塾長です。
昨日(米国5/28)は株が反落。nVidia決算が順調だったようなので、大丈夫でしょう。
S&P500、5,888(-0.56%)
Nasdaq、19,100(-0.51%)
【米国市況】株は反落、入札好調で国債下げ縮小-ドル一時145円台 - Bloomberg
原油、62.33
10年債、4.4770
ドル円、145.87
Bitcoin、107,795
なし。
■FOMC議事要旨;
FOMC議事要旨、慎重姿勢が適切と判断-関税起因の不確実性で - Bloomberg
■トランプとその仲間たち;
トランプ政権、中国への半導体設計ソフト販売を制限へ-関係者 - Bloomberg
Cadence -10.67%
トランプ米政権、中国人の一部留学生のビザ取り消し開始へ-国務長官 - Bloomberg
トランプ氏の関税措置に米国際貿易裁判所が違法の判断-政権に打撃 - Bloomberg
■Macy's、nVidia、Salesforceなどが決算;
メーシーズ、2-4月は売上高が予想上回る-好調店舗への注力が奏功 - Bloomberg
-0.33%
エヌビディア、5-7月売上高に強気見通し-中国不振でも - Bloomberg
時間外+4.87%
セールスフォース、売上高予想を上方修正-AIエージェントが寄与 - Bloomberg
時間外+1.08%
■〆は・・・nVidia決算解説をステイシー・ラズゴンがしてくれると期待していましたが、なかったようなので・・・、ダラス連銀総裁からGoldmanに天下ったロバート・カプラン。FOMC議事要旨も出たことですし;
ートランプは関税から退き、経済成長は健全だ。経済成長はFEDにとって道に穴ぼこが多くあったが、それらは埋まったようです。私の評価は公正でしょうか?
・もしFEDがリセッションや、失業率の急上昇を心配していたのであれば、それらの可能性は以前よりも低くなったと思います。一つの理由は、労働市場の引き締まりです。移民制限もその一部です。それに加え、予算法案(tax bill)と財政赤字予想です。2,3か月前、我々はそれらが減少すると思っていましたが、実際は刺激的でした。赤字が減るのではなく、増えるのです。そして関税の見通しがつくようになってきました。少なくとも、4月の高い関税ではなく、low to mid teen(11~15%)になりそうです。それらが景色を変えています。とは言え、FEDは6月(の利下げを)をスキップし、7月もスキップする可能性が高い。状況が明らかになるのを待つというFEDのアプローチは適切だと思います。
ー今年、FEDがまったく何もしない(金利を変えない)という可能性はありますか?
・その可能性はあるでしょう。6月のSEP(summary of economic projections)を出します。SEPはそれぞれの出席者が経済見通しを提出したもののまとめですが、私ならば、1,2回(の利下げ)とするでしょう。しかし彼らはFOMC毎に考えるでしょう。彼らは決めつけてはいないでしょう。全てのオプションがテーブルにある。彼らは1,2回の利下げにオープンだと思いますが、彼らはその判断をする準備ができていません。
ージャクソン・ホールがより重要になりましたね。
・彼らはジャクソン・ホールで新たなフレームワークについて(金利よりも)多く議論するでしょう。8月終わりのジャクソン・ホールまでには、関税の見通しがより利くようになっていて、税制法案も通過しているかも知れません。パウエルはそれらを元にしてコメントを修正するでしょう、そして新たなフレームワークと、それに対する修正について話をすると思います。
ーもし彼らが金利を動かすのを待ち、(利下げが)9月になるとしたら、それは彼らが利下げできるからでしょうか?それとも、利下げしなければいけないからでしょうか?
・もし失業率が急上昇するのであれば、彼らはより早く利下げするでしょう。私はそのシナリオは起きにくいと考えています。先ほども述べたように、労働市場の引き締まりと、財政支出の拡大があるからです。彼らが9月に利下げする可能性が高いと思います。9月に利下げするとすれば、関税によるインフレが当初恐れていたよりも大きくないと分かるからでしょう。もしかしたら9月では早すぎるかも知れません。彼らが利下げを強制されるのではないでしょう。(利下げするならば)彼らは関税による物価への影響について確信を持つ必要があります。彼らはまだそれを確信しているとは思いません。
ー金利が、特に長期金利が上昇していたことに関して、パウエル議長はどれほどナーバスになっていたと思いますか?ナーバスと言う言葉は少しドラマチック過ぎるかも知れませんが。
・私は”心配だった(concerning)”と思います。パウエルよりも財務省の方が心配だったと思いますが。財政赤字が$37Tもあり、年末には$38Tになるのですから。現政権が開始し、私たちが話をし始めた頃、DOGEがあり、既存の減税の延長以外はやらないと思っていました。財政赤字をGDP比7%くらいにするよう削減に本気の努力があると思っていました。どうやらそれが達成する可能性が低くなっています。債券市場はそれを認識し始めています。それゆえ、10年債金利は粘着的になっています。また、ドルが安くなり、ゴールドが強くなっています。それらは長期金利にとって助けにならないものです。
次のようなシナリオが考えられます。経済成長はリセッションにならず、ほどほど。失業率は低いまま。企業利益は完ぺきではないが弾性がある(resilient)。そこに財政赤字がGDP比7%くらいあるという問題が引き続き残る。10年債金利が粘着的であり、それが心配すべき問題となる。
まとめると・・・、
・関税が恐れていたほど高くなく、物価上昇は酷くならなさそう。予算法案によると財政支出は拡大方向で、労働市場は引き続き引き締まった状態が続くだろう。ゆえに、FEDは6,7月利下げしない。
8月ジャクソン・ホールでは主に新たな金融政策のフレームワークが議論される。
利下げがあるとしたら9月か、それ以降。関税による物価上昇が一時的なものになると確信を持ってからだ。
・今の経済状況(経済成長、企業利益はほどほど、低失業率)と財政赤字が続き、10年債金利が高止まり(or上昇)すれば、問題となる可能性がある。
と言っているようです。
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