塾長です。
昨日(米国6/13)はイスラエルがイランを攻撃して株安、原油高。
なぜか債券利回り上昇。Bloombergは”インフレ懸念”だと書いている。70年代とは状況が違いますが、石油ショック的な話でしょうか。
S&P500、5,976(-1.13%)
Nasdaq、19,406(-1.30%)
【米国市況】株が反落、中東情勢の緊張で原油急伸-ドル144円近辺 - Bloomberg
原油、73.18
10年債、4.4240
ドル円、144.0670
Bitcoin、105,852
6月 ミシガン大学消費者信頼感指数、60.5(予想53.4)
米消費者マインド、24年1月以来の大幅上昇-インフレ期待も改善 - Bloomberg
■また戦争;
イランが報復攻撃、イスラエルにミサイル数百発発射-米軍が迎撃支援 - Bloomberg
V-4.99%、MA-4.62%
XOM+2.18%、CVX+0.65%
RTX+4.71%、LMT+3.66%
■トランプとその仲間たち;
トランプ政権、国家安全保障上の合意案提示-USスチール買収計画 - Bloomberg
赤沢再生相、非常に突っ込んだやり取りで合意の可能性探った-関税交渉 - Bloomberg
日米首脳が電話会談、関税合意に向け閣僚協議加速で一致-石破首相 - Bloomberg
テスラに追い風、米安全当局が自動運転車の規制緩和へ-株価上昇 - Bloomberg
Tesla+1.94%
■注目決算なし。
■〆のインタビューはBofA サヴィタ・スブラメニアン;
ー直近では米株は良いムードでした。良い値動きをしていました。イスラエルーイラン紛争でこの状況はどのように変わるでしょうか?
・この地政学は株式市場に織り込まれているよりも大きなものだと思います。原油は値を上げ、S&Pの値下がり幅がNasdaqよりも小さいことは興味深いです。この環境において、実際のリスクは米国企業にあるのではなく、国にあります。米国対他国というリスクプレミアムが存在します。米国のアドバンテージは、我々は最近米国株に強気である理由でもありますが、米国がエネルギー独立だという事です。それはこのような状況で意味があるのです。今日地政学的リスクから原油が上昇しました。それはエネルギー輸入業者によって支払われるものです。輸出業者ではありません。この手のことは、株ストラテジストとして通常考えないのですが、カントリー・リスク・プレミアがあるのです。特に米国では、です。しかし突然考えなくてはならなくなりました。
ーどれくらいが市場に反映されているでしょうか?S&P500は最高値から数%しか離れていません。
・年初時点に戻りました。いくつかのエリアでは・・・、超巨大株は買われ過ぎです。関税リスクがあるので、Cummucation Services、Mediaは最も混雑しているエリアです。私はエネルギーがとても良いヘッジになると思います。エネルギー株です。地政学的リスクがあり、エネルギーはunder-owned セクターです。過去2年間、エネルギー株は粛清されてきました。彼らは原油価格が上昇すべきだと挑発するのをやめました。これらの理由から、エネルギー株はインフレ防衛となり、配当を受けられ、既に安いので経済成長が低下しても値下がりは少ないでしょう。我々はエネルギー株を2週間前にアップグレードしており、最も好んでいるものの一つです。今年これ以上エネルギー株が悪化することはないでしょう。
ー原油のトレーダーは地政学に焼かれてきました。ロシアーウクライナ紛争でも、トレーダーは原油価格がもっと上昇すると思っていましたが、サプライがあるので、そうはなりませんでした。
・そうです。サプライが原油価格を下げてきました。成長に対する恐れ(growth scare)も理由かも知れません。しかし、エネルギーセクターの株を見てください。特に大型株です。彼らは基本的にWTI(米国の原油価格)から分離されています。平均的なエネルギー価格の原油に対するβは、2017年の半分でしかありません。この世界は・・・、債券利回りが予想以上に高く、インフレ率はFEDが利下げできるよりも高く。そこで何を持ちたいでしょうか?インフレに対する防御(inflation protection)です。債券はインフレから守ってくれません。利回りは上昇していて、債券を持つにはヒドイ環境です。私は株からのインカムを好みます。特にこの環境では。
急な出来事だったので、あまり深く考えてしゃべっているようには聞こえませんでしたが・・・、
・通常、米国では深くカントリー・リスクを考えないのだが、この環境では意味がある(≒米国株?米国資産?が買われるだろう)。
米国はエネルギー独立である。原油価格が上昇しているが、それは原油を輸入する国が払うものであり、米国は受け取る側だ。
・今はインフレ防衛が重要である。債券は役に立たない。株価変動の少ない株から配当を得るのが良い戦略だ。
エネルギー株、特に大型エネルギー株がお勧めである。彼らは過去2年で大きく売られ、投資家はunder ownedの状態である。これは逆に下値が限定的である事を意味している。
と言っているようです。
下値は限定的と言われても、value trapという言葉もあります。
昨晩、Visa、MasterCardを買っておけば良かった、と思いました。3、4%も下げるなんて、意味が分からない。
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