塾長です。
昨日(米国5/20)は株が足踏み。米国債利回り上昇。
S&P500、5,940(-0.39%)
Nasdaq、19,142(-0.38%)
【米国市況】株は上げ一服、「買われ過ぎ」警戒-ドル下落144円台半ば - Bloomberg
原油、62.62
10年債、4.4810
ドル円、144.37
Bitcoin、106,954
原油相場が急上昇、イスラエルによるイラン攻撃準備の報道受け - Bloomberg
米10年債利回り5%視野の動き、オプション市場で顕著-財政悪化懸念 - Bloomberg
1ドル=144円前半に円上昇、イラン核施設をイスラエル攻撃準備報道 - Bloomberg
なし。
■ムサレム;
セントルイス連銀総裁、関税は経済成長と雇用に重しとなる可能性 - Bloomberg
なし。
■トランプとその仲間たち;
トランプ氏、共和党内の意見対立に不満強める-減税案行き詰まり - Bloomberg
マスク氏、政治献金を大幅に減らす意向-トランプ氏や共和党に打撃か - Bloomberg
TSLA+0.51%
■Home Depot、Palo Altoなどが決算;
ホーム・デポ、通期業績見通しを維持-堅調な個人消費を指摘 - Bloomberg
ホーム・デポが維持した通期業績見通しには、関税による影響が織り込まれている。既存店売上高は為替レートの打撃を受け、利益はウォール街の見通しに届かなかった。
-0.61%
パロアルトネットワークス、好調な見通しと第3四半期の好決算にもかかわらず下落 執筆: Investing.com
時間外-3.67%
■〆はコントラリアン(逆張り)で皮肉屋 Stifel バリー・バニスター;
ー今朝は月曜日のカム・バックから少し下げている。あなたのS&P500年末目標は5,500で、現在の株価 5,941の約10%下である。市場はどのようにしてある種の罰(reckoning)を受けるだろうか?過去6週間で市場は戻した。景気循環がリードし、工業は新高値だ。これは偽のシグナルだろうか?
・(景気循環が上昇したのは)景気循環、景気循環テックと呼ばれるものが大きく売られていた(big sell off)からである。しかし今年は転移の年(transition year)である。ワシントンの政治、経済だけでなく、消費者にとってもだ。コロナ給付金でどんちゃん騒ぎ(binge)があった。私は少しばかり個人消費と、企業の資本投資に後退があると思う。高金利によって住宅市場にも後退がある。なので中間の四半期(4~6月期と7~9月期)は弱くなる。問題は市場がそれを気にするか?である。市場はむしろツイートによって動いている。
ーそうなるとあなたの姿勢はどうなりますか?株は大きく戻した。テクニカル的には株は値上がりしそうである。なぜそれと戦うべきなのか?
・リスクの無い利回りは、例えば10年債は4.5%だという事を思い出して欲しい。それがリスク資産の競争性を損じる。将来企業利益予想が引き下げられている。我々は将来企業利益予想増加率が5%に落ちると考えている。今の市場予想は今後12か月間で約7.5%増だ。なので年後半に企業利益予想が下がる。市場は高価だ。バリュエーションは極端に高くなるか、極端に低くなった時に問題となる。私は(今のバリュエーションが)とても高いと思っている。そうなると、ガタガタした市場は集約される。我々はS&P500が現時点から7.5%下がり、年末に5,500になると予想している。夏の終わりから秋の初めにかけて、ハードデータがソフトデータに突然追いつき、市場はソフトになり、5,250まで下がるかも知れない。これは数か月前の20%下落のエコーである。
ー超巨大株が関税のようなマクロの動きからの絶縁体と考えられてきた。あなたは超巨大株を防衛的であると考えるのは間違いだと思うのですか?
・コロナ期の大きな給付金のあと、在宅勤務の人達はテックを防衛的だと考えた。テックはコストカットを進め、経済がソフトになってもマージンを確保することができた。今、AIに巨額投資している彼らが防衛的だと見られている。我々は資本投資の決定が追い付くの見ることになる。彼らは景気循環的だ。その上、ビジネスが圧力を受けた時、広告は完全なる裁量判断(discretionary)となる。景気循環的な特性があることを考慮すると、利益増加率と株価に後退があるだろう。
ー海外(Internatonal)はどうなりますか?ポーランドは年初来+50%だ。
・海外は、より良い成長と、弱いドルによってドライブされているの。MSCI Non-USの相対的な利益増加率はとても良い。そして海外にはより大きなバリューがある。我々にはより強い経済が必要だ。小型株、バリュー株があればさらなる助けとなる。今海外で起きていることはとてもエキサイティングだ。まだやれる事がある。
補足しつつ、まとめると・・・、
・米国株は割高である。投資先として競合となる国債利回りは4.5%と高く、企業利益増加率は低下傾向だ。Wall Streetはまだ予想を十分に下げていない。
今年こそは消費者がコロナ給付金を使い切って弱くなるだろう。聞取り調査による経済指標は弱く、それが未だハードな指標には表れていない。それが夏の終わりから秋の初めに顕在化し、S&Pは5,250まで下がるかも知れない。しかし市場はデータよりもツイートで動いており、どうなるか分からない。
その後、S&P500は年末時点5,500となるだろう。
・超大型テックは、かつて資産が少なく、苦しくなれば人員削減によってマージンを確保することができた。今はAI投資が莫大で、経済が減速すれば、そのつけがまわってくる。経済減速時には広告も減る。彼らはかつて景気に左右されなかったが、今や景気循環的である。
・海外は利益増加率は高く、さらにドル安によって底上げされている。海外は未だ割安である。
と言っているようです。
過去数年、弱気派は「米国消費者は弱くなる」と主張し、外し続けています。今年こそは当たるでしょうか?
ーー
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