塾長です。
昨日(米国5/22)はAmazon、nVidia、Google、Teslaといった大型株が値を上げ、S&Pはヨコ、Nasdaqはプラス。
S&P500、5,842(-0.04%)
Nasdaq、18,925(+0.28%)
【米国市況】株が終盤失速、国債は軒並み上昇-ドル全面高144円付近 - Bloomberg
原油、60.72
10年債、4.5530
ドル円、143.84
Bitcoin、111,435
5月 製造業PMI、52.3(予想49.9)
5月 サービス業PMI、52.1(50.2)
5月 コンポジットPMI、52.1(50.2)
4月 中古住宅販売件数、400.0万件(411.0万件)
同[前月比]、-0.5%(2.1%)
米総合PMIが上昇、企業の景況感改善-貿易巡る不安が後退 - Bloomberg
米中古住宅販売、予想外に減少-4月としては2009年以来の低水準 - Bloomberg
米新規失業保険申請件数、4週間ぶり低水準-労働市場の堅調示唆 - Bloomberg
■ウォラーが利下げの具体的条件、時期を提示;
FRB、関税下げるなら年後半に利下げの可能性-ウォラー理事が示唆 - Bloomberg
ウォラー氏は「7月までに関税の10%近辺までの引き下げが確定し、実施されれば、今年の後半は良好な状況になる。そうなれば、金融当局は今年後半に利下げを行うのに良い立ち位置になる」と述べた。
■予算案が下院通過;
米下院、トランプ税制法案の修正案を僅差で可決-上院に送付 - Bloomberg
・トランプ氏働き掛け奏功、関税の打撃を一部緩和へ-財政赤字は増加
・減税の最大の恩恵は富裕層、経済格差拡大の恐れ-米国債利回り上昇
米下院は22日朝、トランプ大統領が推進する大型の税制・歳出法案の修正案を可決した。
ちなみに、トランプ政権はこの法案を”One, Big, Beautiful Bill”と呼んでいます;
WHAT THEY ARE SAYING: One, Big, Beautiful Bill Clears House – The White House
議会でもその名称を使っている;
H.R.1 - One Big Beautiful Bill Act
報道機関もそう呼んでいる;
House Republicans narrowly passed Trump’s ‘big, beautiful’ bill. Here’s what’s in it | PBS News
しかし、左派のBloombergは(ほとんと)その呼称を使わないのには何か恣意的なものを感じるのですが?
■トランプとその仲間たち;
ハーバード大学の外国人留学生受け入れ資格、トランプ政権が剥奪 - Bloomberg
米政府は、ハーバード大学に対する学生・交流訪問者プログラム(SEVP)の認定を取り消した。これにより同大学は今後、外国人留学生を受け入れることができなくなる。すでに在籍している留学生については、他校への転校か、法的滞在資格の喪失を余儀なくされる。国土安全保障省が22日に発表した。
■州ごとに車環境規制ができなくなる;
カリフォルニア州のガソリン車禁止がとん挫、上院が廃止法案を可決 - Bloomberg
■Rossなどが決算;
【決算速報】ロス・ストアーズ、売上高は予想を上回り、利益は予想を上回る結果に 執筆: Investing.com
Ross Stores withdraws annual forecasts due to tariff pressures
Ross Stores said more than half the goods it sells are made in China, and it would consider raising some prices as inflationary pressures persist in the retail industry, executives said on the post-earnings call.
時間外-11.17%
■〆のインタビューは強気派エド・ヤーディーニ;
ー株式市場はビクビク(jittery)している。市場の大きな話題は未だ長期債金利ですね?
・そうです。私は以前よりも(金利について)聞かれることが多くなりました。
ー何と答えているのですか?
・我々のベースケースは変わらないと答えている。10年債金利は4.5%±0.25だ、と。それが上の限界に近づいたとき、我々は神経質になり始めました。しかしビクビクしているのは30年債で、5%を超えました。しかし多くの緊張(jitters)は海外から来ています。それは日本です。日本は現実の公的債務危機に見舞われているようです。しかし、全体的に見れば、(米国)経済は回復力(弾力的、resilient)を維持したままであり、消費者は回復力を維持したまま、資本投資は回復力を維持したままでしょう。これが正しければ、株式市場はアゲを維持するでしょう。
ー金利上昇があっても、経済が好調であれば、財政赤字増加を無視できると?
・そのように考えます。今のところ、Big Beautiful Billが下院を通過したことについて、市場は押し黙っています(muted)。もしかしたら、上院を通過するか見守っているのかも知れません。
ー黙っていますか?昨日はどうですか?黙っていたとは言えません。
・そうですが、私は10年債金利のレベルのことを言っています。以前もこの程度の金利になったことはあります。30年債はそれほど黙っているとは言えません。20年債オークションはうまく行きませんでした。債券市場の一部のエリアにはストレスがかかっています。それが株式市場をビクビクさせています。
ーしかしあなたは未だ成長が(上向きの)驚きを与え、消費者が驚きを与え、企業決算が驚きを与えると確信しているのですね?それが全てに優先すると?
・そうです。それがまさに私の見立てです。消費者に関して言えば、人々が感謝しなければいけないのは引退段階にあるベイビー・ブーマー世代です。だいたい7千万人いて、$80Tの純資産を持っている。これは最もリッチな世代です。そして彼らが消費している。資本投資について言えば、大統領が米国に投資を呼び込むことに成功している。それらを考え合わせると、経済は回復力を維持するでしょう。
ーS&P500は5,862です。あなたの年末目標は?
・6,500だ。
ー6,500ですか?
・年初は7,000だと思っていたのですが、他の人達と同様、関税騒動に巻き込まれ、6,000に引下げました。しかし、2週間前、トランプが対中関税を90日間引き下げたことに対応し、6,500に引き上げました。
まとめると、
・10年債利回りを4.5%+0.25の範囲内と予想しており、その中で動いている。
(支出が多い/財政赤字を悪化させる)予算が下院を通過したが、10年債は黙っている。
債券市場の一部、超長期債(20年、30年)にはストレスがかかっていて、株式市場に影響している。本当に神経質になっているのは、日本国債。債務危機がきているようだ。
・米国経済は好調を維持するだろう。
リッチなベイビー・ブーマー世代が消費し続け、大統領が米国に資本投資を呼び込んでいる。
・S&P500年末目標を、対中関税引下げ(猶予)に対応し、6,500に引き上げた。
と言っているようです。
「日本の財政危機」については、石破首相の発言がきっかけになったようですネ。Youtubeでも色々な動画(英語)が出ていてオモシロイことになっています;
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