塾長です。
昨日(米国10/14)はパウエルが利下げ&QT終了を示唆しましたが、株は上がらず。
大手米銀が決算開始。どこも市場予想は上回るものの、株価の動きはマチマチ。
S&P500、6,644(-0.16%)
Nasdaq、22,521(-0.76%)
米株価指数先物が下落、アジア株も売り優勢-リスク回避強まる - Bloomberg
原油、58.67
10年債、4.0220
ドル円、151.78
Bitcoin、112,943
なし。
■パウエルがハト派発言;
パウエル議長、今月の追加利下げ示唆-雇用の伸び弱まる可能性指摘 - Bloomberg
「求人が一段と減少すれば失業率上昇につながる可能性が高い」と述べ、「求人数が減少してもこれまでは問題なかったが、失業率が上昇に転じる地点に近づいている」と語った。
パウエルFRB議長、数カ月以内にバランスシート縮小停止の可能性 - Bloomberg
■コリンズもパウエルに追随;
ボストン連銀総裁、年内に政策の正常化さらに少し進めるのが賢明 - Bloomberg
なし。
■トランプとその仲間たち;
トランプ氏、対中報復措置を検討-食用油の貿易停止を示唆 - Bloomberg
トランプ氏は食用油の貿易停止を報復措置と位置付けた。中国が米国産大豆の購入を拒否していることについて、「経済的に敵対的な行為」であり、意図的に「米国の大豆農家に困難をもたらしている」とSNSに投稿した。
トランプ氏、ハマスに遺体返還と武装解除を要求-第1段階合意に暗雲 - Bloomberg
■中国に技術移転した欧州が、いまや中国からの技術移転を義務付け;
EU、欧州事業望む中国企業に技術移転の義務付けを検討-関係者 - Bloomberg
■JPM、WFC、GS、Cなどが決算;
JPモルガン、トレーディング収入と投資銀行手数料が予想上回る - Bloomberg
-1.91%
ウェルズFが収益性の主要指標で目標引き上げ、規制解除後の方向示す - Bloomberg
+7.15%
ゴールドマン、収入が第3四半期として過去最高-投資銀行業務が寄与 - Bloomberg
・収入は151億8000万ドル、全四半期ベースでも過去3番目の高水準
・投資銀手数料収入は予想以上、株式トレーディング収入は予想下回る
-2.04%
米銀シティグループ、7-9月決算は主要5事業全てで収入が予想上回る - Bloomberg
+3.89%
■Morgan Stanley アンドリュー・スリモン;
ー次のゲストは、強気相場は続いている、それには良い理由が存在する、と言っています。MS Invest Management アンドリュー・スリモンさんです。
まず最初にあなたは「利益を上げていないテック企業のバブルが心配」と言っています。私は、1999年と違い、多くが利益を上げているのだと思っています。
・あなたは比較のために1999年を選びましたが、当時、利益を上げていないテック株は+400%になりました。今は+100%くらいでしょう。その道の途中にいますが、今が1999年に似ていると言うには時期尚早です。しかし、それが私の最も心配している事です。投機的な株を心配しています。今日も強く上げています。これは危険信号です。私は(先週の)金曜日、それらの株が下がったのを好ましいと思いました。これらの株にカネが流れ込むほどに、強気相場の期間に対する心配は大きくなります。
ーMag7は全て利益を上げていますよね?
・そうです。我々はそういった株の事を言っているのではありません。クオンタム・コンピューティング、原子力株、空飛ぶ車、暗号資産といったものです。彼らは赤字です。投機的です。
ーあなたはバブルが少し萎んだら(deflate)、買いに入るのですね?
・そうです。バブルは萎む必要があります。しかし、ポジティブな事があります。私は「考えすぎるな」と言いたい。FEDは利下げしているのです。金融政策が友好的です。One Big Beautiful Billは来年の税金を減らします。財政も友好的です。これら2つはとても強力です。考えすぎるべきではありません。激高している(frenzy)投機的は心配ですが、それ以外はとても強気な背景があるのです。
ーセンチメントも強気過ぎてはいません。
・私にとって、それは驚異的です。「市場は高価(expensitve)だ」と言われますが、私の反論として・・・「いったい何が欲しいんだい?市場は強気相場4年目だ。財政・金融政策は友好的で、センチメントは高すぎない。全てを求めることはできないよ」と言いたい。市場は確かに少し高価(rich)ですが、楽観的になる強い理由があります。投機的な株に関しては例外ですが。
ーあなたはOne Big Beautiful Billに言及しましたが、関税についてはまったく触れていません。なぜですか?
・多くの人が忘れているのは、税制優遇が関税をオフセットしている事です。私がここで言いたいのは・・・、誰も知らない事で何が起きるでしょうか?誰もがそれを予想しようとします。しかし、現実は、我々には知り得ない事があります。金曜日には(バブルの)泡が剥がれました。今日もその流れが続くところでしたが、ジェローム・パウエルが出てきて、利下げについて語り始め、投機的株にカネが戻ってきました。それらが株の値上がり上位に来ています。人々は”知らない事”、例えば新たな関税に関するツイートといったものに疲れているのです。
まとめると・・・、
- これはバブルか?景気後退になるのでは?と考えすぎるべきではない。金融政策、財政政策ともに友好的である。
- 強気相場4年目なのだから、株が高いのは仕方がない。完ぺきな買い時というものは存在しない。
- 関税は税性優遇によってオフセットされ、企業のマージンは保たれるだろう。
- 誰もが「次は何が起きるか?」と心配するが、知り得ないものは知り得ない。今日だって、金曜日の流れで株は下がっていたが、パウエルが利下げについて語ったら、投機的株にカネが戻っていった。何が起きるかは知り得ないのです。
と言っているようです。
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