塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジーン・マンスター】Gooleは検索+AIで収益化・成長できなければ、eBayのようになるだろう。

塾長です。

昨日(米国4/24)も株は値上がり。FED高官から利下げを匂わすような発言があったようです。10年債利回りも低下。

先日デイヴィッド・ザボスの「FEDは政権に協力的な態度を見せるべきだ」という意見を紹介しましたが、こういった発言・態度の事を言っていたのだと思いました;

【デイヴィッド・ザボス】FRBは政治化している。財政再建を進めるトランプ政権に対して協力的な態度を見せるべきだろう。【意訳】 - 塾長の資産運用

 S&P500、5,484(+2.03%)

 Nasdaq、17,166(+2.74%)

【米国市況】テク主導で株続伸、米利下げ期待で-ドル142円台半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、62.80

 10年債、4.3050

 ドル円、142.91

 Bitcoin、93,576

 

 

経済指標:

 3月 耐久財受注[前月比]、9.2%(予想1.4%)

 3月 耐久財受注コア[前月比]、0.0%(0.3%)

 3月 中古住宅販売件数、402.0万件(413.0万件)

 同[前月比]、-5.9%(-2.9%)

米コア資本財受注、3月は0.1%増-関税巡る不透明感で慎重姿勢 - Bloomberg

米中古住宅販売、2022年以来の大幅減-金利と価格の高止まり重し - Bloomberg

 

米新規失業保険申請、小幅な増加にとどまる-労働市場の安定示唆 - Bloomberg

  週ごとの変動をならした新規申請の4週移動平均は、22万250件にわずかに減少し、2月中旬以来の少なさだった。

 :

  申請件数には失職した連邦政府職員による申請分が含まれていない。この数字は24日中に更新される。

 

 

金融政策:

■ウォラーとハマックがハト派発言;

ウォラーFRB理事、関税の影響で労働市場悪化なら利下げ支持へ - Bloomberg

  ウォラー理事は24日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「特に大規模な関税が再導入された場合、この先レイオフの増加や失業率の上昇が見られ始めても意外ではない」と発言。「労働市場が顕著に悪化すれば、FRBの最大雇用の責務に基づき措置を講じることが重要だと考えられる」と述べた。

クリーブランド連銀総裁、6月の利下げあり得る-明確なデータあれば - Bloomberg

 ハマック氏は米経済専門局CNBCのインタビューで「6月までに明確かつ説得力のあるデータが得られ、その時点で進むべき正しい方向性について判断できれば、委員会が動く可能性がある」と述べた。これは6月の政策変更の可能性について問われた際の発言。

 

 

財政政策:

 

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

米中の貿易交渉、進行中だとトランプ氏主張-中国の見解と食い違い - Bloomberg

米韓、将来的な関税協議の枠組みで合意-来週も交渉継続と産業省 - Bloomberg

 ・・・ベッセント氏は24日、韓国との間では早ければ来週に貿易に関する「基本合意」に至る可能性があると述べた。

 

個別株:

GoogleIntelなどが決算;

米インテル、売上高見通しが市場予想下回る-人員削減実施へ - Bloomberg

時間外-4.93%

 

アルファベット、売上高が市場予想上回る-グーグル検索広告好調 - Bloomberg

時間外GOOG+4.65%

 

 

■トランプ関税で忘れてしまいそうですが、一応決算シーズンなので個別株の分析も取り上げてみたいと思います。

Google(Alphabet)決算について、テック強気派アナリスト ジーン・マンスターのインタビュー;

www.youtube.com

ー(Googleの決算は)良かったが、素晴らしくはなかった(good but not great)、と言いましたね?成長が減速している、と。

・良かったが、素晴らしくなかった。我々は重大な質問への回答を得られなかった。「サーチ(事業)をどうするのか?」だ。その周辺の数値を簡単に述べておくと、GPTは2億人のweekly usersがいた。多分、それはこんにち6億人に達しているだろう。それはチャートを飛び越えた成長だ。その一方で、Googleが決算会見にてAI収益化(monetization of AI overview)について述べた部分と比べると、彼らは「過去数か月、変化は無い」と言っていた。より多くの国に展開し、より多くのユーザを獲得しているのだが・・・、別の言葉で言い換えると、我々はこの検索に関する質問について答えを得られていないのだ。その一方で競合は、特にGPTや、Grokは・・・GrokはAndroidiOS storeにてトップになっている。(決算は)だいたいにおいて良かったが、素晴らしくなかったのだ。(Googleの)長期投資家が心地よくなるには厳しくなるだろう。これは今後数年間で異なる方向に進む可能性はあるが、2年間経っても意味のある(ユーザ数の)増加が見られていない。分かりやすいように言うと、GoogleはeBayのようになりつつある。eBayはAmazonによってエネルギー切れに追い込まれた。今、GPT、GrokがGoogleに対して同じような事をしている。

 

ーあなたはGoogleがキャッチアップするのにまだイニングの始めの方だと言っていたが、それについてはどう思いますか?

・難しい道のりだと思う。私はこれ(GoogleがAI競合に追いつく事)について前向きであったが、最近その見方を変えた。これは単に素晴らしいチャット・ボットを作れば良いというものではない。問題は・・・、Googelは$1Tの検索ビジネスを持っていて、彼らは誰もが欲しがるような何かをその検索ビジネス周辺に作らなければならない。他社のボットと競合しているだけでなく、収益化について答えを出さなければならないのだ。私が感じているのは・・・、Googleは今後も長期間我々の生活に重要なものであり続けるだろうが・・・、彼らによると20億人のdaily usersがいるらしいので、ユーザがいなくなったりしないだろう。しかし、eBayもいなくなっていない。eBayは未だに$300億の会社だ。ただ今後複数年に渡り厳しい道のりが待っているということだ。私には長期投資家が今日の会見から収益化の問題に対して心地よくなるような回答を見つけるのは難しいだろうと思う。

 

ー1、2月前に、ベン・ライズがGoogleをEastman Kodakと比較していた。あなたは似たような事を言っている。

・そうだ、Googleは我々に身近で、親しいものだが、過去1年間の検索の成長は、2024年3月+14%で、それは下がり続けて、+10%だ。Youtubeも同じようなトレンドである。とても重要な企業だが、成長していないのだ。Amazonが他社のフルフィル

メントを扱うと決めた時、eBayもその答えを出さなければならなかった。厳しい決断だったが、彼らはやると決断し、今に至っている。

 

ー多くの人がAplahbetの分割について語っている。ここでは反トラスト法の観点からではなく、分割についてどう思うか教えて欲しい。

・いくらかの価値を解き放つというのは・・・、Chromeについて機会があるようだ。多くの入札者がいないと思われるなか、OpenAIが興味を示している。それはGoogleとOpenAIがいかに消費者獲得にしのぎを削っているかを表している。Chromeのスピンアウトには機会があるだろうが、質問の中心は・・・、Intelと同じようなものだ。どのようにして、成長し、AIで競争するつもりなのか?である。その中心は検索であり、分割はその方程式を変えるものではない。

「検索周りに収益を生み出す&誰もが欲しがるようなAIアプリを作れなければ、GoogleはeBayのようになってしまう」と警鐘を鳴らしています。

 

 

 

 

 

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