塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】7月雇用統計がFOMCを時代遅れにしてしまった。9月利下げはほぼ確実。

塾長です。

昨日(米国8/4)の米株は大幅上昇。雇用統計ショックはたった1営業日しか続きませんでした。

 S&P500、6,329(+1.47%)

 Nasdaq、21,053(+1.95%)

【米国市況】押し目買いで株反発、国債市場に落ち着き戻る-ドル軟調 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、66.27

 10年債、4.2000

 ドル円、146.79

 Bitcoin、115,297

 

 

経済指標:

 6月 製造業新規受注[前月比]、-4.8%(予想-5.0%)

 6月 耐久財受注[前月比]、-9.4%(-9.3%)

 6月 耐久財受注コア[前月比]、0.2%(0.2%)

 

 

金融政策:

■デーリーがハト派発言;

デーリーSF連銀総裁、年内3回以上の利下げが必要も-ロイター - Bloomberg

 デーリー総裁は先週の連邦公開市場委員会(FOMC)の決定について、「もう1会合見送る用意はあったが、永遠に待つことはできない」と述べた。

 :

  デーリー氏は、労働市場が昨年と比べて大幅に軟化している「証拠が次々と示されている」と指摘。一方、関税の影響による価格上昇がインフレに広く波及している証拠はないと述べた。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

トランプ氏、対インド関税「大幅」引き上げへ-ロシア産原油購入で - Bloomberg

「堤防決壊」、トランプ大統領の兵糧攻めで米名門大学に和解のドミノ - Bloomberg

 

 

個別株:

■Berkshierなどが決算;

バークシャー・ハサウェイB株、クラフト・ハインツ38億ドル評価減で時間外取引下落 執筆: Investing.com

BRK-B-2.90%

 

 

アナリスト/ファンドマネージャコメント:

■MSマイク・ウィルソン、GSデイビッド・コスティン、Evercoreジュリアン・エマニュエル他;

米国株の売り局面、投資家は買いの好機-モルガンSウィルソン氏 - Bloomberg

米株の短期的な調整に備えよ、ウォール街のストラテジストが警鐘 - Bloomberg

 

 

■債券王ジェフリー・ガンドラック;

www.youtube.com

ージェフリー・ガンドラックさんから7月FOMC、7月雇用統計への最初のリアクションをお聞きします。

 あなたはFEDと違い、雇用統計の結果を知っているので、あなたは私の質問に有利に答えられますね。FEDは先週正しい動きをしたでしょうか?利下げしなかったのは正しかったでしょうか?

