塾長です。
昨日(米国2/27)は決算を出したnVidiaが-8.48%となり株安。国債は売られて利回り上昇。
S&P500、5,861(-1.59%)
Nasdaq、18,544(-2.78%)
【米国市況】円下落、一時対ドル150円台-トランプ関税でドル浮揚 - Bloomberg
原油、70.13
10年債、4.2850
ドル円、149.70
Bitcoin、84,447
第4四半期 実質GDP[前期比年率]、2.3%(予想2.3%)
第4四半期 個人消費[〃]、4.2%(4.2%)
第4四半期 GDPデフレータ[〃]、2.4%(2.2%)
第4四半期 PCEコアデフレータ[〃]、2.7%(2.5%)
1月 耐久財受注[前月比]、3.1%(1.9%)
1月 耐久財受注コア[前月比]、0.0%(0.4%)
1月 中古住宅販売成約指数[前月比]、-4.6%(-1.0%)
同[前年同月比]、-5.2%(-1.4%)
米GDP、10-12月は堅調な伸び-価格指数は速報値から上方修正 - Bloomberg
米中古住宅販売成約、1月は過去最低-寒波や購買力低下が影響 - Bloomberg
米失業保険申請、今年の最高水準-首都ワシントンで人員削減増加 - Bloomberg
■ハマック、シュミッドがタカ派発言、ハーカーは中立;
クリーブランド連銀総裁、金利は有意に抑制的ではない-据え置き支持 - Bloomberg
米カンザスシティー連銀総裁、インフレと成長鈍化の両方を憂慮 - Bloomberg
米金融政策はインフレ押し下げに十分なほど景気抑制的-ハーカー総裁 - Bloomberg
■今日のトランプ;
トランプ大統領、カナダ・メキシコ関税3月4日発動-中国も10%追加 - Bloomberg
トランプ米大統領、英国と「素晴らしい貿易協定」締結へ - Bloomberg
■注目決算なし。
■〆のインタビューはジーン・マンスター、nVidia決算について@Bloombergアジア版。インタビューが撮られたのは、話の内容から推察するに、26日nVidia決算直後;
ーDeepWaterはnVidia株を所有していますね。nVidia決算は良かった(good)ですが、十分良かったとは言えない(not good enough)。
・私だったら、素晴らしかったが、とびぬけて素晴らしくはなかった(great but not extraordinary great)と言いますよ。飛びぬけて素晴らしい決算になるためには、市場の囁き声の通り$2Bを上乗せする必要があったが、実際は4月期に$1Bだけだった。マージンガイダンスは市場予想の72%を1%幅下回り、71%だった。nVidiaの期待はとても高い。多分、明日の取引では、私の推測では-5%となるだろう。マージンが針を刺したからだ。nVidiaが決算を出したあとの時間外の値動きを見ると、(決算会見の)最後の質問まで2%上昇していた。その質問とは、関税に関するもので、マージンを上げることができるか?というものだった。関税があるにも関わらず、70%のマージンを年後半までに75%に引き上げられるか?というものだ。それへの回答は「我々には分からない」だった。状況は流動的で、ガイダンスには反映していない、というものだった。それを受けて、上昇していた株価は下がっていった。この時間外での値動きは何を意味しているのだろうか?それは、投資家の疑問の中心となっているのが、年後半にマージンを上げられるのか?である。これが疑問視されているのだ。
もう一つここで重要なのは、ここに至るまでに疑問の中心となっていたものだ。それはBlackwellの注文状況であった。Blackwellを何か月先まで売り切っているのか?だ。彼らは、前四半期決算において「カレンダー上の2025年において数四半期(several quaters)分完売している」と言っていた。多くの投資家はこれがどのようにudpateされるのかに注目していた。カレンダー2025年分を売り切ったのか?と。それが期待値だった。しかし、彼らはCFOの手紙からその文言を削ってしまった。そして驚くべきことに、それについて決算会見で誰も聞かなかった。これが投資家の信頼を悩ましている。
ここまで聞いて、私がnVidia決算に消沈しているように思ったかも知れないが、逆風はあれど、それと同時に、長期的にとてもポジティブになれるものもあった。明日、nVidia株は売られるだろうが、来年、再来年は値上がっていると思う。
ー決算において今年だけでなく、26、27年の明瞭さが欠けていたわけですが、あなたはどのように予想しているのですか?
・彼らは需要が過去最高だと言っていた。我々は(AIの)初期段階にあり、ハードウェアを先に作っておく必要があるというコンセプトを理解するのが重要だ。もう一つはBlackwellのパフォーマンスである。どのようなカスタムチップよりも2~8倍高速だ。需要カーブの行き先に関して言うと、まだ初期段階だ。どれくらい初期かというと、9回ゲームにおいて、そのうちのどこかの回といったところだろう。
ー明日、あなたはnVidia株が-5%くらいで取引されると予想しているわけですが、これは買いの機会ですか?もしあなたが提示したnVidia、AIの物語を信じるとすれば。
・究極的にはそうなる。中心的な質問は、2026カレンダー年において、彼らは数字を超えられるか?だ。2025年は棒にふったようなものだ。年後半にマージンを引き上げられるか?にかかっている。市場は(2026年に)23%の成長を望んでいる。これは全ての投資家が考えなければいけない問だ。我々の見立てでは、2026カレンダー年において30%以上成長する可能性があると考えている。その理由は、先ほども言ったように、大量の計算能力が必要とされるからだ。23%よりも早く成長できるだろうか?ジェンスンはBalckwellがどの程度売れ切れているかについて重要なアップデートをしなかったわけだが、次のモデルへの需要は指数関数的に増えると言った。彼の出した数字はキチガイじみていた。私には理解不能なほどである。彼への信頼が失われる程である。彼は生成AIからreasoning AI(reasoning modelのこと?推論するAI)に移行するにあたり、まず「100倍の計算能力が必要」だと言った。その1分後には「数千倍、数百万倍、もしかしたら100万倍かも知れない」と言った。私はそれを確認するために、決算会見の文字起こしを見直した。彼は、reasoning AI、物理的ロボティクスには100万倍の計算能力が必要だと言ったのだ。究極的には、これが、値下がりしたら買いだと言う理由である。彼らが言うように、何倍も大きな計算量が必要なのだとしたら、彼らは数年先まで素晴らしいビジネスを続けるだろう。
彼はnVidia決算発表前、決算注目点としてBlackwellの売れ行き(何か月先まで売り切れているか?)に注目していましたが、それへの言及がなく、他の投資家同様、がっかりしているようです。
しかし、nVidia CEOが「AIが推論できるようになるためには、今より100万倍の計算能力が必要だ」と言ったから強気継続なのだ、と。
・・・。
Tesla/イーロン・マスクが「〇年後には自動運転を実現する。△年後には◇ドルの格安モデルを販売する」と言っているのと同じように聞こえますが?
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