塾長です。
昨日(米国2/12)は1月 CPIがジャンプアップ。金利上昇。株はボチボチ。
S&P500、6,051(-0.27%)
Nasdaq、19,649(+0.03%)
【米国市況】国債利回り急上昇、強い米CPIで-円2カ月ぶり大幅安 - Bloomberg
原油、71.21
10年債、4.6370
ドル円、154.27
Bitcoin、97,968
1月 CPI[前月比]、0.5%(予想0.3%)
同[前年同月比]、3.0%(2.9%)
1月 CPIコア、0.4%(0.3%)
同[前年同月比]、3.3%(3.1%)
遠ざかる追加利下げ、米CPIは予想上回る-住居費や食品上昇が影響 - Bloomberg
1月は食料品価格上昇の影響が大きかった。その3分の2は卵の価格上昇による。卵は15%余り値上がりし、2015年6月以来の大幅となった。コア価格指数に目を向けると、処方薬と自動車保険、航空運賃の価格が上昇。ホテル宿泊料金と中古車も価格が上がっており、ロサンゼルス近郊の大規模な火災が影響したと考えられる。
サービス分野最大の項目である住居費は、1月に0.4%上昇。このうち帰属家賃(OER)と家賃はいずれも0.3%上昇した。
■パウエル議会証言、ボスティック;
パウエル議長、FRBの仕事は終わっていない-CPI統計受け - Bloomberg
アトランタ連銀総裁、FRBは金利調整前にトランプ政策の見極め必要 - Bloomberg
なし。
■今日のトランプ;
ウクライナ停戦交渉開始、米ロ首脳が合意-米政策は大きな転換点に - Bloomberg
トランプ米大統領、金利引き下げを要求-FRBへの圧力強める - Bloomberg
■Ciscoなどが決算;
シスコ、堅調な売上高見通し示す-AI活用企業のインフラ支出増加 - Bloomberg
時間外+6.35%
■〆はテック系に強気なダン・ナイルズ;
ーNasdaqは高いCPIのせいで-1%から始まったが、Intel、Teslaに導かれ指数はプラスに戻した。
まずCiscoから始めたい。なぜなら、あなたはこの株をウォッチしており、AIに関連しているからだ。投資家は決算をどのように受け止めるべきか?私は、20年前、当時CEOだったジョン・チェンバースがいかにビデオが革命的であるかを語ったが、それは株価に反映されなかったのを覚えています。
・あなたは私がnVidiaについて話をしようとしていたのと同じ事を言ってしまった。まったく同じ質問があるのだ。もし覚えているのなら、当時これは”インターネット”と呼ばれていました。それは最終的にすごい事になった。しかしCisco株は2000年当時と比べられない場所にいる(注:Ciscoの最高値は2000年、77ドル。現在66ドル)。聞いたことがあるかも知れませんが、今は”AI”と呼ばれるものがあり、インフラに同じことが起きている。これがどこに行くかは今から見ることになるわけだが、私が2025年のTop5 Picksに選んだCiscoに関して言えば・・・、過去2年間、AIインフラに投資がなされてきた。今年は、企業が作られた全てのデータにアクセスし、移動させようとする年になるだろう。それゆえ、私はTop5 PicksにCisco、Adtranを選んだのだ。どちらの会社も死んでいると思われてきた。まるで数年前に私が当時のTop5 Picksに選んだOracleのようである。誰もが「Oracleを気にするヤツなんていない」と言っていたのが、今やデータセンター分野で競争相手になり得る存在だ。そのようにCiscoは姿を変えるだろう。PEは17倍だ。S&Pは26倍であるにも関わらず。Ciscoの数年前の買収が機能し始めている。CiscoのPE倍率がS&Pに追いつき、追い越したらどうなるだろう?Oracleがそうであるように。
ーCPIの話題に移りたい。あなたはFEDの利上げ、利下げ確率は五分五分だと言っていた。1月CPIが出たあと、利上げの確率は上がりましたか?
・年初、私はFEDが利下げしない確率を50%近いと考えていた。今は2/3だ。しかし、今から年末までにCPIが5%まで上昇するとしたら、どうだろう?あなたは「それは災害的だ」と言うだろう。しかし、それは2021年に起きたことだ。CPIが1.4%から7%に上昇した。S&P500は27%上昇した。何が起きたとき、人々がどのように反応するかは分からない。当時FEDがインフレは一時的と言っていたとき、彼らは何も分かっていなかった。私を含む一部の人達は「これが一時的なんてあり得ない」と言っていた。それが一時的で無いとわかると、問題が起きた。なぜなら追いつかなければならないからだ(=インフレに追いつくために大幅な利上げをしなければならなくなった)。2021年、CPIが7%で終了し、2022年は6.5%だった。その年、S&P500は19%ダウンした。この先ジェローム・パウエルが行く先に私は問題を抱えるかも知れない。なぜならCPIは4つ連続で上昇した。彼らがフォーカスしているコアCPIは去年6月に底を付いてから、上昇している。直線的ではないが、高いところにいる。全ての主要なインフレ4指標である、コアPCE、CPI、コアCPIなどは、去年6月もしくは第3四半期に底をついて上昇している。パウエルが同じ間違いを2度するか、興味深い。私は彼がそうするとは思わないが、もう1度高いインフレ指標が出たら問題となる。
ということで・・・、
・Ciscoは私の2025 Top 5 Picksだ。数年前のOracleと同様、死んだと思われているが、今年はデータアクセス・移転に投資が行われ、ネットワーク機器が買われ、業績が上がり、株価が上がるだろう。
17倍のPE倍率が市場平均である23倍になるだけでも大きな値上がりとなる。
・インフレは去年6月もしくは第3四半期から上向いている。だからと言って、株価が下がるとは言えない。2021年、CPIは1.4から7%に上昇したのに、S&Pは27%上昇した。
これはパウエルがインフレが一時的だと考え、利上げを見送ったからである。その後、一時的でないと気づき、大幅利上げを余儀なくされた。さらにインフレが高く出るようであれば、パウエルが同じ間違いを2度起こさないよう、利上げするのではないか。そうなれば、株価に影響が出る。
と言っているようです。
パウエルが同じ間違いを起こさないかどうかは・・・、彼は本質的にハトなので、CPI 3%程度なら利上げには踏み切らないのでは?
5%になれば話は別でしょうが・・・、住居費次第かも知れません。
ーー
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