・それは今議論の的になっています。パウエルは「我々はFFレートを”効率的に”動かしている」と言いました。私はその意味がよく分かっていません。彼は雇用統計とインフレ指標という二つのデータに頼っているようです。先週でた7月雇用統計はとても弱いものでした。GDPが強く出たあとで、FOMCに入りました。多くの興味深い横潮(crosscurrents)があったのです。その後、ワイルドな雇用統計が出て、全てを変えてしまいました。私は利下げを先延ばししたのはある意味喜ばしいと思いました。多くの事があったからです。(FOMC後の)記者会見では、パウエルはとてもタカ派でした。彼はある質問にこのように答えました「我々はある意味現在のインフレーションデータの先を見ています。そうでなければ、金利を上げていたかも知れません」。記者会見で出た質問で利上げに関するものは一つだけで、残りは利下げについてでした。スティーブ・リーシュマンはFOMCをとてもうまく総括していたと思います。「パウエルは基本的に、雇用は目標地点にあるが、インフレは目標に達していないと言った」と。それは公正な特徴づけだと思いました。しかし、それは突然、25万人の職が無かったと修正された雇用統計により、完全に時代錯誤になってしまったのです。その結果として、突然FFレートと2年債金利の差が劇的に開きました。金曜日、2年債金利が0.25%幅下がったのです。FFレートと2年債の差が75bptsとなりました。2年債は利下げを期待しているということです。これは12か月前を彷彿させます。7月FOMCで利下げしておくべきだったのにしなかったので、9月FOMCで50bptsも利下げすることになってしまったのです。また同じような状態だと感じます。1年前よりはマシですが。1年前、2年債金利との差は1%幅ありましたから。しかし、70というは歴史的に見て、大きな差です。もし次の雇用統計が弱く出るなり、下方修正があれば、人々は50bpts利下げについて話始めるでしょう。雇用統計は以前より信頼が置けなくなってきています。これは長い時間をかけてそうなりました。雇用統計の調査に回答するのは60%だと言われいます。その数字は時間とともに増えてきています。CPIデータも疑いがあります。数年(several years)前、CPIに入ってくるデータの8%が推測されたものでした。それはimputed pricesと呼ばれます。今は35%になっています。CPIを計算するためのデータの35%がある意味作られてものなのです。人々はデータの信頼性を心配しています。次回、この雇用統計と真逆の結果でも出ない限りは、次回FOMCで利下げするのは間違いないでしょう。今年、残すFOMCが少なくなってきましたが、市場は最大3回の利下げをを予想しています。私はそれ(3回利下げ)に疑いを持っていますが。我々は今年1月に話をしたときから「2025年は2回利下げが最大だ」と言ってきた通りです。雇用統計が弱く、下方修正が大きいので、3回の可能性はありますが、私のベースケースは2回です。(雇用統計の)修正は統計的に奇妙です。なぜならほとんどの場合、下方修正だからです。バイデンが大統領だったとき、48回の雇用統計が出て、45回が下向きでした。人々は皮肉を込めて「華やかな数字を出したいのだろう」と言っていました。通常、人々は金曜日に出る雇用統計のヘッドラインに注目し、修正は無視するからです。しかし、今回は大きかったので、まるで爆弾が爆発したようなものでした。2年債金利が25bptsも下がりました。興味深いのは株で、金曜日に失った半分以上を取り戻しています。2年債はほとんど変わっていないのに。

まとめると・・・、

  • 7月FOMCでパウエルは『雇用は目標に達している(完全雇用)が、インフレは未達(2%以上)なので、利下げしない』という態度を示し、それは正しいように感じた。
  • 金曜日の7月雇用統計が全てを変えた。突然25万人の職が無くなった。2年債金利が25bptsも下がり、FFレートとの差が70bptsに広がった。次回雇用統計で真逆の数字でも出ない限り、9月FOMCで利下げは確実だ。これは去年と同じ状況である。7月にやるべき利下げをせず、9月に50bpts利下げをする羽目になった。
  • 市場は2025年内3回利下げを織り込んでいるが、私は2回だと思っている。
  • 雇用統計は信頼できなくなっている。回答率が60%に下がっている。統計的に奇妙なことに、バイデン時代に出た48回の雇用統計のうち、45回が下向きだった。
  • CPIも怪しくなっている。帰属価格(imputed prices)の割合が8%から35%になっている。

と言っているようです。

 

ちなみに、CPIを出しているのも(雇用統計と同じく)労働統計局。

時代に合わない調査手法を使い続け、信頼のおけない統計データを出し続けているのですから、そのトップがクビになっても仕方がないでしょう。

日本のメディアは御目出度く、それを批判しています・・・;

トランプ大統領 雇用統計の担当局長解任 専門家から批判相次ぐ | NHK | 雇用統計

これに対して専門家からは批判が相次いでいて、このうちトランプ政権の1期目に任命された前任の元局長ら有志は「企業や政策立案者の意思決定の土台となる経済統計の信頼性が損なわれる。アメリカの統計は世界的にも最高の水準にある」とする声明を出しました。

が、前任者が「俺たちは正しかった」と言うのは当たり前では?。

 

 

いつものように後半の「どのようなポートフォリオを組むべきか」については、後日ガンドラックの会社のYoutubeチャネルに上がると思います・・・と書こうとしたら、30分前に上がっていました(泣);

www.youtube.com

これから拝見いたします・・・。

 

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