塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トム・リー】人々は関税を心配しすぎている。Brexit後の英国経済・株が大丈夫だったように、関税後の米国も大丈夫。

塾長です。

昨日(米国3/31)の米株は先週金曜日のサゲが一部買い戻されてS&PとDowがプラス、Nasdaqはマイナス圏でフィニッシュ。成長株からのローテーションが起きている。

 S&P500、5,611(+0.55%)

 Nasdaq、17,299(-0.14%)

【米国市況】株は終盤に上昇、関税発表控え荒い動き-円一時150円台 - Bloomberg

  S&P500種は四半期では2022年以来の大幅安。20年3月に新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)となって以来、四半期ベースで株式が下落し、債券が上昇するのは初めて。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.45

 10年債、4.2460

 ドル円、150.09

 Bitcoin、82,456

 

 

経済指標:

 3月 シカゴPMI、47.5(予想45.6)

 

 

 

金融政策:

■ウィリアムズ、バーキンタカ派発言;

米関税政策に起因するインフレ加速リスク存在する-NY連銀総裁 - Bloomberg

リッチモンド連銀総裁、インフレ鈍化の確信が必要-追加利下げ巡り - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■今日のトランプ;

トランプ氏、2日に国ベースの関税発表-「親切なものになる」と示唆 - Bloomberg

トランプ氏、相互関税「全ての国々」対象に開始-範囲限定の観測否定 - Bloomberg

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

 

■〆は強気派トム・リー。インタビューは開場前に撮られていて、その時は先物が大きく下げていた;

www.youtube.com

ーあなたの会社のテクニシャンはテクニカル的にボトムに近いという見方をしていました。SPXは6%下落していて、今朝はまた修正領域に入りそうだ。

 今週、基礎が固まり(underpinnings are in)、ボトムをつけると考えているようですね。それはトレード的なボトムでしょうか?本当のボトムでしょうか?

・どちらもだ。週末に先物が下落していて、そのように感じないかも知れないが、市場は売られ過ぎの状態で、投資家は多くのde-riskingをしてしまった。今週、4月2日に向かう中、投資家の頭にあるのは3つである。関税がどのようになるのか分からない、関税が経済にダメージを与えるかどうか分からない、ホワイトハウスの政策への恐怖、である。しかし、水曜日以降、市場はいくらかの視認性(visibility)を得ることができ、それは売り圧力を減少させるだろう。ここから市場が崩れていくというよりも、ボトムをつけるための正しいピースがはまっている。

 

ー4月2日以降に何が待ち構えているのか分からないのに、買うべきか?それが「今日、明日、何をすべきか?」と考えている人の根源的な疑問である。

・その通りだ。それは無限の待機である。なぜなら、あと3日あるので、その3日間、2%ずつ下がるかも知れない。しかし、私はラリー・フィンクに同意する。米国は関税後、大丈夫(OK)だろう。それが意味するのは、例えばBrexitだ。Brexitの英国経済はOKだった。大きなリセッションは起きなかった。株式市場はOKだった。投資家は週末に、経済が水曜日以降脱線すると考えただろうが。

 

ー人々は成長率がより低くなり、インフレが持続すると語っている。それを合わせると、スタグフレーションになる。

・現在、経済の中には多くのゆがみ(distortion)がある。関税がかかるまえにワインや車を買っている人がいる。それがインフレを作っている。

ーそれは小売売上を押し上げているか?それとも、その動きは小さすぎるだろうか?

エコノミストは関税のネガティブな面だけを織り込み、ポジティブな面に目を向けていない可能性があると思っている。金利は下がり、ガソリン(価格)は下がっている。需要の先食いもあるだろう。成長率が予想よりも高く出るかも知れない。”stag”はそれ程でもないかも知れない。インフレーションの部分は歪曲されているかも知れない。なのでstagflationとは言えない。

 

ーあなたはインフレに強気のcallを出していた。インフレは人々が考えるよりも悪くならない、と。(最近のインフレに関する統計は)ヘッドフェイクかも知れないが、まだインフレは続いていそうだ。そこに関税が乗ってくる。ゴールドマンはPCEの予想を0.5%幅引上げ、3.5%とした。それはFEDが金融緩和するのを許さないだろう。

・そうだが、興味深いのは、ゴールドマンはインフレ予想を引き上げたが、金利引き下げ回数も引き上げた。

ーそうですね。それは成長に不安があるためだ。

・そうだ。金曜日の雇用統計発表後、パウエル議長が話をするので、彼の考えを垣間見ることができるだろう。私が思うに、人々が考える以上にFEDハト派だと思う。3月FOMC後に明らかになったように、だ。市場が反転するとは言わないが・・・、投資家は恐れ過ぎている。

 

Bitcoinは直近安値をテストした。Nasdaqと相関があるようだ。金曜日にそうなれば(=パウエルがハト派発言をした場合)、Bitcoinは買いだと言えるか?

・そう思う。3月はBitcoinにとって魅力的ではない。3月は終わりだ。カレンダー的に良いというだけでなく、あなたが言ったように、FED中央銀行が金融を緩和している。QTは終わりに向かっている。ワシントンの動きが追い風となる。Bitcoinは年末に向けて良い方向に動く可能性がある。

ー視聴者は、私があなたにBitcoinの年末予想を聞くのが大好きだ。まだクレイジーな予想を持っているのか?

・私はまだ150が可能だと思っている。そのように感じないかも知れないが、ひとたびこの関税を通過したら、市場はポジティブな未来を見ることが可能になる。

ーラリー・フィンクはBitcoinによってドルが弱まると考えているようだ。

・そうだ。ワシントンも理解している。なのでステーブルコインに関する法律が重要だ。

 :

と、いうことで・・・。

・テクニカル的にも、市場センチメント的にも、株は売られ過ぎ。今週、底をつける。

・関税によって金利が下がり、需要の先食いがされたのは経済成長にプラスに働く。

 ガソリン価格が下がったのも良いことだ。

 FEDは人々が考えるよりもハト的だ。QTは終わりに向かっていて、金融緩和をしている。

 よって、関税後の米国経済はOKだろう。Brexitの時のように騒ぎすぎだ。

だ、そうです。

 

Brexitを例にするのは良い考えだと思いました。

 

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