塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ダン・ナイルズ】需要先食いによって底上げされQ2決算により株価は上昇し続ける。バリュエーションを見ずに、ラリーを楽しめ。

塾長です。

昨日(米国6/27)も株高。そろそろ落ち着いてくれないと2021年末/2022年初頭のように下落しそう。

 S&P500、6,173(+0.52%)

 Nasdaq、20,273(+0.52%)

【米国市況】S&P500最高値更新、ハイテク株主導-ドル144円台後半 - Bloomberg

27日の米株式相場は続伸。関税に関するニュースが意識される中、S&P500種株価指数終値で最高値を更新した。今週は中東情勢のリスクが和らいだほか、米経済が持ちこたえていることが示唆された。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、65.07

 10年債、4.2830

 ドル円、144.6150

 Bitcoin、107,158

 

 

経済指標:

 5月 PCE価格指数[前月比]、0.1%(予想0.1%)

 同[前年同月比]、2.3%(2.3%)

 5月 コアPCE価格指数[前月比]、0.2%(0.1%)

 同[前年同月比]、2.7%(2.6%)

 6月 ミシガン大学消費者信頼感指数、60.7(60.5)

米PCE統計、実質消費支出が年初来の大幅減-物価圧力は抑制 - Bloomberg

米PCEコア価格指数、5月は前年同月比2.7%上昇-予想2.6%上昇 - Bloomberg

 個人消費支出は前月比0.1%減少。市場予想は0.1%増加。前月は0.2%増加だった。個人所得は前月比0.4%減少。予想は0.3%増加。前月は0.7%増加だった。

ミシガン大消費者マインド、4カ月ぶり高水準-インフレ期待低下 - Bloomberg

 

 

金融政策:

■いつも適当なカシュカリ;

米利下げは年内2回の公算、1回目は9月-ミネアポリス連銀総裁 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

トランプ氏、カナダとの貿易協議打ち切り表明-新たな関税を警告 - Bloomberg

トランプ氏、7月の関税引き上げ強調-ベッセント氏は猶予延長を示唆 - Bloomberg

EUと米国、7月9日の期限までに関税合意に達すると確信 - Bloomberg

トランプ氏、イラン制裁緩和の検討中止-ハメネイ師の勝利宣言に反発 - Bloomberg

トランプ氏が最高裁を称賛、「出生地主義」修正で地裁の権限を制限 - Bloomberg

トランプ氏、7月4日が絶対的期限ではない-大型税制・歳出法案 - Bloomberg

トランプ氏、減税法案の7月4日までの可決求め圧力-前言撤回 - Bloomberg

トランプ氏、ガザ停戦が「近い」と発言-来週中にも実現との見解示す - Bloomberg

トランプ氏、FRB議長後任に利下げ望む人物を指名と表明 - Bloomberg

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

■〆はテックに強いダン・ナイルズ。彼は前回のインタビューで弱気から強気に転換していました;

www.youtube.com

ー(テック株の)上昇が続いています。ここからどうしますか?利確しますか?買い増しですか?

・可能な限り波に乗れると思います。今朝のデータを見て欲しい。データは問題ではありません。投資家がどのようにデータを解釈するか?が問題です。個人所得が‐0.4%となりました。予想は0.3%でした。個人支出は予想0.1%に対して‐0.1%でした。(関税による)需要の先食いがあったのが無くなったのです。PCEは予想を0.1%上回りました。しかし市場は売られるどころか、ラリーを続けたのです。利下げ期待が上昇したからです。このような市場のレベルでは・・・、Q2決算は良いと予想できます。私がQ1が良いと思ったのと同じ理由です。ある時点で110だったドル指数が、Q1平均で107となりました。Q2の平均は100です。今は97です。S&P500社の47%の売上は海外市場から来るのです。彼らにとってこれ(ドル安)は巨大な追い風です。今朝の数字を見て、少し迷いましたが、まだ需要の先食いがあると思います。地政学は少し改善しました。7月9日より前に関税合意がなされるでしょう。投資家はFEDは利下げをすると思っています。パフォーマンスが追われています。MMFには$7Tが入っています。信じられないかも知れませんが、機関投資家よりも一般投資家の方が積み上げているのです。どちらもパフォーマンスを追うでしょう。今はバリュエーションを忘れるべきです。Thanksgivingには壁に当たると思いますが、今私は(ラリーに)乗るのを楽しんでいます。

 

ーバリュエーションを忘れろと言うのですね。それでは、Thanksgiving辺りには何が起きるのですか?

・そう聞くと思いましたよ(笑)。Q1 GDPにおいて、輸入が前年比38%上昇しました。米国GDPは世界のGDPの25%を占めます。これが需要の先食いでないとしたら、私にはそれが何か分かりません。Appleは関税がかかる前に大量のiPhoneを輸入しました。消費者は高額商品、例えば車、PC、スマホを、関税で値上がりする前に買いました。既に車、PC、スマホを買ってしまったので、ホリデーシーズンに新たに買うことはありません。小売業者、特に家電小売は売上の20~35%を11、12月に売上ます。そのうちの15%がThanksgiving、Cyber Mondayに集中します。あなたがQ1、Q2に需要の先食いとドル安で(好)決算に驚いたように、Thanksgiving辺りに問題をかかえるでしょう。私は毎日データを見ています。投資家がどのように反応するかを見ています。スクリーンに映し出されるバリュエーションを見ないようにしています。なぜなら人々はFOMOになっているからです。

 

ーFOMOですか?MOMO、momentum marketではないですか?

・そうですね。MMFに$7Tあって、個人投資家機関投資家よりも積み上げているのですから、まだFOMOは存在します。

 あなたは次のようなシナリオを作り上げることができるでしょう。Mag7をグループとして見ると、年初来+2%です。7社の成績はマチマチですが。あなたがパフォーマンスを追うのであれば、「Appleはずいぶんと売られたな。でも良い四半期だった」と考えられます。iPhoneにAIが乗っていないというのを無視して、です。このような投資行動が続いていると思います。良い理由からではないですが、Appleは良い四半期決算を出したのですから。あなたはパフォーマンスを追うシナリオを作りだすことができるのです。

まとめると・・・、

  • 個人投資家機関投資家MMFに$7Tを預けている。彼らはFOMOに駆られ、パフォーマンスを追い求め、株を買うだろう。地政学も落ち着き、関税合意もなされ、FEDは利下げされると考えられている。ゆえに株ラリーは継続する。
    今はバリュエーションを見て恐れるのではなく、ラリーに乗るのを楽しむべき時だ。
  • Q1決算が良かったのはドル安と関税による需要の先食いによるものだった。これはQ2も続くと思われる。この需要の先食いの反動によって、Thanksgiving辺りの小売、特に車や家電の売上が落ちるだろう。これによってラリーは壁に当たり、終了する。

と言っているようです。

 

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