塾長です。
昨日(米国2/24)はハイテク、工業、一般消費財が売られ、医療、不動産、金融が買われた。Microsoftにデータセンター過剰投資懸念があるのだとか。
10年債利回り低下。円は149円台を維持。
S&P500、5,983(-0.50%)
Nasdaq、19,286(-1.21%)
【米国市況】円下落し対ドル149円台後半、S&P500種は終盤に失速 - Bloomberg
エヌビディアは3.1%安。マイクロソフトも下落。同社は米国内で一部のデータセンターのリースを解約したと、アナリストがリポートで指摘した。一方、アップルは上昇。
マイクロソフト、AIデータセンターのリース解約-TDカウエン - Bloomberg
原油、70.97
10年債、4.3930
ドル円、149.90
Bitcoin、92,578
なし。
■ハト派グールズビー;
シカゴ連銀総裁、長期インフレ期待の上昇は現時点で重視しない姿勢 - Bloomberg
なし。
■今日のトランプ;
トランプ米大統領、カナダとメキシコへの関税は予定通り前進 - Bloomberg
■注目決算なし。
■〆はテック系に強いダン・ナイルズ;
ー次のゲストは「nVidiaの固い(決算)結果を予想しているが、それ以上に数か月先の展望(outlook)に焦点を当てている」と言っている。ダン・ナイルズさんです。
ということで、あなたは(nVidia決算では)4月期の予想(forcast)を注視するのですね?
・そうするが、それよりも何を言うかに興味がある。私の見立て(view)に変化はない。すなわち、それは、年の中盤になるまでに、AIの消化期間が来るというものだ。そのようなデータが出ている。その一つは、Microsoft CEOが先週末のポッドキャストで「2027、28年には我々は計算機容量をリースしているだろう」と言った。なぜなら供給が間に合っていて、コストが下がっているのを目にしているからだ※。それが私の知りたいことだ。半導体企業は常に彼らの顧客に後れをとっている。顧客は需要をより良く見通すことができ、彼らは(半導体企業への)発注を変更する。nVidiaが決算説明会で強気な発言をするのは確実だ。しかし正直に言うと、私はそれに多くの関心を抱いていない。というのも、AI投資を最もしているMicrosoftが今日発言したのは、それは今日の株の値下がりを主導したわけだが・・・、オーストラリアのMicrosoftが出したIRで金曜日に出たnotesに対して明確にする形で、「今年度末には需要と供給のバランスが取れる」と言ったのだ。Microsoftの年度末というのは6月だから、そう遠い未来ではない。なので我々は彼らの資本投資の伸びが、売上の伸びに一致するようになると考えている。資本投資の増加率は50、60%であり、売上は10台でしか伸びていない。よって、資本投資が減速すると確認したようなものだ。nVidiaの決算会見では数字よりも彼らが何を言うかに興味がある。ジェンスンは10年後を語るだろう。
The Microsoft CEO said that even though he builds a lot, he also plans to lease a lot of compute. “I am thrilled that I’m going to be leasing a lot of capacity in ’27, ’28,” Nadella said. “Because I look at the builds, and I’m saying, ‘This is fantastic.’ The only thing that’s going to happen with all the compute build is the prices are going to come down.”
ーそうでしょうか。Meta、Google、Amazon、Oracleは投資計画を繰り上げている。
・そうではない。私はこれについて何度も書いたのだが、例えばOracleを見てくれ。Oracleは次の年度で資本投資を2倍にすると言った。その見出しを見て、あなたは興奮しただろう。しかし、計算してみると、彼らの年度は5月末で終わる。(2倍の投資というのは)$13.7Bを意味する。既に6か月が経過している。残りの投資額は$7.5Bになっているはずだ。しかし直近の四半期では$4Bを投資した。4Bを2倍すると8Bだ。7.5Bではない。すなわち、彼らの連続的なAI投資は減少するのだ。しかし、あなたは「投資が2倍」という見出しを見て、素晴らしい!と言っている。それが問題なのだ。多くの分析は実際の計算をしていない、それが連続的にどのような意味を持つのか見ていない。MicrosoftのIRで株価が下落したのには理由があるという事だ。
Oracleの部分が分かり難いかも知れません。分かりやすく書くと・・・
「Oracleは今年度後半に$7.5Bの投資余力(計画)がある。3Qに$4B使っているので、4Qの投資家額は最大で$3.5Bとなる。すなわち、3Qから4Qへの投資額の変化量(デルタ)を見れば、マイナスだ。「前年度比、投資が2倍だ!」と喜んでいる場合ではない。四半期ごとの推移で見れば減少しているのだ。その減少はnVidiaの売上(売掛?)減に通じるのである」
と言っているようです。
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