塾長です。
昨日(米国10/29)はFOMC2日目。パウエルが質疑応答で若干タカ派だったようで、S&Pヨコ、債利回り上昇。
Nasdaqはアゲていますが、引け後に発表されたMeta、Microsoft決算に失望or利確売りが出ているので、今晩は下げるかも。
S&P500、6,890(-0.00%)
Nasdaq、23,958(+0.55%)
【米国市況】国債下落、円売り加速-パウエル議長が12月利下げに慎重 - Bloomberg
原油、60.19
10年債、4.0580
ドル円、152.67
Bitcoin、111,028
9月 中古住宅販売成約指数[前月比]、0.0%(予想1.2%)
同[前年同月比]、1.5%
米中古住宅販売成約指数、9月は前月比横ばい-雇用不安が影響か - Bloomberg
■FOMC;
FOMC声明:保有証券の総量削減、12月1日をもって終了する - Bloomberg
この決定に反対票を投じたのはマイラン理事で、FF金利の誘導目標レンジを今会合で0.5ポイント引き下げるよう求めた。また、シュミッド総裁は今会合でFF金利誘導目標レンジの据え置きを支持し、反対票を投じた。
FOMCが2回連続で利下げ、パウエル議長は12月追加「既定路線」を否定 - Bloomberg
議長はFOMC会合後の記者会見で「12月会合での追加利下げは既定路線ではない。そう呼ぶ状況からは程遠い」と語った。
【FOMC】票割れは慎重な緩和見通し示唆-市場関係者の見方 - Bloomberg
なし。
■トランプとその仲間たち;
米韓、貿易合意に達したとトランプ氏-韓国は原子力協定改定要請 - Bloomberg
米中首脳が午前11時から対面会談、フェンタニル関税引き下げ見通し - Bloomberg
また中国の習近平国家主席との会談で、米エヌビディア製の画像処理半導体(GPU)「ブラックウェル」を巡り協議する見込みだとした。
nVidia+2.99%(エヌビディア時価総額、史上初の5兆ドル突破-AIブーム追い風 - Bloomberg)
■Alphabet、Meta、Microsoftなどが決算;
アルファベット株急伸、売上高が予想上回る-AI需要でクラウド好調 - Bloomberg
時間外GOOG+6.05%
メタが経費大幅増加を予想、一時的な税務費用も計上-株価下落 - Bloomberg
時間外-7.46%
マイクロソフト、データセンター支出が予想上回る急増-株価下落 - Bloomberg
時間外-3.46%
■FOMC2日目、お約束の債券王 ジェフリー・ガンドラック;
ーパウエル発言で気になったのは「12月(の利下げ)は既定路線ではない、とても遠い」です。
・そうですね。それが私が質疑応答から選んだ”今日の言葉”です。あなたと私は同じ考えです。彼は既定路線ではないと言ったあと、それを「とても遠い」と補強しました。その後、彼はそこに立ち戻り、彼は「あなたが霧の中を運転しているとしたら、どうしますか?あなたは減速するでしょう」と言いました。それを私なりに解釈すると、これ以上のデータが無いのであれば、市場が90%以上の確率をもって仮定している12月利下げの確度を下げるべきだと思います。(12月利下げは)五分五分だと思います。
パウエル会見が始まる前、リック・セントーリ(←CNBC司会者の一人)は「10年国債は前回FOMCから変わっていない」と発言していましたね。彼は正しいです。私はそれを増強しておきたい。2年債利回りは去年9月に利下げを始めてから、下がってきています。しかし、2年債利回りは5 basis pointsしか下がっていません(???)。FEDは(FFレートを)150 basis points下げているのです。一方、10年国債利回り、長期債利回りは最初の利下げ時に上昇しました。イールドカーブがスティープ化したのです。私は、FEDのFFレートは2年債利回りに引き付けられる、と説明しています。去年9月時点、FFレートと2年債の間には150 basis pointsの開きがありました。2年債利回りは下がりましたが、FEDはFFレートを下げているので、今は2年債と近い位置にあり、その差は1/4 ポイント程度です。ここで起きているのは・・・、明らかに、今年、金融資産は大きく上昇しました。誰もが米国株に焦点を当てていますが、欧州も良いですし、新興国はさらに良い。