塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【デイヴィッド・ザボス】市場は任期切れが近いパウエルの先を見ている。今日はMetaやMicrosoft決算の方が重要だ。

塾長です。

昨日(米国7/30)はFOMC金利維持が決定され、株はヨコ。長期金利は上昇、円安。

After Hoursで発表されたMetaとMicrosoftの決算が良かったようなので、明日に期待。

 S&P500、6,362(-0.12%)

 Nasdaq、21,129(+0.15%)

【米国市況】S&P500は続落、国債利回り上昇-早期利下げ観測後退 - Bloomberg

 FOMCは政策金利を据え置いたものの、声明で景気判断を下方修正したことから、政策発表直後は近く利下げが実施されるとの観測が広がり、株価は上昇していた。しかし、パウエル氏はその後の記者会見で、労働市場は「堅調なようだ」とし、インフレは目標を引き続き上回っていると述べた。市場はこうした発言を受けて、近い将来の政策変更はなさそうだと受けとめた。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、70.26

 10年債、4.3760

 ドル円、149.32

 Bitcoin、117,590

 

 

経済指標:

 7月 ADP雇用統計[前月比]、10.4万人(予想7.9万人)

 第2四半期 実質GDP[前期比年率]、3.0%(2.4%)

 第2四半期 個人消費[〃]、1.4%(1.4%)

 第2四半期 GDPデフレータ[〃]、2.0%(2.3%)

 第2四半期 コアPCE価格指数[〃]、2.5%(2.2%)

 6月 中古住宅販売成約指数[前月比]、-0.8%(0.1%)

 同[前年同月比]、-0.3%(-2.1%)

米GDP、4-6月は3%増-関税前の駆け込み輸入急増が反転 - Bloomberg

 

 

金融政策:

FOMC

FOMC声明:経済活動の伸び緩やかになった、不確実性は依然高い - Bloomberg

FOMCは金利据え置き、パウエル議長の会見で9月利下げ期待が後退 - Bloomberg

FRBのウォラー理事とボウマン副議長は0.25ポイント利下げを主張

・「解決すべき不確実性は非常に多い」-パウエルFRB議長

 :

 パウエルFRB議長は政策決定後の記者会見で、声明で触れられた経済活動の伸び鈍化について、「主に個人消費の減速を反映している」と説明した。

  ただ9月会合で金利を引き下げるとのシグナルを送ることは避けた。

 

 

 

財政政策:

 

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

トランプ氏、インドに25%関税と「ペナルティー」賦課-8月から - Bloomberg

  トランプ氏は30日、インドの関税は「世界で最も高い部類に入る。インドはどの国よりも厄介で醜悪な非関税障壁がある」と、自身のソーシャルメディアであるトゥルース・ソーシャルに投稿した。

  「また、世界中がロシアにウクライナでの殺りくをやめさせたいと考えている時に、インドは大半の軍装備品を常にロシアから購入し、中国と並んでロシア産エネルギーの最大の買い手となっている」とも指摘。

  「従って、インドは8月1日から25%の関税と、上記の理由によるペナルティーを支払うことになる」と続けた。

(関連;アップルが生産移管、インドが米国向けスマホ製造国最大に-中国抜く - Bloomberg

AAPL-1.05%

トランプ氏、韓国輸出品への15%関税で合意-3500億ドル対米投資へ - Bloomberg

・今回発表された投資ファンド、日本が確約した5500億ドル投資と類似

・韓国、米国産LNGなど1000億ドル相を当購入することにも同意

トランプ氏、半完成の銅製品に50%関税-精錬銅は除外で先物急落 - Bloomberg

トランプ米大統領は30日、銅輸入品に対する新たな関税を定める布告に署名した。布告では全ての半製品に対して一律50%の関税を課す一方、精錬銅への適用は見送った。

トランプ氏、ブラジルへの50%関税を1週間延期-輸出品の一部を除外 - Bloomberg

 

 

個別株:

■F、Meta、MSFT、QCOMなどが決算;

Ford reports Q2 earnings beat but takes $800M tariff hit

時間外-1.84%

 

メタ株急伸、売上高見通しが予想上回る-設備投資計画の下限引き上げ - Bloomberg

・7~9月期売上高見通しと4~6月売上高が予想を上回る

・堅調な広告事業がAI投資支えていることを示す

+11.54%

 

マイクロソフト、クラウド事業の成長は予想上回る-AI支出最大 - Bloomberg

クラウド事業「Azure」の4-6月売上高は39%増-通期は34%増加

・4-6月設備投資は過去最大の242億ドル-株価は一時7%上昇

+8.55%

 

米クアルコム株が下落、スマートフォン関連売上高が予想下回る - Bloomberg

 同社が31日に発表した4ー6月(第3四半期)決算によれば、スマホ関連の売上高は7%増の63億3000万ドル(約9460億円)だった。ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均(64億8000万ドル)には届かなかった。

-5.42%

 

 

アナリスト/ファンドマネージャコメント:

■FOMC2日目なのでいつもは債券王ジェフリー・ガンドラックのインタビューを紹介していますが、昨日は欠席だったもよう。

 代わりに著名FEDウォッチャー Jefferiesのデイヴィッド・ザボス;

www.youtube.com

FED議長が会見したあと、債券利回りは上昇し、株は下がりました。引けにかけて少し戻しています。FOMC声明はハト派的だったようですが、パウエルはよりタカ派に寄っているようでした。「関税が決まるまでにまだ時間がある」「9月FOMCについては何も決まっていない」「関税は少しだけ消費者価格に反映されましたが、まだ関税の影響が価格に出るのは早い」などと発言しました。あなたの考えはいかがですか?

