塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】今回の利下げは「タカ派的」ではない。長期国債利回り上昇は先進国の現象だ。市場は政府の借金を信用していない。

塾長です。

昨日(米国12/10)はFOMC後に株価上昇。10年債利回りは低下。

 S&P500、6,886(+0.67%)

 Nasdaq、23,654(+0.33%)

【米国市況】株・国債ともに上昇、パウエル氏の発言追い風-ドル下落

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、58.91

 10年債、4.1640

 ドル円、155.9480

 Bitcoin、92,383

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

■FOMC2日目、0.25%幅の利下げ、400億ドル/月の国債買入れを決定;

FOMC声明:十分な準備預金供給を継続へ、米財務省証券の購入開始する

FOMCが0.25ポイント利下げ、3人が反対票-26年は利下げ1回を予想

フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは3.5-3.75%に

・グールズビー総裁、シュミッド総裁、マイラン理事が反対票投じる

FRB、12月12日から月額400億ドルの短期国債購入を開始

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■トランプとその仲間たち;

トランプ大統領、次期FRB議長選びでウォーシュ氏と10日面接と表明

・利下げ幅を2倍にすべきだったとFRB批判-0.25ポイントに不満

・かねて批判の的のパウエルFRB議長への圧力キャンペーンを継続

 

 

個別株:

Oracleなどが決算;

オラクル株が大幅安、予想下回るクラウド売上高とAI投資拡大が重し

・通期設備投資を約500億ドルと想定-9月予想から150億ドル上積み

・株価は時間外で10%超安-厳しい監視にさらされているとアナリスト

時間外-10.77%

 

■株価下落に苦しむAdobeがChat-GPTをPhotoshopAcrobatに統合;

AIは予想外の追い風、アドビはアナリスト見通し上回る売上高見込む

時間外-0.62%

 

■AIに巨額の投資をしていながら、そこから売上が立っていないMetaが、戦略転換?

メタ、AI戦略を見直し-オープンソース路線から収益化重視へ

-1.04%

 

■Amexがホリデーシーズンの支出増を報告;

米感謝祭前後の消費支出9%増、年末も好調見通し-アメックスCEO

+3.20%

 

 

アナリスト/ファンドマネージャコメント:

■債券王 ジェフリー・ガンドラック;

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ーこの質問は奇妙に聞こえるかも知れませんが、FEDハト派的なFOMCの中で”タカ派的利下げ”を決定したのでしょうか?

・私にはタカ派的な利下げには感じられませんでした。パウエルが「(金利は)適切な位置にある(well positioned)」と言ったのは興味深い。このFOMCにおける”この会合の言葉(Phrase of this Meeting)”だと思います。彼の発言で最も興味深かったのは、これは私にとって新鮮だったのですが、彼は月間の雇用者数増加が60,000人過大に報告されていると考えているそうです。これはハト的に聞こえます。プレスカンファレンスが進むと、彼はインフレのリスクを強調しなくなっているように聞こえました。彼は国債とTIPSのbreak-evenを持ち出し・・・、それは適切な事ですが、そのbreak-evenは2%台半ばで長きに渡り、うまく抑制されています。なので彼は(金利が)「良い位置にいる」と言ったのです。彼は「雇用の需要によって、インフレ率が上がるかも」等と言っていましたが、私はそれが起こると思いませんが、彼はインフレ問題が小さいとフレーミングしました。「いまいましい関税があっても、インフレに進展がある」とまで言いました。私はパウエルの「良い位置」に同意します。ようやくFFレートが2年債金利に追いついたからです。去年9月以来、FEDは1.75%幅利下げしましたが、2年債利回りはまったく変わらなかったのは、驚くべきことです。FFレートが175 basis points下がり、ようやく2年債利回りと等しくなったのです。なので、私は彼が良い位置にいると思います。彼はインフレよりも、失業率の上昇により大きな注意を払っています。この利下げは「タカ派的」だとして売り込まれていますが、私はそうだったと思いません。利下げ周りの言葉に加え、$40 billionの国債買入れがあります。一部の人はこれをQEと呼んでいます。これはとても興味深い。長らくQTをやってきて、突然、QEを始めるのですから。一部の人には、「必要になればQEを始める」という希望を与えるでしょう。私もそう思います。興味深いのは・・・、人々はFEDは利下げして、住宅市場を救うと言っていますが・・・、FEDは175 basis points利下げしても、住宅は救われていません。何が起きたかというと、FEDが利下げしているあいだに、長期金利は上昇しました。利下げ開始前に比べて、30年債利回りは75 basis points上昇しました。10年債利回りも上昇しています。これはFEDが利下げ開始して以来の主張ですが、FEDの利下げは長期債を助けません。市場は私の見方に同意しているようです。今日、FEDは利下げしましたが、金利カーブはスティープ化しました。このハト派FEDによって、長期債金利が上がるかも知れないと思っています。

