塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【バリー・バニスター】経済は減速するが、高インフレでFEDは利下げできず、S&P500は10月までに‐12%。

塾長です。

昨日(米国7/8)は新たなニュースなく、株はヨコ。長期債利回り上昇。

そろそろ2Q決算シーズンが開幕。10日Delta、15日JPM、WFG、Cなど。

 S&P500、6,225(-0.07%)

 Nasdaq、20,418(+0.03%)

【米国市況】株高にブレーキ、関税発動延期をトランプ氏否定-円下落 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、68.14

 10年債、4.4150

 ドル円、146.72

 Bitcoin、108,947

 

 

経済指標:

米消費者のインフレ期待、トランプ関税前の水準に戻る-NY連銀 - Bloomberg

  解雇への不安が和らぐ中、消費者は家計に対して楽観的な見方をわずかに強めた。1年後に家計状況が悪化するとの回答比率は6月に低下。改善すると答えた割合が増えた。

  信用へのアクセスが困難だとの回答は減少し、今後1年間に困難に直面すると答えた割合も低下した。今後3カ月に債務の最低返済額を滞納する可能性については、昨年5月以来の低水準となった。

信用=借金、ローンのこと。コロナで返済が延期されていた学費ローン返済が再開し、延滞率が上がっているといったニュースが出ていましたが、それに反する調査結果となっています;

One in three student loan borrowers risk default as delinquency rates soar | US student debt | The Guardian

消費は底打ち、上向きの兆しがある様子。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

トランプ氏、関税期限さらなる延長認めず-銅50%、医薬品200%関税も - Bloomberg

ベッセント米財務長官が来週訪日へ、大阪・関西万博で-関係者 - Bloomberg

トランプ氏、パウエル議長は「直ちに辞任すべきだ」-議会証言巡り - Bloomberg

トランプ氏、プーチン氏にまた不満表明-ウクライナに兵器追加供与へ - Bloomberg

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

Amazon Prime Dayの売上が急減?と思いきや、見出し詐欺でした;

アマゾン「プライムデー」、開始4時間の売り上げは前年比14%減 - Bloomberg

アマゾン・ドット・コムが行う毎年恒例のセール「プライムデー」は、開始後4時間の売上高が前年を14%下回った。・・・

 :

  前年は2日間だったプライムデーは、今年は4日間に延びたため、単純な比較は難しい。

 

 

■〆は逆張り/皮肉屋 Stifel バリー・バニスター;

www.youtube.com

ー昨日、一昨日に出た関税に関する新しい発表についてどのように思いますか?それは、あなたが年後半に市場が滑るとの予想に関連しているでしょうか?

・そうですね、あきらかに市場はツイートに反応しています。トランプが何をツイートしようとも、市場は反応します。しかし我々は実態経済を見ていて、それは年後半、シャープに減速しています。それは数十年間にわたり、S&P500の年変化率と関連があります。そして我々はFEDに同意し、インフレ率が3%を破ると思います。Core PCEデフレータのことです。それはFEDが注視しているものです。ソフトなスタグフレーション環境が厳しくなっています。インフレ率は目標の2%を大きく上回り、S&P500企業利益に直結する経済は減速しています。それは巨大テック企業を含みます。今年初めの4か月に起きた事のエコーを見ることになるでしょう。エコーは4月に経験した‐20%の約半分となる‐12%となるでしょう。

 

ー4月に起きた高インフレ、経済減速(の予想)はプレビューだったのですね。それが年後半に現実になる、と。しかし雇用統計などは良いし、インフレは抑制されている。

・インフレ率はベース効果により弱められているだけです。CorePCEの個別要素の6か月間を年率に換算すると・・・、住居費は粘着的だし、Super Coreはだいたい金融危機の4年前と同じです。耐久消費財はデフレ状態からゼロもしくはそれ以上になるでしょう。インフレは粘着的だと思います。

 最初の下落(←4月の株安のこと)は最悪の結果を想定したものです。恐怖映画と同じで、1作目が一番怖くて、2作目はそれほどでもありません。既にその怖さを知っているからです。現実になっても、それほど怖くないのです。

 

ー多くの人達が年末目標を上向きに修正しています※。市場が屈強(stalwart)だからです。どのように説明しますか?

・我々は他のストラテジストと関係なく予想します。Bloombergの端末でストラテジスト予想とS&P500を重ねると、ストラテジストがS&P500を追っているのが分かります。彼らは独創的な考えをして大きな強気予想をしているのではありません。今日出た一つの予想を含め、多くのものが(S&P500値動きに)キャッチアップしようとしているだけです。我々は年後半に弱さが出ると考えます。過去100年間の65%くらい、5月~10月が緊張感のある期間(fraught period)です。私は消費者が減速すとみていて、用心深くなっています。Amazon Primeの初期が期待外れでした。そのようなデータが出てきています。経済が減速すると、企業利益も減速します。インフレは粘着的で、利下げ回数は少なくなります。雇用はOKです。そうであれば、なぜFEDは早く利下げをする必要があるのでしょう?我々は(株の値下がり)pull backがあると思います。

 

※:ゴールドマン、S&P500目標値を再び引き上げ-ここ2カ月で2度目 - Bloomberg

前回と同じようなことを言っています。加筆・補足しつつまとめると・・・、

  • 年後半に経済減速が現実のものになる。その一方でインフレ率は高止まりし、FEDは多くの利下げができない。労働市場も健全なので、早めに利下げする必要もない。
  • そのような環境となれば、S&P500は4月の下落の約半分となる‐12%を10月までに記録するだろう。
  • Wall Streetのストラテジストは独自の予想をしているのではなく、S&P500の値動きを追っているだけだ(S&Pが上昇傾向なら年末予想を引上げ、その逆も同じ)。

と言っているようです。

 

が、上で示したNY連銀調査のように「トランプ関税ヤベー」と恐れていた消費者が「関税ヤバくないかも」と回復している様子も窺えるので、経済減速の底打ちは浅く早いかも知れません。

 

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