塾長です。
昨日(米国10/9)は、FOMC議事要旨が出て、ボウマンの他にも25bpt利下げを主張していた者がいた事が明らかになり(=タカ派的だった)、株安・・・と思いきや株高。あれ?
S&P500、5,792(+0.71%)
Nasdaq、18,291(+0.80%)
【米国市況】S&P500再び最高値、円は149円台に下落-CPIに焦点 - Bloomberg
原油、73.41
10年債、4.0670
ドル円、149.2380
Bitcoin、60,720
8月 卸売在庫[前月比]、0.1%(予想0.2%)
■FOMC議事要旨;
FOMC議事要旨:利下げ幅巡り活発な議論、大幅利下げに異論も - Bloomberg
9日に公表された議事要旨によると、「一部の参加者はこの会合で政策金利のレンジを25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げる方が好ましいとの認識を示し、その他の数人はそのような決定を支持していたであろうことを示唆した」。ただ、利下げ自体は適切だと全ての参加者が考えていた。
25bpt利下げを主張した”一部の参加者”はボウマン。今のところ”その他の数人”は口をつぐんでいる。
■コリンズ、ローガン;
ボストン連銀総裁、0.5ポイント利下げは「賢明」だった-リスク考慮 - Bloomberg
ダラス連銀総裁、緩やかなペースでの利下げ支持-経済の見通し不確実 - Bloomberg
なし。
なし。
■注目決算なし。
■CitiがRoyal Caribian、Norweigian Cruise Lineをアップグレード;
Royal Caribbean, Norwegian Rocket On Target Hikes; Lead S&P 500
これら個別株には興味ありませんが、米国の旅行需要の好調さが伺われる。
逸話的に「米国消費者は物価高で苦しんでいる」と語られているのは逸話(個別の出来事)でしかなく、経済全体でみればソフトランディング(or ノー・ランディング)に向かっている模様。
■〆は半導体アナリスト ステイシー・ラスゴン;
ーnVidiaのAIサミットはワシントンD.C.で開催され、今日閉幕する。株価をほぼ最高値に押し上げた。nVidiaは単なる半導体企業にならないために、エネルギー効率化とソフトウェアにフォーカスしている。その傍らでFoxconnがBlackwellのキーコンポーネントを作る世界最大の製造工場をアナウンスした※。
D.C.のサミットで新たに知り得た事は何か?株価はほぼ最高値だ。
・人々はnVidiaのストーリーに興奮している。決算日が近づき、Blackwellの量産が年末・年始に始まる。全ての発表やコメントから分かるのは、Blackwellの需要がとてつもない(off the charts)と言う事だ。通常、nVidiaの長期の製品サイクルの初期にnVidia株を持っているのは良いことだ。今がまさにその時である。人々はそれに興奮している。
ーテクニカル分析でしかないかも知れないが、ケイティー・ストックトンは「(nvidiaの株価は)レンジで推移するかもしれないが、100ドル以下に落ちる」と言っていた。
・nVidiaの株価が100ドル以下になったのは、Blackwellのデザインに問題があり、生産の遅れがあるとされた時だ。結局それは比較的素早く解決できた。結局何でもなかった。それが最後に100ドル以下になった時だ。どうやら全ての数値は上方向に向っているようだ。年末に向けてBlackwellの量産が始まり、株価もそうなるだろう。
ーPEはどうか?このような成長をする企業に対してどのようなマルチプルを付けるのか?
・マルチプルはそれ程高価ではない。売り方は[一株当たり利益を]$4かそれ以上[と予想している]。買い方は$4.50~$5である。サプライチェーンの話をきいて、供給が需要を満たせるようであれば、数字はもっと大きくなる。数字が修正されれば・・・、株価は$130で、マルチプルは30台中盤。それは現実的な値だ。以前も指摘したように、1.5年前にnVidia株価上昇が始まる前よりも、割安である。株価は上昇したが、利益がそれ以上に伸びたからだ。もし数字を保てるのであれば、だ。そこに議論がある。数字が巨大になり、急激に伸びた。それは持続可能なのか?それが問題だ。しかし、今はどうやら、先ほど言ったように、数字は上方向だ。
ー歴史的に言えば、新しい半導体が出るとマルチプルが大きくなるが、循環的なものだから、時間が経てば落ちついてくる。しかし、強気派の中にはこれは循環的では無いという者もいる。半導体の景気循環はどうなっている?
・半導体業界のその他の部分を見てみると、上昇に転じた年となった。しかし、健全とは言えない。メモリーは大きく成長した。それはメモリーが去年酷かったからだ。価格上昇により需要が減退していて、彼らは生産を抑制していた。(今年の)メモリーはgoodということだ。PC、スマホはOKだ。多分大きな成長は望めない。PC向けCPUの在庫が心配。データセンターは・・・、AIの需要は驚くほどだが、伝統的なデータセンター向けのCPU、ネットワーキングはとても弱い。工業向けはずっと弱い。一部を除いて回復は見られない。自動車は落ち始めている。もしかしたら大幅かも知れない。多くの自動車メーカーがマイナスの事前アナウンスをしている。一般的に言うと、AIを除いてしまえば、ファンタスティックとは言えない。しかし、AIの需要は需要が供給を超えていて、彼らは作れるモノを全て売り尽くしている。nVidiaはそこにいる。
ーnVidia株価は過去2年間で2,000倍となった。あなたの目標株価の150ドルまでもう少し距離がありますね。
ということで・・・、
・nVidia新型GPUであるBlackwellの生産遅れが心配されていたが、どうやら年末・年始ごろに量産が開始できそうだ。
nVidia株の過去の歴史上、製品サイクルの初期に株を持っていると、値上がる。今がその時だ。
・nVidiaの一株当たり利益は、弱気なアナリストで$4+、強気なアナリストは$4.5~$5を予想している。株価が$130辺りなので、PERは三十数倍。それは以前よりも低い値だ。目標株価は$150。
・AIを除いた半導体業界は、今年上昇に転じたと言えるが、中身を見ると健全とは言えない。メモリーが伸びたのは去年の反動でしかない。PC、スマホは微成長。工業向け弱い。自動車は弱くなりそう。しかし、AIへの需要は半導体業界全体を牽引するほど規格外に大きい。
だ、そうです。
逆に言うと、半導体業界はAI需要で成り立っているのですネ。(だから売るべきと言っているのではなく、AI需要が収まった後、別方面の需要が増えればOK)。
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