塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【コマル・スリ‐クマー】FEDは3月利上げすべき。【リンジー・ピエグザ】FEDがインフレを制御できなければ、スタグフレーション。

塾長です。

昨日(米国2/13)はPPIが高く出たにも関わらずハイテク主導の株高、10年債利回り低下。押し目買い?

 S&P500、6,115(+1.04%)

 Nasdaq、19,945(+1.50%)

【米国市況】ドル152円台に下落、相互関税すぐに発動されず-株上昇 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.43

 10年債、4.5250

 ドル円、153.13

 Bitcoin、96,468

 

 

経済指標:

 1月 PPI[前月比]、0.4%(予想0.2%)

 同[前年同月比]、3.5%(3.2%)

 1月 PPIコア[前月比]、0.3%(0.3%)

 同[前年同月比]、3.6%(3.3%) 

米PPI、1月は予想上回る伸び-PCE価格項目には落ち着き - Bloomberg

 

米新規失業保険申請件数、前週比0.7万件減の21.3万件-予想21.6万件 - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■今日のトランプ;

トランプ氏が相互関税導入の検討指示、4月にも発動-日本も調査対象 - Bloomberg

トランプ米大統領は13日、相互関税に関する措置に署名した。多数の貿易相手国に対して相互関税を課すことを検討するよう政権に指示した。検討では貿易相手国の非関税障壁も考慮される。

 :

  しかし、トランプ氏が相互関税を即時発動しなかったことから、メキシコやカナダ、コロンビアに対する場合と同様に、交渉で譲歩を引き出すのが真の狙いではないかとみることもできそうだ。

 

トランプ氏、ロシアと中国との三者会談構想に言及-国防費半減目指す - Bloomberg

 

 

個別株:

HyattAirBnB、Applied Materialsなどが決算;

Hyatt Stock Falls as Company Says Election, Jewish Holidays Weighed on Q4 Results

-9.09%

 

Airbnb: Global Growth on Strong Demand

時間外+14.66%

 

米アプライド、売上高見通しが市場予想下回る-輸出規制がリスク - Bloomberg

時間外-5.36%

 

 

■〆のインタビューは・・・FEDに批判的なエコノミスト コマル・スリ‐クマー、Stifel チーフ・エコノミスト リンジー・ピエグザ;

www.youtube.com

ーあなたはインフレが終わったとは信じていませんね?

クマー:まったく信じていない。私が驚いているのは、とても多くのニュースサイトが高いCPIを”驚きだ”と表現したことだ。これにはまったく驚きはない。2020、2021年、バランスシートを倍にして、財政赤字を増加させ、FFレートをゼロにし、インフレを作り出した。これは住居費が下がるとか、非住居費が下がるとかは関係ない。流動性が大量に存在するため、あるものが下がっても、他が上がる。私は、FEDが次のFOMCで利上げすべきだと思う。

ー次のFOMCで、ですか?

・そうだ、3月19日だ。

ーそれは起きないでしょうね。

・起きないだろう。彼らは私が勧めている事をやったことがない。9月、私はFEDが利下げすべきではないと言ったが、パウエルは50bptカットした。そして今、私は利上げを宣言すべきだと言っている。

 

ーリンジー、あなたの考えは?

リンジー:インフレは上昇傾向にある。そこで疑問になるのが、FEDは金融環境をインフレを止めるくらい引き締めているのか、どうか?だ。我々は最低でも6%であるべきだと言ってきた。しかし、FED金利上昇局面で成長率低下をとても恐れ、別の責務であるところの価格安定化を見失った。

ー選挙があったからか?

・違う。私は、彼らがインフレ上昇局面で政策ミスをしてしまったので、「高金利を続け過ぎた」というレガシーを残したくなかったのだと思う。そしてその心配があったために、金利を十分高くできず、高い金利を短期間で終わらせてしまった。そして今、目標より高いインフレ率と戦っている。この状態はしばらく続くだろう。もしFEDがインフレを制御できなければ、リスクとなるのは・・・、リセッションや大きなマイナス成長ではないが、リスクは成長の可能性を妨げ、経済を停滞させることだ。ノロノロした成長と高いインフレ率の組合せ、これはまさにスタグフレーションの定義である。

ー関税はインフレ的で、財政支出がインフレ的であり、減税を継続するのなら・・・、トランプ政権からインフレを助ける政策を聞くことはあるだろうか?

リンジー:関税はインフレ的だと限らない。インフレが上昇するモーメンタムを作り出す可能性はあるが、関税は1回切りの出来事だ。

ーDOGEは助けになるか?

リンジー:他の領域の支出増加を補うくらい大きな削減を見つけられれば、間違いなく助けになる。

ー家計の助けにはなるか?

リンジー:どこで支出拡大をし、削減をするかに依存する。その額は同じでなければならない。これは市場が格闘している不確実性である。彼らは十分削減できる場所を見つけられるかのか?他の政策によって失う税金をオフセットできるのか?

 

ートランプは利下げを求めている。3月に利上げしたら地を揺らすことになる。

クマー:そうだ。大統領と反対の事をすれば、地震が起きる。また、ベッセント財務長官の反対を行くものだ。彼は、彼らの焦点はFFレートではなく、10年債金利だと言っていた。

ーしかしFEDは10年債をコントロールしていない。

クマー:Yesであり、Noだ。彼らの決定によって10年債は直接的に上がったり、下がったりしない。しかし、FEDがインフレ率を低く保ち、中庸な成長を保てば・・・、そして金融政策を集団で決めるのではなく、私が主張するルールベースの金融政策決定を行えば、長期金利を下げることができる。しかし、これは今のFED、今の議長の出来ることを超えている。

 

ー大統領がガスケットを吹飛ばし、リセッションになる可能性はあるか?

リンジー:もちろんだ。我々は15%くらいだと思っている。ベースケースではないが、ゼロではない。この経済には多くの回復力があるのを見ている。消費者はカネを払い続けているし、企業は投資を続けている。しかし、モーメンタムは失われつつある。気づくほどペースは遅くなっている。リスクは・・・、再度言うが、成長の阻害であり、数年先を見れば、リセッションの可能性は上がっている。

と言うことで、二人のエコノミストFEDを叩きまくっていました。

 

上の議論の中で、財政支出削減手法としてDOGEしか出てきませんでしたが、昨日はトランプが「防衛費を半分にする(したい)」とも言っていたので・・・、やはりこれからも彼に注目せざるを得ません。

 

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