塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トム・リー】貿易戦争の解決は近い。そうなればFEDはハト派的になり、市場は2026年を織込み始め、株高となる。

塾長です。

一昨日nVidia決算を無事通過したので、昨日(米国5/29)は株高。

 S&P500、5,912(+0.40%)

 Nasdaq、19,175(+0.39%)

【米国市況】S&P500上げ削る、関税巡る不安で-ドル一時143円台 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、60.89

 10年債、4.4240

 ドル円、143.99

 Bitcoin、105,965

 

 

経済指標:

 第1四半期 実質GDP[前期比年率]、-0.2%(予想-0.3%)

 第1四半期 個人消費[〃]、1.2%(1.8%)

 第1四半期 GDPデフレータ[〃]、3.7%(3.7%)

 第1四半期 コアPCE価格指数[〃]、3.4%(3.5%)

 4月 中古住宅販売成約指数[前月比]、-6.3%(-1.1%)

米GDP改定値は0.2%減、個人消費が低迷-貿易の影響は拡大 - Bloomberg

米中古住宅販売成約、22年9月以来の大幅低下-金利高止まり響く - Bloomberg

 

米失業保険の継続受給者数、2021年来の高水準-雇用統計への影響示唆 - Bloomberg

 

 

金融政策:

■グールズビー;

米シカゴ連銀総裁、関税導入を回避すれば利下げの余地が生まれる - Bloomberg

 グールズビー氏はミシガン州マキノー島で開催されたパネル討論会で・・・

トランプ政権になってから、FRB高官の観光先が質素になっているような気がします。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

トランプ氏、パウエル議長に利下げを要求-ホワイトハウスで会談 - Bloomberg

トランプ関税、連邦高裁が当面の効力認める-政府の要請に応じ - Bloomberg

  連邦高裁は今回の判断において、効力の一時停止がいつまで続くかは明確にしなかったが、6月9日までの手続き予定を定めた。トランプ政権は同時に国際貿易裁に対しても、控訴中は違法判断の効力を停止するよう求めた。

日米首脳が電話会談、関税協議で「理解一層深まった」-石破首相 - Bloomberg

 

 

個別株:

■BestBuy、Kohl's、CostcoDellなどが決算;

ベスト・バイが決算受け下落 市場シェア喪失に懸念=米国株個別(株探ニュース) - Yahoo!ファイナンス

-7.27%

 

Kohl's (KSS) Q1 Earnings: Taking a Look at Key Metrics Versus Estimates

-0.74%

 

Costco tops earnings and revenue estimates as sales jump 8%, shares still dip

Costco on Thursday posted quarterly earnings and revenue that topped estimates as the warehouse club’s sales climbed 8%.

・The membership club could benefit from tariff volatility as it offers bulk discounts and competitive prices.

・On the company’s earnings call, CEO Ron Vachris said Costco rushed shipments ahead of tariffs and has rerouted goods from countries with higher tariffs to non-U.S. markets.

時間外-0.43%

 

デルの通期利益見通し、予想上回る-AIサーバーの需要旺盛 - Bloomberg

時間外+1.93%

 

 

■〆は強気派トム・リー

www.youtube.com

ー関税が株式市場に悪い影響を与えると思いますか?それともラリーを妨げるほどにはならない?

・そのどちらもです。関税の視界が混乱しています。司法が(大統領が何を)できるか語り、ホワイトハウスがそれに反応しています。しかし、関税で成し遂げようとしている範囲が狭まっています。1,2か月後には合意に近づいているでしょう。ホワイトハウスが求めている事と、相手国が受け入れられる事の差が縮まっています。ゲームの終わりに近づいているのです。これはネットで株にとってプラスです。市場が混乱しているのは理解できますが、株のリスク・リワードは、最高値を付けていた2月よりも改善しています。

 

半導体が値上がりをしています。nVidiaが昨日良い決算を出しました。今から年末にかけて株の値上がりはどのようになると思いますか?

・ひとたび市場が関税物語が過去のものだと考えれば、とても大きな循環的な値上がり(rally)があるでしょう。私は工業、金融、テック、特にMag7を含む売られたテックが先導すると思います。小型株もです。なぜなら小型株は経済的不確実性によって叩きのめされていて、視認性が戻ってきて、2026年を見るようになれば、その頃にはFEDは今よりもハト派になっていて・・・、それはリスク資産への追い風です。私は今も値下がり(dips)は買いだと思っています。

 

ーBarclayは「これ(注:多分、貿易裁判所の関税差し止めニュースの事だと思われます)が持続的なリスクオンのカタリストになるかは明らかでない。関税と税制法案と債券市場の複雑性があるからだ」と興味深いことを言っている。私がここで指摘したいのは、関税が国の収入となり、それが税制法案に影響を与える。それは株式市場に影響を与えるかも知れない。もし関税が一時的にでも無くなれば、それは税制と株式市場に影響するのでは?

・株は「心配の壁を登る」でしょう。2週間前、株が値上がり(rally)をしているとき、マクロ投資家たちはこれと戦っていました。prime brokegeのデータを見ると、ヘッジファンドはそのラリーに対してショートしてたのです。そして、多くの現金が横に置かれているのを知っています。投資家は株が下がる理由を探しています。Barclay'sもその一つだと思います。以前、高関税は悪いものだと考えていたのが、今は関税収入が減るのは財政にとって悪いと言っています。私には(コイントスで)「表が出たら私の負け、裏が出たら私の負け」と言っているように聞こえます。関税が解決すれば、それは株にとって良いのです。企業は関税を生き延びるでしょう。来年のマルチプルは高くなるでしょう。

要約すると・・・、

・トランプが仕掛けた貿易戦争が、1,2か月後には収束に近いところまで来る。そうなれば、FEDハト派的になる。その頃には株式市場は2026年を織り込み始めるので、株価は上がる。リードするのは工業、金融、テック。小型株も値上がる。

・Wall Street、機関投資家は直近の株高と戦い、株が下がる要因を探している(株高を作っているのは個人投資家だ)。株価は心配の壁を登るだろう。

といったところでしょうか。

 

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