塾長です。
昨日(米国11/4)の米株・債券は選挙直前でガタガタした動き。投票は米国11/5(火)、即日開票だが結果が出るのは・・・いつになることやら。
S&P500、5712(-0.28%)
Nasdaq、18,179(-0.33%)
【米国市況】ドル全面安で152円台、ハリス氏リードの調査-株反落 - Bloomberg
原油、71.64
10年債、4.3090
ドル円、152.1330
Bitcoin、67,809
9月 製造業新規受注[前月比]、-0.5%(予想-0.4%)
9月 耐久財受注[前月比]、-0.7%(-0.8%)
9月 耐久財受注コア[前月比]、0.5%(0.4%)
なし。
なし。
なし。
■Marriott、NXP、Palantierなどが決算;
Marriott trims 2024 profit forecast on sluggish China domestic travel demand
Marriott International (MAR.O), opens new tab cut its annual profit forecast on Monday as weak domestic travel in China overshadowed strong group and international demand, sending its shares down 2% in late morning trading.
Hotel operators have signaled weak demand in the world's second-biggest economy nation during the reported quarter amid efforts by the government to boost consumer sentiment and restricted pricing power.
-1.59%
NXPセミコン株下落、売上高と利益見通しに失望感-自動車低迷響く - Bloomberg
時間外-5.30%
米パランティア、営業利益予想を上方修正-AI需要「揺るぎない」 - Bloomberg
時間外+12.80%
■Wall Streetで唯一(?)の弱気派 マイク・ウィルソンが強気見通し;
【米国市況】ドル全面安で152円台、ハリス氏リードの調査-株反落 - Bloomberg
ウィルソン氏は4日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューでS&P500種について「投資家をうろたえさせるようなことがそれほど多く発生せず、センチメントが良好なら、6000に届く可能性がある」と予想した。
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また、株価を押し上げる明確な材料は見当たらないとし、年が明ければ株式市場の熱は冷める公算が大きいと警鐘を鳴らした。
マイク・ウィルソンは強気相場の中の弱気派、いわゆる逆神なので、強気化は素直に喜べません・・・。
■〆はトム・リー。選挙前なので、選挙について。めずらしくバフェットについてもコメントしている;
ー前回番組に出演したとき、「トランプ・トレードがとても強い」と言っていました。多くがその強さを保てていない。DJT(Trump Media & Technology Group)は反転、Bitcoinも反転した。賭け市場はトランプ有利の確立が下がった。選挙に対する見立てや意見を変えますか?
・過去4、5日間は賭け市場でも、世論調査でも、差は縮まっている。多くの人は世論調査を信じていないが、世論調査に対する修正の精度は高く、とても接戦になると思う。先週、我々が顧客に対して聞き取り調査を行ったところ、76%が選挙日当日に候補者が勝利宣言をすると思ってなかった。43%が1週間後になると予想した。市場はこの不確実性に備えているのだと思う。だから多くのトレードが逆転したのだ。
ーいくつかの商社が今週のソフトウェア・アップデート計画を延期したと聞きました。
・そうだ。この1週間は心配が多いだろう。私が思うのは、選挙結果が確定する前の今週末が恐怖のピークだ。
ー多くの女性が事前投票に行っているそうだ。DJT、Bitcoin、賭け市場がトランプ勝利から引いている。賭け市場の参加者のうち、女性は少ない。Bitcoinをトレード、所有ではなく、トレードしている女性も少ない。DJT株についてもそうだろう。これについてどう思いますか?(「賭け市場やBitcoinの上昇を見て、トランプが勝ちそうだと考えたのだとしたら、(ハリスの支持が多いであろう)女性の意見(投票)を見逃すことにならないか?」と質問している)
・そうですね。アイオワ州の世論調査によると、高齢女性が大きく[調査結果を]変化させたようだ※1。接戦となり、流動性の変化に反応するだろう。誰が勝つか知っていると言う者は運命を弄んでいる。
ー事前投票、郵便投票を数えるのには時間がかかる。
・私も投票したのは先週だ。多くの人と待たなければなからなかった。
ー議会はグリッドロックになりそうだ。まだ強気ですか?
・私が強気な理由は、選挙前に人々がリスクを減らし、キャッシュを横に置くからだ。ファンダメンタルズはよかった。決算はよかった。FEDはハト派的だ。誰が勝とうとも、両院が1つの党に支配されようとも、市場は上昇するだろう。年末にかけてラリーが起きる準備が整っている。それが11月に始まるかどうか?は・・・、我々にはわからない。
ーバフェットはAppleも銀行株も売って、現金にしている※2。
・一つの理由は、税制の変更があるので、キャピタルゲインを今年中に出しておきたかったのだろう。しかもキャッシュを持っていてもコストがかからない。5%の利回りだ。しかし利回りが下がる傾向だ。そのようなプレッシャーがあったのだろう。
※1:「アイオワをなめるなよ」、驚きのハリス氏リードに奮い立つ民主党 - Bloomberg
まとめると・・・、
・前回出演時「トランプが勝ちそうだ、トランプ勝利を前提にしたトレードが起きている」と言ったが、現在は接戦であり、どちらが勝つか分からない。
・誰が大統領になろうとも、議会の多数政党がどうなろうとも、ファンダメンタルズや利下げが後押しとなるので、株式市場は年末に向けて値を上げる。それが11月に始まるかどうかは分からない。
・バフェットがAppleや銀行株を売った理由の一つは、来年税率が上がるからだろう。しかもキャッシュ(=短期国債やMMF)として持っていても、5%の金利が得られる。
だ、そうです。
「11月から株のラリーが起きるか分からない」というのは、「11月は値下がるかも」と言っているのに等しい。別の言い方をすれば「11月に株安が来れば、買い」。
Polymarketによるトランプ(赤) vs ハリス(青)勝率変化がこちら;
現在、トランプ59%、ハリス42%で、まだトランプ優勢。
しかし、10月30日に付けたトランプ67%、ハリス33%よりは接近している。
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