塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【マイク・ウィルソン】DOGEが成功すれば民間経済は浮揚する。AIは設備からソフトへ。一部は金融にも。

塾長です。

昨日(米国2/11)の米株はS&Pヨコ、Nasサゲの別行動。

 S&P500、6,068(+0.03%)

 Nasdaq、19,643(-0.36%)

【米国市況】国債利回り上昇、FRB議長の証言後-ドル152円台半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、73.19

 10年債、4.5370

 ドル円、152.51

 Bitcoin、95,711

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■パウエル議会証言、ウィリアムズ、ハマック;

パウエルFRB議長、利下げ急ぐ必要ないと改めて表明-議会証言 - Bloomberg

ニューヨーク連銀総裁、インフレ率2%に向けて低下へ-時間はかかる - Bloomberg

クリーブランド連銀総裁、金利は「当面」維持-インフレ低下待ちたい - Bloomberg

 

 

財政政策:

■ベッセント;

米財務長官がウクライナ訪問へ、重要鉱物へのアクセス確保狙う - Bloomberg

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■KO、MAR、SMCIなどが決算;

Coca-Cola Stock Rises 3% as Earnings & Revenues Beat Estimates

+4.73%

 

Marriott Stock Slips on Soft Outlook for Room Growth, Profit

The company sees current-quarter adjusted earnings per share (EPS) in the range of $2.20 to $2.26, and full-year adjusted EPS of $9.83 to $10.19. Analysts surveyed by Visible Alpha were looking for $2.35 and $10.58, respectively. Marriott's net room growth expectation is for a gain of 4% to 5%, while the Visible Alpha estimate was for 5.23%.

期待が高すぎただけ?

-5.40%

 

Supermicro Says It Expects To Meet Filing Deadline as Preliminary Q2 Results Underwhelm

相変わらず動きが怪しい。

時間外+7.59%

 

 

■〆は弱気派から強気に転換したマイク・ウィルソン;

www.youtube.com

ー次のゲストは、今後3~6か月間、市場は変動が大きい(choppy)だ、企業利益の回復が年末S&P500目標6,500達成に必要だ、と言っている。マイク・ウィルソンです。

 あなたが今後数か月choppyだと言ってるのは、長期的な投資のためにサゲ(dip)を待つべき、今は何もするな、と言っているのか?

・まったくそうではない。我々はこのcallを10~11月に行った。当時の短期的目標は6,100だった。多くのニュースが出てきている。我々は、(トランプ政権の)政策は短期的に成長にネガティブだと考えている。移民抑制や、関税賦課のことだ。それらはノイズであり、今はそれらを消化しているだけである。その下では、金融株が上昇し、値上がりがある程度広がっている。ソフトウェアを半導体よりも買い越すという我々の戦略はうまく行っている。(AIの)アプリケーションレイヤーが作られると考えたからだ。それはDeepSeekによって確認された。

 

半導体のゲームは、一時停止しただけだと思うか?それとも終わったのか?

・一時停止だ。半導体は循環的である。AIのぞ退けば、半導体の資本投資は弱い状態が続いている。DeepSeekがAIの興奮を新たなレイヤー、フュージョン、アプリケーションに引き上げる可能性がある。それが機会である。ソフトウェアスタックだ。

 

ーあなたには以前、企業業績が悪くなり、リセッションになると心配していた時期があった。それは起きなかった。我々は経済サイクルを管理する方法を学んだのだろうか?それとも、リセッションが起きなかっただけで、それは目前に迫っているのか?

・去年、いくつかの事が起きた。我々がミスしたのは、予想できたとも言えるが、rolling resessionである。多くの産業でリセッションが起きた。過去2年間でリセッションだったのは、住宅、自動車、製造業、消費者向け製品である。

 

ーということは、我々は清算日に近づいているのではないと?

・そうだ。今年興味深いことが起きるとしたら、政府のリセッションだ。それは失業率を引き上げる。

 しかし、それは残りの経済にとって悪いことではないかも知れない。なぜなら、彼らは既にソフトなリセッションに陥っているからだ。実際、これは強気のケースだ。政府が縮小し、クラウディング・アウトが止み、いつかの時点でFEDが利下げし、株の値上がりが広がるかも知れない。

 

ーあなたが描写したことは、まるでシンフォニーのように聞こえます。実際に起きると思いますか?