 

 

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ーあなたは前回、イールドカーブがスティープ化すると予想し、それは当たりました。なぜ、このように長期債利回りは上昇していると思いますか?

・人々は政府の負債に対する利払いを心配しています。財政赤字GDPの6.2%に達している事を心配しています。過去10年間で$1T近く増加しており、利払いが制御不能になるのではないかと心配しています。それが問題だと思います。興味深いのは・・・、過去12年間において、発行された国債のうち、20年より長い国債の割合はたった1.7%しかありません。債券発行のうちの取るに足らないものです。84%がT-Bills(満期1年未満の国債)です。T-Bill市場の大きさは、債券市場全体に比べて、とても大きなものです。全てののセクターを合計した債券市場のうち、T-Billは2/3を占めています。FEDが利下げしているのに、発行された国債のなかで小さな部分しか占めない長期国債金利が上昇しているのは、とても興味深いことです。長期債利回り上昇は、米国だけの現象ではありません。全ての先進国で起きています。英国は米国と同じくらい上昇しています。それほどではありませんが、ドイツも日本も上げています。彼らも数百basis points上げています。これは国際的な現象だと考えます。先進国においては、間違いありません。人々は政府のカネの使い方、借り方を信用していないのです。それゆえ、ゴールドがバカげたリターンを出しています。今年ゴールドは爆上がりしました。シルバーはそれ以上に上がりました。これは良いサインではありません。シルバーが貴金属バブルに乗っかるとき、そしてアプトパフォームするとき、通常、言いたくはありませんが、ある種の金融問題の予言となります。すぐに問題が起きるとは言っていません。しかしシルバーがワイルドな熱狂に巻き込まれるのは悪いサインです。未だ、私はゴールドをポートフォリオの中に入れておくべきだと思います。コモディティ価格が上昇しています。Bloombergコモディティ・インデックスが上昇しています。200日移動平均線が上向きになりました。もちろんスポット価格は200日移動平均線の上にあります。私は、先週、長い期間で初めて、広い意味でのコモディティにポジティブになりました。コモディティ・インデックスを買うのは悪くないと思います。一つ欠けているのは、原油です。パウエルが、2つの責務のうちの一つ、インフレインフレ問題を軽視しているのは、原油価格が徐々に下がっているからです。原油価格は今後12か月、50ドル台の後半で推移すると予想されています。私もそうなると予想していますが、原油価格が12か月間も動かないと予想されるのは、珍しいことです。

 

大胆に遅くしつつ、すごく簡単にまとめると・・・、

  • 今回の利下げは人々が思うほどタカ派的ではない。パウエルはインフレ問題が収束したと考えている。失業率の上昇に注意が移った。
  • 今後、失業率が上がれば、利下げするだろうが、長期金利は高止まり、もしくは、上昇するかも知れない。
  • 長期国債の利回り上昇は、全ての先進国で起きている現象だ。市場参加者は、政府がカネを使い過ぎている/借金が多すぎる/金利支払いが制御不能になる事を心配している(=債券自警団)。
  • 人々は信用できない長期国債の代わりに、ゴールドを買っている。コモディティ全体が値上がりし始めている。私はコモディティ全般にポジティブとなった。但し、シルバーが熱狂に巻き込まれているのは、通常、金融問題があるというサインである。

と言っているようです。

 

 

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