塾長です。
先週金曜日のパウエルpivot&株急上昇から(営業日ベースで)1夜あけた昨日(米国8/25)の米株は落ち着きを取り戻し、下落。
S&P500、6,439(‐0.43%)
Nasdaq、21,449(‐0.22%)
【米国市況】株・国債ともに反落、利下げ巡る楽観後退-ドル全面高 - Bloomberg
原油、64.75
10年債、4.2750
ドル円、147.76
Bitcoin、110,009
7月 住宅建築許可件数、136.2万件(予想135.4万件)
同[前月比]、‐2.2%(‐2.8%)
7月 新築住宅販売件数、65.2万件(62.9万件)
同[前月比]、‐0.6%(0.4%)
7月の米新築住宅販売は予想上回る、前月も上方修正-価格低下で - Bloomberg
・販売インセンティブを活用した建設業者は66%、コロナ禍以降で最高
・販売価格中央値は40万3800ドル、7月として2021年以来の低水準
■ローガン@メキシコ、金融政策へのコメントなし;
ダラス連銀総裁、9月四半期末に短期金融市場で圧力生じる可能性 - Bloomberg
なし。
■トランプとその仲間たち;
トランプ米大統領、NBCとABCの放送免許剥奪を示唆-報道に不満 - Bloomberg
米国は韓国に関税で譲歩示さず、北朝鮮問題や造船では協力-首脳会談 - Bloomberg
次期FRB議長候補の決定は数カ月先に-ハセットNEC委員長 - Bloomberg
プーチン氏のゼレンスキー氏嫌いが会談実現の妨げに-トランプ大統領 - Bloomberg
■S&P500銘柄入れ替え;
インタラクティブをS&P500種銘柄に採用-ウォルグリーン除外へ - Bloomberg
時間外IBKR+3.86%、WBA+0.33%
■強気派エド・ヤーディーニ;
ー先週金曜日、5月以来最も大きな上げ幅を記録したあと、今朝は株先物が少し下げています。エド・ヤーディーニさんに話を聞きたいと思います。
金曜日のジャクソンホール会議があり、たくさん話すことがあります。あなたはパウエルが「インフレに対する関税のインパクトは短い」と言ったことに同意しますか?
・私は、関税の影響がインフレ率を2%に下がるのを妨げていて、3%近辺に留めていると思います。彼が正しい可能性はあります。多くの人が、関税は1度限り(の値上げ)だと言っています。問題なのは、関税は一度限りではないという事です。一例として、政権は家具に対する関税を考えています。1度限りの関税が数か月続くという事かも知れません。
それに加え、サービスのインフレ率がとてもホットです。関税で耐久財の価格が上昇し、サービスのインフレが高めで推移しているのですから、FEDの目標は2%ではなく、3%だという事になります。
ー9月25%利下げを示唆したのは間違いだと思いますか?
・そう思います。その理由はインフレだけではありません。経済は未だ回復力がある(resilient)のです。雇用統計が出たあとの今、それが議論の的になっています。7月雇用統計は5,6月の新規雇用者数が少なかったと修正され、7月分は73,000人でした。しかし、それでも増加しているのです。私は来月初めに発表される8月新規雇用者数が100,000になると予想します。それは失業率を4%に下がるためのbreak evenです。利下げを急ぐ特段の理由があると思いません。しかし、それがパウエルのスピーチでした。年初から何か月も、彼は「利下げを急がない」と言ってきました。今回彼は「急がない」と言わず、「多分、(金融政策を)修正するときがきた」と言いました。それがFEDの立場です。もちろん彼らは私の言う事を聞きません。彼らは彼らがやるべきと思ったことをやるだけです。しかし、9月FOMCまでにいくつかのインフレ指標が出ます。雇用統計も出ます。それらが彼らの気持ちを変えさせるかも知れません。
ーしかし、債券市場はFEDの転換を心配しているようには見えません。債券自警団の動きをどのように思いますか?彼らはFEDがインフレとの戦いを止めるのなら、金利を上げてやろうと思うでしょうか?
・株式市場は、FEDのPUTが9月に来ると興奮しましたが、債券利回りはフラットなレンジです。(10年債は)私が最後に見た時は4.29%でした。今画面には4.27%と映っています。これはFEDが利下げサイクルを始めるときの変化としては少ないものです。気を付けなければいけないのは、去年FEDが1%利下げしたのに、(10年債利回りが)1%上昇したことです。今回は、(10年債利回りが)この辺りにスタックして、政権はフラストレーションを貯めるかも知れません。
ーいずれにせよ、あたなは米国株に強気(constructive)ですね。先週金曜日、株式市場はFEDの利下げの可能性に反応して大きなジャンプをしたわけですが、それはあなたの考えをいずれかの方向に変えさせましたか?
・いずれにせよ、株式市場は強気相場にあります。強気相場がメルトアップのフェーズに入るかどうか?です。金曜日を含む最近の値動きを見ていると、既にメルトアップが始まっているように感じます。S&P500 ForwardPEは22倍です。バフェットレシオは最高値です。バリュエーションはとても高いのです。しかし、企業利益は素晴らしい。第1、2四半期、企業利益は予想を大きく上回りました。私はこの強気相場が企業決算にリードされ、続くと予想しますが、もしFEDが9月17日に利下げすれば私の目標株価は保守的過ぎるかも知れません。私の現在の予想はS&P500が2025年末に6,600、2026年末7,500です。FEDが力強いPUTを繰り出せば、それらがより早くやってくるかも知れません。
ーあなたがその目標を考えるとき、どのようなバランスになると考えているのですか?Mag7が引き続き市場全体を浮揚させるのか、中小型株や他の指標が上回るでしょうか?
・先週金曜日、中小型株が値上がりして興奮がありました。それに興奮することの問題点は・・・、ここ数年値上がり株の広がりを待ち続けていましたが、未だ株は濃縮されています。S&P500の市場価値の30%がMagnificent7です。6,600になっても、7,500になってもその割合は変わらないと思います。少しは値上がりが広がるかも知れませんが、彼らが明らかなリーダーです。
短くまとめると・・・、
- インフレは高止まりし、8月雇用は回復すると思うので、利下げの必要は無いと思う。
- FEDが9月利下げすれば株式市場がメルトアップするかも知れない。S&P500の目標を2025年末6,600、2026年末7,500と置いてあるが、到達が速まるかも知れない。
- 引続き株高をリードするのはMagnificent 7だ。
と言っているようです。
補足しておくと、ヤーディーニは以前「メルトアップは起きないで欲しい。メルトアップがあればメルトダウンがあるのだから」的な事を言っていました。
彼はまだ9月利下げを疑っているようですが、前回のblogでパウエルのスピーチを書き起こしたので、それを読んで頂ければわかるように、あれほどFED議長が「直近、引締め的な金融政策を見直します」と言ったら、少しばかり悪いインフレ指標 or 良い雇用指標が出ても、利下げを押し通すでしょう。
なぜなら、良いか・悪いかは別にして、彼らは一度言った事を変えないのが、彼らへの信頼を保つために必要だと考えているようなので。
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