・彼ら(トランプ政権)はそれに取組んでいる途中だ。トランプ政権で最も過小評価されているのはDOGEである。その周辺には多くの懐疑論がある。しかし、それは起こり得る中で最も強気ケースなのだ。

 

ークリス・マーフィーは、トランプ政権は自由世界の終焉であり、憲法上の危機であると言っていた※。それにはとても恐怖を感じました。

・私が聞いた中で最も興奮できる話でもある。1990年台、とても強い強気相場があった。私の考えでは、それに火をつけたのは、1994年に起きた政府予算のディールでる。今、米国がバランスの取れた予算を組めるかどうかは分からないが、それに向けて進歩は出来る。それは民間経済を開放するだろう。

ークラウディングアウトが起きているということか?

・その通りだ。100%確信を持っている。

 

ーそれはとても逆張り的だ。多くの人はDOGEを経済を持上げるバネになるとは見ていない。

・多くの人はDOGEに懐疑的だと思う。投資家はとても懐疑的だ。とても難しいからだ。

 

ー彼らは実際いくら支出を削減できると思いますか?

・米国は支出を多く削減する必要はない。凍結するだけで良い。米国の支出は経済成長を超えている。その速度を遅くするだけで良い。それがクラウディング・アウトを起こしている。多分金利を高止まりさせているのもそれが理由だ。

 

ー短期的に財政問題を解決しなければ、長期金利は上がると思っているのですか?

・そうだ。去年後半、金利は上がるのを見た。我々が6,100が可能であるとcallした時、共和党・トランプ勝利は成長にとってポジティブだが、金利にとっては素晴らしくないと考えていた。市場は、今、それに疑いを持ち始めているようだ。彼らは成功するかも知れない、と。我々は単にその結果を知ることができないし、混乱があるだろう。だから我々は市場が今後3,4か月、choppyになると言っている。我々が答えを知らないからだ。しかし、これが方向性である。

 

ーあなたが避けている場所はありますか?

・質の悪いビジネスには圧力がかかっている。

ー質の悪いビジネスには常に圧力がかかっているのでは?

・常にではない。2021年、インフレが上昇したとき、彼らは並外れて素晴らしかった。秋には、少しばかり質の悪いビジネスが値上がるのを見た。リスクを取りに行ったのだ。去年の夏、リセッションが起きるかも知れないと恐れられた。その後FEDが0.5%幅の利下げを行い、秋に質の悪いビジネスが買われた。彼らは後ろのシートに戻ると思う。我々はそれらを避けている。

 

ー最後に、半導体の一時停止に関した質問をしたい。それはデータセンターにまで影響するか?

・AIへの資本投資は減速している。資本投資の成長率がマイナスになっているのではない。減速だ。しかし、株はマージンの世界に住んでいる。2次的派生物だ。それがこの領域に重しをかける可能性はある。データセンター、発電、公益と言った領域だ。彼らは少し行き過ぎている。これは他の領域に機会を作る。例えば金融だ。カネは流動性のあるところに流れていく。

 

※:Democrat's meltdown about Elon Musk's DOGE takeover on ABC News goes viral | Daily Mail Online

The Connecticut lawmaker has been on the frontlines with other Democrats in recent days as he claims the United States is facing a constitutional crisis with the Trump administration's effort to freeze funds and close agencies.

ということで・・・、

・今後3、4か月、トランプ政権の移民政策や関税がニュースとなり、市場は荒れるだろう。

 多くの人はDOGEを疑っているが、私は彼らが政府支出を抑制し、クラウディングアウト(政府が出しゃばって、民間企業の活動を抑制すること)をやめさせてくれると願っている。もし実現すれば、政府職員は減って失業率は上がるかも知れないが、民間企業は浮上し、株価を押し上げるだろう。

 1990年代に強気相場のきっかけとなったのは、1994年の(クリントン政権の)財政赤字削減だと思っている。それと同じようなことが起きるだろう。

・これからAIで値上がりするのは、アプリケーション・レイヤーである。半導体、データセンター関連への設備投資は減速している。

 また、今まで半導体や設備関連を買っていたカネは、流動性を持つ金融などに向かうだろう。

と言っています。

 

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