塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】リセッション確率60%以上。FEDは助けにこない。決算で見通しが引き下げられ、S&P500は4,500へ。

塾長です。

昨日(米国4/7)は「追加関税かけない」という偽ニュースが出たりして、相場は荒れ模様。通常、4/4(金)のような大きな下落があった後は、買戻しが入るのだが、S&P500はまだ下げている。

 S&P500、5,062(-0.23%)

 Nasdaq、15,603(+0.10%)

【米国市況】株は乱高下、関税巡り情報が錯綜-147円台後半に下落 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、61.35

 10年債、4.1550

 ドル円、147.96

 Bitcoin、79,924

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■クーグラーがタカ派発言;

クーグラーFRB理事、成長よりインフレの方が喫緊課題-関税の影響 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

日米首脳が電話会談、関税協議開始へ-日本は優先的対応と米財務長官 - Bloomberg

日鉄のUSスチール買収、トランプ氏がCFIUSに再審査を指示 - Bloomberg

トランプ氏、中国に50%の追加関税を警告-日本などへの対応と差 - Bloomberg

 

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

■〆は、CNBCに緊急特別出演したジェフリー・ガンドラック;

www.youtube.com

ーあなたはdisconcerting(当惑させる)という言葉を何度か使った。いつ当惑が高い確率での問題(highly problematic)になるでしょう?あなたは経済の行き先を心配していましたが、そのシナリオにはどれくら距離があるでしょう?

・誰かが破綻するでしょう。このようなボラタリティーがあるとき・・・、Mag7が直線的に上昇し、直線的に下落した。1年間の(資産ごとの)スコアボードをチェックしたが、ゴールドとBitcoin以外フラットだ。DXY(ドル指数)もフラットだと言えるだろう。しかし、このような値動きがあるとき、たいていは事が終息する前に、誰かが破綻するものだ。どことは言わないが、レバレッジをかけた投資家だろう。このような値動きは強制的な流動性確保を引起す。それは先週始まり、今朝もそれを示唆している。さらにレバレッジを減らす動きがあるだろう。FEDは道筋を逆転させるポジション、利下げ継続するポジションにない。特にソフトデータが示しているように、経済指標がインフレを示しているからだ。ミシガン大学の調査の1年後のインフレ率や、TIPS市場のbreak-evenが示しているように、FEDの望みとは反対に、人々はインフレがあると思っている。ミシガン大学調査では来年のインフレ率が4,5%に上昇している。(FEDの)2つの責務の間の緊張が問題を起こしている。彼らは(金融環境を)緩めることができない。なぜならインフレの心配があり、その上に関税が乗ってくる。その一方で、Wall Streetの各所でリセッション入りの確率が高まっている。3週間ほど前、FOMC後に我々が会話したとき、私はリセッション入りする確率が60%だと言いました。それはコンセンサスから距離のあるものでした。当時のコンセンサスは30、35%でした。しかし、今日CNBCの画面には55%だと出ていましたよ。私はこの先確率を上げていくだろう。確率的はリセッションになると言っている。リセッションを避ける道筋は見えない。これが決算見通しを下げさせることになる。群集心理的に、誰もが予想を下げていれば、自分が下げても許される。心理的な循環が起きる。「問題があり、レイオフをするかも」と言っても良くなる。これはコロナの時に「サプライチェーンの問題で」と言えたのと同じだ。これが関税でも起きるかも知れない。2025年に入るとき、市場は馬鹿げたほど高いと言っていた。S&P500のCAPEレシオは38辺りだった。まるで聞いたことがない数字だ。過去に1、2回しか起きていない。歴代2番目に高いCAPEレシオだった。今も35辺りだ。(2025年は)全てが高い所から始まった。ジャンク債のスプレッドがタイトで、CAPEレシオがとても高かった。正常化するまでに長い距離がある。先ほども言ったように、ジャンク債から国債に向かう動きが見えている。ジャンク債の利回りが平常化している。ジャンク債と株の値動きはとても高い相関関係にあるので、株のバリュエーションが平常化するサインかも知れない。それは、CAPEレシオが35なのだから、まだ下がるという事だ。私は年の初めに株が下がって以来、S&P500が4,500になると予想してきた。4,500になれば、耐久性のあるcounter tradeができるだろう。

まとめると・・・、

・このように市場のボラが高いと破綻するところが出てくる。さらにレバレッジが減らされ、株は安くなる。

FEDはインフレの心配があるので、利下げして経済を下支えすることができない。

・3月FOMC後、リセッションの確率を60%と言ったが、今後それは高まる。

・(今週から始まる決算シーズンでは)各社が「関税が・・・」と言い訳して見通しを引下げてくるだろう。コロナで「サプライチェーンが・・・」と言っていたのと同じだ。

・そもそも2025年初時点で全ての資産が高すぎた。ジャンク債の利回りが平常化している。ジャンク債と株には相関関係があるので、ジャンク債に従うとしたら、S&P500は4,500まで下がる。そこまで行けば買いだ。

と、(ほら、俺の予想した通りだろ感満載に)語っています。

 

 

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