塾長です。
昨日(米国9/12)はミシガン大学消費者信頼感指数が弱く出てS&Pヨコ。NasはTesla+7.36%のおかげで上昇。
S&P500、6,584(‐0.05%)
Nasdaq、22,141(+0.44%)
【米国市況】S&P500種は小反落、FOMC控え小休止-国債利回り上昇 - Bloomberg
原油、62.60
10年債、4.0610
ドル円、147.6450
Bitcoin、116,097
9月 ミシガン大学消費者信頼感指数、55.4(予想58.1)
シガン大消費者指数、5月以来の低水準-労働市場への懸念反映 - Bloomberg
なし。
なし。
■トランプとその仲間たち;
ロシア産エネルギーへの制裁、米国がG7で提案へ-戦争終結へ圧力 - Bloomberg
製薬株下落、米政権が子ども死亡とコロナワクチン関連付けと報道 - Bloomberg
iShares U.S. Healthcare ETF (IYH) -1.20%
トランプ大統領、テネシー州メンフィスにも州兵派遣計画-犯罪対策で - Bloomberg
■注目決算なし。
■みんな大好きジェレミー・シーゲル教授;
ーこの話はシーゲル教授をお呼びして続けましょう。
先ほどサラがうまくまとめてくれました。ハト的なFED、AIトレード、強いマージンの見通しがあります。季節性は関係ないのでしょうか?株の好調は長く続くでしょうか?
・上昇トレンドは未だ存在します。今、9月の半分を終えたところです。8月末は季節的に弱いとされてきましたが、とても好調です。来週のFOMCで重要なのは、彼らが何をするか?だけでなく、ドットプロットが出て、今後3回のミーティングで何をするつもりなのか?が分かることです。年末予想を考えると、FEDが年末までに何回利下げするのか?はとても重要なのです。小売売上がとても弱くならない限り、私は1回だと思います。それだけが9月FOMCまでに得られるデータです。失業保険はFOMC後になるので、彼らはそのデータを使って行動できません。それ(小売売上)が弱ければ、50bpts利下げを推す人が出てくるでしょう。ちなみに、どちらの側にも反対票が出る可能性があります。一部の人が「利下げすべきでない」と言い、一部は「50bpts利下げすべき」と言うでしょう。これは私が見た中でとても興味深いFOMCとなると思います。
ー特にスティーブン・マイロン(←日本語では”スティーブン・ミラン”もしくは”ステファン・ミラン”と書かれることが多いかも?)が火曜日までにFEDに入ることになれば、興味深いことになりますね。彼は50bpts利下げを主張するかもしれません。FED利下げは多く織り込まれているようですが、パウエルが何を語れば株高となるでしょうか?もしくはbuy the rumor sell the newsとなるでしょうか?50bpt利下げを主張する反対票が多く出て、FEDがより速く利下げすると予想されるでしょうか?
・一部の人は「50bpts利下げすれば、経済の弱さを示すので、市場を怖がらせるだろう」と言っています。しかし、私は、FFレートは10年債利回りより1%低い所にあるべきだと思っています。10年債利回りは4%を少し上回った所にあるので、FFレートは3%の少し上にあるべきです。そこに向かうべきです。今後3回のFOMCで3回利下げ、-75bptsすれば、(FFレートは)3.5%になります。そして来年数回利下げ、となります。多くの人は50bptsが織り込まれていると言いますが、私はそうは思いません。25bpts利下げとハト派のトーンが織り込まれていると思います。
ー今年の勝者を考えると、Micron、Oracleなどがあります。Teslaは今日、何のニュースも無いのに+5%でした。年末にtax loss selling(損出しのための株売り)ではなく、現実のマネーは(株を)追うでしょうか?
・年末の恐れ(year end fear)があり、多くの人がMag7からローテーションしましたが、Mag7は終わっていませんでした。AIが一休みすると考えていましたが、そうなりませんでした。「これまでのパフォーマンスが12月31にどうなっているのだろう?」という心配はあります。AI、AI関連株が引き続きとても強い可能性はあります。しかし、今年利下げ3回、来年2回だとすると、値上がり株は広がるでしょう。金利と強い関連がある小型株も引き続き良いでしょう。
ースタグフレーションは汚い言葉ですが、ミシガン大学調査から人々が弱い経済と、高いインフレ率を予想していることが分かりました。そのリスクを市場はどう見ているでしょうか?
・その数字は数か月前、6%に急上昇していました。それはクレイジーです。どんな悲観的な予想でもその近くにはありませんでした。主要メディアが関税で多くのインフレ率上昇があると騒ぎ立て、多くの人がそれを予想の中に入れたのです。これは消費者の期待値です。投資家の期待値ではありません。ビジネスパーソンの期待値ではありません。無意味だとは言いませんが、私はそこを強く強調したりしません。パウエルは関税による値上げを見過ごせると言いました。1度限りの税金だと。そのために利上げしたり、引き締めたりしない、と言いました。それがジャクソンホールでの転換(pivot)です。私はミシガン大学の調査をそれほど心配していません。
まとめると・・・、
- 9月FOMCの注目点は、ドットプロットと反対票。それによって今年何回利下げがあるかが予想できるようになる。
- 私(シーゲル教授)の予想は、9月1回(25bpts)。FFレートは10年債利回りを‐1%幅下回るべきなので、今年3回、来年2回利下げすべき。
- 市場は1回利下げと、ハト派の発言/ドットプロットを織込んでいるだろう。そこから外れたとき、株価は動く(例えば、パウエルからタカ派的な発言があれば、株価は下がる)。
- ミシガン大学消費者信頼感指数は一般人への調査である。投資家やビジネスパーソンではない。彼らのインフレ予想はメディアによって大きく左右されるので、重視すべきではない。
と言っているようです。
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