塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ステイシー・ラスゴン】AMDは投資家の期待(AI)と違う場所(PC)で頑張ってしまった。

塾長です。

昨日(米国10/29)、S&P500はかすかに上昇。中身を見てみると、ハイテクがアゲているだけで、他は全滅。

債券はあまり動かず、原油は安い。

SPDR sector ETF 2024/10/29 - Yahoo Finance

 S&P500、5,832(+0.16%)

 Nasdaq、18,712(+0.78%)

【米国市況】円は小幅安、153円台前半-ナスダック総合が最高値更新 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、67.46

 10年債、4.2740

 ドル円、153.1950

 Bitcoin、72,549

 

 

経済指標:

 9月 卸売り在庫[前月比]、-0.1%(予想0.0%)

 8月 ケースシラー住宅指数(20都市)[前年比]、5.2%(4.85%)

 9月 JOLTS、744.2万人(493.0万人)

 10月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、108.7(99.2)

米求人件数減少、21年1月以来の低水準-レイオフ増加 - Bloomberg

米消費者信頼感、2021年3月以来の大幅上昇-全ての予想を上回る - Bloomberg

  雇用が現在豊富にあるとの回答が全体に占める比率は前月比3.8ポイント上昇と、21年6月以来の大幅上昇。仕事を得るのが困難との回答比率は16.8%に低下した。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■McDonald's、Alphabet、AMD、Visaなどが決算;

マクドナルド、7-9月既存店売上高は予想下回る-米国以外で苦戦 - Bloomberg

-0.60%

 

アルファベット、7-9月売上高は市場予想上回る-クラウド成長 - Bloomberg

時間外GOOG +5.56%

 

AMD株急落、AI用半導体の売上高見通しは一部の期待に届かず - Bloomberg

時間外-7.47%

 

ビザの7-9月利益、予想上回る-クロスボーダー決済増加 - Bloomberg

時間外+1.69%

 

 

■〆はBernstein ステイシー・ラスゴン。AMD決算について;

www.youtube.com

AMDが決算を受けて7%ほど下げている。利益は市場期待に一致、売上は上回ったが、ゲーミングが期待外れだったようだ。

 ゲームは崩壊している。それが株価を下げたのか?

・いや、それが株価を下げたのだとは思わない。ゲームは注目されていない。誰もがゲームがダメなことは知っていた。問題は、データセンターが予想を上回った幅は少しだけでしかなく、予想以上だったほとんどの原因はクライアント[Cである。ガイダンスは市場予想に一致もしくは少し下回った。すなわちPCの強さは継続するが、データセンターが市場予想を上回る幅が小さいのだ。人々はAIに関して強いガイダンスが強く出ることを望んでいた。このガイダンスでは、大きなアップ・サイドは望めない。また決算に向けて株価が上がっていた。それが起きていることだ。ゲームは関係ない。

 

ーそうですか。リサ・スーは発表文の中で「計算力に留まることを知らない要求がある」と書いている。決算結果にそれが現れるまで時間の問題だということか?

・わからない。それが問題だ。データセンター・サーバーの数字は弱い。CPUシェアを奪っているのは助けになっているが。組み込みビジネスは、PFGAをやっていたXilinxを数年前に買ったものだが、景気循環型で回復しているが、その速度は遅い。人々が気にしていたのはデータセンター・セグメントの中のAIビジネスなのだ。以前のガイダンスでは「$4.5B以上」と言っていたが、市場の期待は$5B+だった。そこを聞いてみたい。

 より重要なのは、来年どうするのか?だ。AIビジネスを伸ばすために何をするのか?それがAMD株を持つ理由なのだから。ガイダンスには、そこが書かれていなかった。決算会見ではそこに質問が集まるだろう。このように期待が大きい中で、軽いガイダンスを出すべきではなかった。PCは人々が望む場所ではない。期待と違う場所に強さを見せたということだ。

 

ーなるほど。先月リサ・スーが番組に出て、来年後半に出る次期GPUについて語りました。そこで疑問がわきます。nVidiaには大きな堀がある。新型GPUが出れば、あなたは株を買いますか?

・わからない。彼らはパフォーマンスを出しているが、最初に出たものについては注意が必要だ。問題は、nVidiaの既存チップと比べていることだ。AMDの新型チップが出る6か月、9か月後にはnVidiaは彼らの新型を出している。時間軸でいうと、nVidiaは1年先行している。そのうえ、ソフトウェア、ハードウェア、エコシステムにおいてnVidiaは強い。AMDはそれらを強くしようと頑張っているが、難しいことだ。nVidiaの堀が弱まっているようには思えない。それは結果からも明らかだ。AMDを悪く言うつもりはない。AMDのAIビジネスは、1年前はゼロだった。そこから育てたのだ。ただ、カネの流れはAMDではなくnVidiaに向いているのは明らかだ。

ということで、

AMDはPCビジネスを伸ばしたし、これからも伸びると言っているが、投資家の期待はデータセンターの中のAI(GPU)であった。そこが弱かったし、ガイダンスも弱かったので、決算に向けて値を上げていた株価が下落した。

 ゲーム(PC向けGPU)が弱かったのは織り込み済みだった。

 決算会見では「データセンター内のAI分野をどのように伸ばすのか?」に質問が集中するだろう。

nVidiaのモートは深く、AMDが埋めるのは難しいだろう。

だ、そうです。

 

AMD株価、年初来はこの通り。+12.78%;

AMD YTD 2024/10/29 - Yahoo Finance

nVidiaは年初来+185.23%なので、物足りないどころの話ではない(投資家にとってみれば)。

 

ここ数か月AMD CPUを搭載したパソコンの値段が(円安にも関わらず)下がっていたので、「在庫処分たいへんそうだなぁ」くらいに思っていましたが、このような背景(AI売上げが振るわないので、PCで頑張る)があったもよう。

実は今月、会社で1台、AMD搭載ラップトップを買いました。今、そのPCでこのblogを書いています。

競争があるのは素晴らしい(消費者にとっては)。

 

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