債券も、人々の期待値から比べれば、驚くほど良い。投資適格債のインデックスは過去49年間の中で、11番目に良い年です。これまでの数年、特に2022年が悪かった後ですが。ゆえに、イールドカーブのスティープ化の可能性があるのだと思います。FEDは住宅ローンを裏付けとしたローン(mortgage back securities)が満期を迎えると、そのカネで短期国債を買い入れます。パウエルは会見の中で「バランスシートの中の年限を短くしたい」と言っていました。それは短期債を多く買う事を意味します。それは興味深い動きです。なぜなら短期債利回りは彼らが制御できるものだから、です。これは、FEDが、$38T以上に膨らんだ国の借金に対する利払いを減らしたいのでしょう。そのために、FEDのバランスシートの中を短期債に多く振り向けるのは、クレバーなやり方です。その後必要ならQE再開を行うでしょう。環境がそれを必用とするならば、彼らは最終的に住宅ローン金利をQEによって引き下げるかも知れません。問題は・・・、パウエルはインフレのレベルについて正しい事を行っていました。インフレ率は落ちてきたが、価格レベルは5年前に比べてとても高いのです。それは住宅の購入可能性に影響しています。それは5年前に比べて非常に悪い。5年前と比べて、住宅価格も上がったし、金利も上がりました。FEDはmortgage back securitiesを買って、国債利回りよも下げようとするかも知れません。それがすぐに起きるとは思っていませんが、中期的には起きるかも知れません。なので我々は、直近数か月好調なagency guaranteed mortgage back securities市場にとてもポジティブです。今、国債との比較において、投資適格社債よりも多くのリターンを得ることができます。
今年は金融資産にとって良い年となっています。それはFEDがより多くの利下げをするという仮定に基づいています。今日の記者会見で、その仮定は弱くなったと思います。
色々と詰め込んでしゃべっていますが、まとめると;
- 今日のパウエル会見のポイントは「12月利下げは既定路線ではない。程遠い」であった。12月利下げの確率は五分五分だと思う。
- 今年これまで金融資産が好調だったのは、FEDがたくさん利下げする、と思われていたからだ。その前提が薄まっているので、戦術を変更する必要があるだろう。
- FEDは彼らのバランスシートに乗っているmortgage back securitiesが満期を迎えると、そのカネで短期国債を買うようだ。(財務省は短期国債を多く発行しており)その利払いを減らそうとしているのだろう。必要ならQEを再開するだろう。
- 中期的には、国民が住宅をより手軽に買えるようにする/景気を盛り上げるために、mortgage back securitiesの買い入れを再開するかも知れない。なので我々はこの市場にポジティブである。
という感じでしょうか?
このインタビューには続きがあり、通常それはガンドラックの会社のYoutubeチャネルに掲載されます。まだインド株に強気なのか?など、楽しみにしています;
ガンドラックはこのように言っていますが、Jefferies デイヴィッド・ザボスは少し違う事を言っています(動画1:15辺りから);
・・・彼(パウエル)は12月の利下げが確定していないと言いたかったのだと思います。市場はあくびをしていたように感じました。「ああ、そうだね、君はタカ派なんだね。でも、君は5月に居なくなるんだ」と。だから、(パウエルの発言は)それほど重要でなかったのかも知れません。
私は次のFOMCがより協力的になると予想しています。人によってはハト派と呼ぶでしょう。他の人は別の呼び名をつけるでしょう。それは(市場にとって)逆風というより、順風となるでしょう。インフレのリスクを少し取るようになるでしょう。雇用により重きを置くでしょう。
:
と言っているようです。
「短期的には(パウエル5月退任まで)FEDは引締め的だが、中期的には緩和に舵を切る」という形でまとめると、彼ら2人のロジックは違えども、同じ道筋を予想していると言えるでしょう。
ーー
ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m