・全体的にタカ派的だったと言えます。市場は9月の見通しが良くなる、FEDが中立的になることを期待していました。その期待はSEPが今年2回利下げを示しているのと一致しています。その(年内2回利下げ)可能性はまだありますが。FEDのストーリーは、パウエルの任期切れに向かうにつれ、より無関係になっています。市場はこのタカ派的態度に大きな反応をしませんでした。10年債は0.1%幅の上昇、S&P500の動きは0.25%以下です。これらは、FOMC後の市場の値動きとしては、とても小さなものです。なので私は、市場がFEDタカ派的態度をたいして気にしていないという以外、市場の値動きから何かを読み取ろうとはしていません。市場は2026、2027年にFEDが何をするか?に注目を移しています。ボウマンやウォラーに加え、トランプが指名するメンバーが増えるので、よりハト派的になるでしょう。

 

ーウォラー、ボウマンは反対票を投じました。反対票が2つあったのは、1993年以来初めてです。これは何を意味するでしょうか?

・政治的な分断です。彼ら2人はトランプが指名した者達です。政治が普段と逆方向に作用していると言えるでしょう。通常は政権に譲歩するものですが、このFEDは昨年9月以来、アンチ・アーサー・バーンズ、ジョンソン大統領下のアンチ・マーチンになっているようです。このFEDは政治的なのです。頑固になっています。インフレのリスクを取りたくない、と。不確実性という言葉を何度も使い、(政権の)アジェンダを押し返しました。不確実性という言葉が、トランプ政権の政策に対する敵意を示す暗号になっているようです。これは悲しいことです。

 

ー今、Microsoftの決算が出ました。株価は6%以上上げています。これについては後で詳しく報じます。

 FEDが政治的だと言いましたが、逆の議論もあります。このFEDは大統領のプレッシャーにくじけないことで、最も政治的でないようにしているのだ、と。また、2票の反対がありました。彼らは一枚岩ではない。

・私が言いたいのは、政治がどちらの方向にも作用しうるという事です。民主党主導の議会によって腐敗(corrupted)するのか、 大統領の方針に反対もしくは賛同して腐敗するのか、です。我々が見ているのは、トランプ政権に対する反抗(push back)です。それは去年9月以降見られています。これは悲しいことです。我々、ジェフリーズが何度も言っているように、金利はこのレベルである必要は無いのです。FEDはテールリスクの中でも小さなリスクを心配しています。

 あなたがMicrosoftの決算に行きたければ、そうすべきでしょう。その方がより重要だと思いますよ。FEDよりも、たくさんの良い事が起きています。

彼の主張は、最後の部分に全てが込められていると思いました。

「パウエルは来年5月に議長職の任期が切れる。FOMCメンバーはトランプ政策に賛同する者が過半を占めるだろう。そうなればFEDハト派的になる。市場は既にそれを織込んでいる。今日のFEDの決定はほとんど意味を持っていない。それよりもAI(MetaやMicrosoftの好決算)の方が経済や株価にとって重要だ」と言っているようです。

 

 

■そこまで言われたら、Meta、MSFT決算も紹介しないわけには行きません。テック強気派 ジーン・マンスター;

www.youtube.com

ーMeta、Microsft株が最高値付近に上げています。それらの決算会見が行われています。ジーン・マンスターさんは決算会見を聞いていました。何か特筆すべきことを言っていましたか?

・Metaは決算会見の中での2つのコメントによって、+9%だったのが+11%まで上昇しました。1つ目はザッカーバーグによるもので「super intelligenceを真剣に受け止めている」です。彼は「AIがAIをトレーニングし、super intelligenceに有意な影響を与えているのを目にした。1,2年のうちに世界は違うものになるだろう」と言いました。super intelligenceという言葉は、general intelligeniに注目していた人々にとっては比較的新しい言葉です。市場はこのビジョナリー的な見方に反応したのです。2つ目は、投資家がAIにより多く投資すべきという証拠です。CFOはカレンダー2026年により多くの投資をすると言いました。これは投資家が(積極的な投資に対して)賞賛するというクラシックな例と言えます。私の中では1997年がフラッシュバックしました。

 Microsoftについては、彼らはクラウド事業の成長を示しました。シェアを得ている、と。より詳細には、クォンタムがより大きな役割を担うようになる、と言いました。それは決算会見の中でのことです。

 

ーこれらの株は再評価されるべきでしょうか?

・それが今晩の結論だと思います。AIに大きなモーメントがあるのです。これらの決算を(未来において)振り返ってみたときに、我々がいかに(AIの)初期段階であると理解していなかったのか、というサインになるでしょう。私にも理解が難しいものですが、周辺情報を加えてみたいと思います。これら2つの会社はAIを基にした成長を加速させています。過去2四半期と比べて3標準偏差の成長率です。AIの影響が増加しているのです。Metaは来年、資本投資を48%増加させると言いました。市場予想は11%でした。MetaとMicrosoftは全ての企業に対して「AIにはあなたの企業利益を増やすゴールドだ」とメッセージを送っているのです。他の企業を(AIに)向かわせようとしています。この2社の決算を考えると、これは大きな時です。あなたの質問に答えると、再評価(re-rate)されると思います。未だクレイジーな強気相場の初期にいるのだと思います。最終的にこのバブルは弾けるでしょうが、今後2年間は素晴らしいでしょう。

  • MetaはSuper Intelligenceという言葉を使い、先見性を示したことで、株価が爆上がりした。
  • Meta、MicrosoftはAIによって成長が加速している。彼らはより多くAI基盤に投資し、より多くの企業にAIを使わせるように促す。
  • これはIntenetバブルに照らし合わせると、1997年である。まだ初期の段階だ。バブルが弾けるまで株は上がり続ける。弾けるのは2年後だ。

と言っているようです。

 

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