塾長です。
昨日(米国6/26)の米株は前日の一服で元気を取り戻し爆アゲ。
S&P500、6,141(+0.80%)
Nasdaq、20,167(+0.97%)
【米国市況】S&P500種、最高値圏に上昇-円は買われ一時143円台 - Bloomberg
原油、65.40
10年債、4.2530
ドル円、144.42
Bitcoin、107,060
第1四半期 実質GDP[前期比年率]、-0.5%(予想-0.2%)
第1四半期 個人消費[前期比年率]、0.5%(1.2%)
第1四半期 GDPデフレータ[前期比年率]、3.8%(3.7%)
第1四半期 コアPCE価格指数[前期比年率]、3.5%(3.4%)
5月 耐久財受注[前月比]、16.4%(8.5%)
5月 耐久財受注コア[前月比]、0.5%(0.1%)
5月 中古住宅販売成約指数[前月比]、1.8%(-0.2%)
同[前年比]、-0.3%
米GDPは下方修正、サービス支出がコロナ禍初期以来の低調 - Bloomberg
米5月耐久財受注16.4%増、航空機受注急増が押し上げ | ロイター
米中古住宅販売成約指数、5月は持ち直す-市場予想以上の伸び - Bloomberg
再就職の困難を示唆、米失業保険継続受給者数が21年11月以来の高水準 - Bloomberg
SF連銀デーリー総裁、秋の利下げに含み-関税の影響は限定的と示唆 - Bloomberg
デーリー氏は26日、ブルームバーグTVとのインタビューで「私の中心的な見方としては、秋ごろから金利の調整を開始できるというものであり、その考えは特に変わっていない」と語った。
リッチモンド連銀総裁、金利据え置きを支持-不確実性なお「顕著」 - Bloomberg
米国の「報復税」、税制法案から削除へ-G7との財務省合意受け - Bloomberg
■トランプとその仲間たち;
米上乗せ関税、7月9日期限は重要でない-延長もあると大統領報道官 - Bloomberg
米セクター別関税を各国が警戒、トランプ政権との交渉で合意の障害に - Bloomberg
ラトニック商務長官、米中が関税巡り最終的な理解取りまとめ - Bloomberg
トランプ氏の利下げ要求支持、FRB議長候補か答えず-ハセット氏 - Bloomberg
■NIKEなどが決算;
ナイキ株が11%急伸、売上高の底入れを予想 - Bloomberg
・6-8月売上高は「1桁台半ば」の減少へ、市場予想よりも小幅減収
・今後の回復に向けた明確な道筋見えてきた-ヒルCEO
時間外+10.33%
■〆はFED Watcher デイヴィッド・ザボス;
ーFEDの中での喧嘩(fight)が株価を押し上げると次のゲストは言っています。デイヴィッド・ザボスさんです。なぜでしょうか?
・”喧嘩”ではないのですが、来年にかけてパウエルの任期が4、5月に切れ、1月にはクーグラー理事が去ります。よって大統領はFOMCの2つの席を指名することができます。彼は既にウォラーとボウマンの2人を指名しています。FOMCの7席のうち、トランプ指名者が4人になります。市場はそれに気づいています。過半数になると、彼らがある程度トランプのアジェンダに好意的だと、分かっています。
ー彼らはハト派的でしょうか?質問は複数ありませす。彼(次期FRB議長)はよりハト派でしょうか?そうであれば、彼が指名されたあと、すぐに市場は折込に入りますよね?もし超ハト派が指名されれば、長期債金利は上昇するでしょうか?
・先ほどスティーブ・リーシュマンは良い点を示しました。彼らはより(トランプの)成長に友好的な政策を信じているでしょう。関税がある種の巨大な障害(detriment)ではないと信じているでしょう。彼らは規制緩和に注目するでしょう、様々なトランプ政策のピースに注目するでしょう。そして(今までと)異なるドットプロット、経済予想をするでしょう。先ほどブライアンが言っていたような90年代にあった炎(flare)があるでしょう。ICGEやCMGIのような株です(どちらもインターネット企業に投資する会社)。生産性向上があるでしょう。それによって、彼らはより多くのリスクを取ることになります。アラン・グリーンスパンのように、です。彼は90年代に多くのリスクを取りました。彼が金利を低く保っているのを人々はクレイジーだと言いましたが、結局のところ彼はクレイジーではありませんでした。私はそれをハト派だとは呼びたくありません。彼らの予測が銀行により多くのリスクを取らせる助けになる、と言いたいのです。
ー市場はいつパウエルの言葉を聞かなくなるでしょうか?今後9か月のうちに、誰かが指名されることになります。
・金融政策の大きな部分を占めるのはforward guidanceです。トランプの行動を見て分かるのは、彼がある人物を嫌で、その人を排除できないとき、彼はその人物を無関係(irrelevant)にします。それが起きているのです。
前回のプレスカンファレンスを注意深く見ていて気付いたのは、市場はパウエルを無関係だと思い始めているようです。「あなたはハト派的になろうと努力していますね、へぇ、そうですか」と。
ーパウエルはそれに気づいているようですね。
・彼はパンチを少し欠いているようです。
ーあなたは顧客から「次のFRB議長は誰になりますか?その人は何をしますか?」と聞かれますね。
・いつか指名されるでしょう。5名ほど候補がいますが、全て素晴らしい人たちです。FRB議長になるのに素晴らしい人物です。市場は動くでしょうが、誰がなっても大きな違いは無いと思います。
ー市場はすぐに反応するようになるでしょうか?ハセットがこう言った、ウォルシュがこう書いた、と。私はその段階には居ないように感じるのですが。
・彼らがすぐに動き出すかどうかは今の時点で分かりません。しかし、ウォラー、ボウマンはその地位にいると言えるでしょう。彼はコメントしなければいけない立場にいます。そして彼らはハト派的な方向に動いています。
会社の中でも次の社長は誰だ、彼は次の人事で取締役になる、的な話が盛り上がるように、皆さんこの手の人事の話題は大好物。ニコニコしながらしゃべっています。
今回のポイントとなるのは・・・、
- クーグラー、パウエル後任をトランプが指名する。ウォラー、ボウマンを加えて4名がトランプ政策支持者となり、FOMCの席の過半数を取る。彼らはより成長指向のフォワードガイダンスを出し、そのように金利を動かす(=利下げ)だろう。
- 次期FRB議長が誰になるか、いつ指名されるか分からないが、既に市場はパウエルの言う事を聞かなくなり始めている。トランプが「すぐに次期議長を指名するつもりだ」と言って、そう仕向けているのが成功している。
誰が議長になってもFRBをトランプ政策寄り(成長志向)に運営し、銀行はカネを貸しやすくなる。 - その結果として、90年代バブルのような株高がやってくる。
と言っているようです。
グリーンスパンの低金利政策を評価しているようですが、彼がバブルを作って潰したとも言えるわけで・・・。
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