取引が活発化した。

 

 

経済指標:

 9月 ミシガン大学消費者信頼感指数、69.0(予想68.2)

米消費者マインド、4カ月ぶり高水準-1年先インフレ期待が低下 - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

バイデン米政権、対中関税引き上げを最終決定-9月27日に発効 - Bloomberg

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

■〆は皆大好きジェレミー・シーゲル教授と強気派トム・リーの2本立て;

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ヘッジファンドの巨人、ジョン・ポールソンの発言を聞いてもらいたい。

(ここでポールソンのビデオ挿入。『まず最初に、FEDは少し遅れを取っている。金利は5と1/4以上で、インフレ率は2.5%に落ちた。すなわち、実金利は約3%にもなる。彼らは十分なデータを見ただろう。彼らは金利を下げ始められる。アグレッシブな方が良い。私なら25ではなく、50bptの利下げをする』)

 どのように思いますか?FEDの計算は?

・私は100%賛同するが、[FEDは50bpt利下げを]しないだろう。50bpt利下げするためには、来週初めに出る小売売上高がとても悪くなる必要がある。あなたもご存じの通り、私はアグレッシブな利下げを支持してきたが、パウエルの熟考は25bptだ。一つ興味深いのは、素晴らしいと言っても良いのは、来年である2025年6月切りのFFレート先物は3%で取引されている。それは9回以上の利下げということだ。リスク・プレミアムを取り除くと、7回の利下げとなる。興味深いのは今から来年6月までに7回のFOMCがある。25bptの利下げを毎回のFOMCでやるということになる。そうすれば3.5、3と3/4%の金利となり、私の主張である「FFレートは3.5~4%の間にあるべきだ」に適合する。

 

ー市場は深読みし過ぎるものだし、「もしこうなったら」という思い込みを織り込むものだ。その一方で、過去2日間で、WSJやFTが50bptに傾いているような記事を出し、元FED高官であるメスターやダドリーが50bpt利下げの可能性について発言している。今日の市場は『FEDが50bpt利下げするのは経済が悪くなるからではない』と考え始めたようだ。『全てを手に入れられる。回復力のある経済と利下げのサイクルが両立する』のだと。これは理にかなっていますか?

・理にかなってはいるが、私はロレッタ(・メスター)を良く知っている。彼女は「case could be made」と言っている。これはニュースには違いないが、彼女は利上げ局面で強硬なタカ派だった。多くの「could be made」がある。グールズビーもそうだ。しかし、私はPPI、CPIが[大幅利下げをするには]高過ぎると思う。実データは、中庸な経済の中で、保たれている。私があるべきところに素早く金利を下げるべきだと主張しているが・・・、市場は「あるべきところに金利が低下するのが少し遅れて来年6月になるかも知れないが、俺はそれで良いよ」と言っているのだと思う。

 

 

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ー今日の小型株は良かったが、9月のスタートは厳しかった。それは過ぎ去ったことか?

・多分視聴者は選挙があるまでの8週間どうなることかと混乱していると思う。私は、ホワイトハウス入りするのが誰も知らないので、チャレンジングな期間になると思う。しかし、いくつかのサポート要因がやってくる。来週FOMCFEDは利下げする。インフレに関するデータがサポート的(=期待通りに下がる)であり、労働市場に関するデータがサポート的であれば、市場に確信を与えるだろう。FOMCに向けて株高になると思う。その後2週間も株高が延長されるかも知れない。

 

S&Pが5,300~5,700のレンジに留まるためには、50bptの利下げが必要か?

・25か50か?というより、それがハト派的なのか、タカ派的なのか?によると思う。パウエルはインフレが目標に向かっていると言い、利下げ幅がいくらになろうとハト派的に受け取られ、株にポジティブになると思う。しかし、それがFOMCメンバーを無理やり引き連れているように見られたり、ハードランディングの可能性が言及されれば、市場はそれらをネガティブな情報と捉えるだろう。私のベースケースはポジティブだが、悪く取られる可能性もあると言う事だ。

 

FEDはその方向性にあるようだ。利下げによって興奮し過ぎないでもらいたいと思っている。

・そうだが、市場は、FEDがインフレが2次的な心配事になったのを好感している。リセッションにならない間に、労働市場をサポートするのが、とても重要である。しかし、あなたは正しい。FEDが利下げに後ろ向きであると感じられれば、市場にはネガティブだ。

 

FEDや選挙にかけてナラティブのシフトはあるだろうか?

・短期的には、我々は視界(visibility)を失う。視界を失えば、人々は恐れ、投資に手を出さない。しかし、今後12か月を考えれば、人々は自信を持つべきである。FEDは利下げする、経済はソフトランディングか、ノーランディングだ。6、9、12か月後に値上がりしている可能性はほぼ100%だ。それに、選挙後にはほぼ常に株高が起きる。11月、12月は良いだろう。私は、どちらの候補者の政策も来年市場が値上がるのに十分だと思う。今タービュランスはあるが、その後は良好だろう。

 

ートレーダーにとっては厳しい月だ。通常、月始めが悪ければ、その月の成績は悪い。しかし、今月はそうなっていない。

・あなたは正しい。過去の9月1週目に最も下がった10回を取ってみると、2.5%以上下して、その10回のうち10回がポジティブに終えていない。最悪の20回を取ってみても、20回とも下げて終えている。しかし、10回のうち3回は月間を通すとポジティブにならなかっただけで、5日目までの水準に戻している。季節性は奇妙なものである。私は来週のFOMCがより大きな要因になると思う。月間を支配する要因となり、市場をサポートしてくれるかも知れない。

 

ー巨大株 vs. 小型株はどうか?nVidiaは戻している。Apple時価総額レースをしている。今日は襟外だが、小型株は苦しんでいる。どちらが市場への影響が大きいか?

・どちらも重要だ。異なる投資家の見立てがある。投資家は最高の企業の株を持ちたい。これが最も重要なテーマである。それはnVidiaであり、Appleだ。どのようなサイクルでも機能する。しかし、市場が金利が中立に戻ると信じた時、それは資本コスト、住宅ローン金利、自動車ローン金利に影響する。これは景気循環株、特に小型の株にとってとても大きな追い風となる。それゆえ、私は、今後12か月、小型株が値上がる可能性がとても高いという知識・経験に基づいた賭け(educated bet)を行っている。今から年末にかけても良いはずだ。

トム・リーは長らく小型株推しなのだが、あまり賛同してくれるアナリストは多くない模様。結局、株は人気投票なので厳しそう。

 

 

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