塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェレミー・シーゲル教授】インフレや利上げ懸念にも関わらず株価が上昇しているのは、抑制された原油価格、半導体決算、緩和的金融政策のおかげ。来週水曜日ウォーシュ会見に注目だ。

塾長です。

一昨日の上昇はフェイクでした。昨日(米国10/9)の米株市場は成長株からエネルギーを除くディフェンシブ銘柄へのローテーション。指数的には下落。先物も下落中。

 S&P500、7,386(-0.26%)

 Nasdaq、25,678(-0.97%)

S&P 500 Heatmap 2026/6/9 - UnusualWhales

Stock futures slip after U.S. launches ‘self-defense strikes’ against Iran: Live updates

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、89.12

 10年債、4.5280

 ドル円、160.4010

 Bitcoin、61,759

Oil prices fall after U.S. Energy secretary says Hormuz ship traffic is increasing

 

 

経済指標:

 5月 中古住宅販売件数、417.0万件(予想407.0万件)

 同[前月比]、3.2%(0.9%)

 4月 卸売在庫[前月比]、0.6%(0.5%)

 4月 卸売売上高[前月比]、2.0%(1.2%)

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

■久しぶりに大きな法案が通過。国境警備や不法移民対策に$70B。

$70 billion immigration funding package passes in U.S. House in a win for Speaker Johnson

 

 

地政学:

■トランプとその仲間たち;

U.S. military launches strikes in retaliation for Iran downing helicopter

 

 

個別株:

■Super Microが新株発行;

Super Micro stock tumbles on $7 billion financing plans as company touts AI server orders

・Super Micro said it plans to raise $7 billion in equity-related sales to cover the costs of hardware component purchases.

・The company also said it’s received $39 billion in artificial intelligence server orders in recent weeks.

場中-7.62%、時間外-6.67%

 

 

アナリスト/ファンドマネージャコメント:

■みんな大好きジェレミー・シーゲル教授;

www.youtube.com

ー前回出演したとき、あなたは株高に対して警戒していました。確か、インフレ、金利上昇、イラン、石油価格をその理由にあげていました。それらがあなたを止めたのです。しかし、先週木曜日までS&Pは上昇し続けました。あなたは驚きましたか?報いの時が来ると思いますか?それとも上昇し続けるでしょうか?

・株価の上昇に驚かなかった人はいなかったでしょう。トム・リーに3か月前、「石油が90~100ドルのあいだで、ホルムズ海峡は開く見込みがなく、S&P500は10%、15%上昇するか?」と聞けば、その答えは「それはキチガイじみている」だったでしょう。何が起きたかと言うと、(石油に)多くの迂回路があり、(備蓄から)多くの引き出しがあり、中国が5Bバレル/日の輸入を止めました。人々が壁にぶつかっていたとき、備蓄からの引き出しが終了し、人々は戦争が終わりに近いと感じました。トランプは「終わりは近い」と何度も言ってきました。先週も戦争が再開するのではないかと思いましたが、米国もイランも戦闘をやめました。もしかしたら戦争終了の始まりかも知れません。そうなれば株にとても強気になれます。

 そして、SpaceXが話題の中心になっていますが、来週、(FOMC後に)ケビン・ウォーシュが会見します。これほど興味深く、インパクトのある会見は何年ぶりのことでしょうか。彼は何を言うでしょうか。

 

ーそうですね。私は彼の仕事を羨ましく思いません。

 あなたがあげた逆風に対して、なぜ株価が上昇したと思いますか?AIですか?企業決算ですか?

・いくつもの理由があります。

 石油価格はそれほど上がりませんでした。100ドルを超えませんでした。それは管理可能な価格です。石油輸出国である米国にとっては管理可能です。

 半導体企業がとてつもない決算を出しました。Intelが「減損した半導体に価値があった」と言ったのが転機になりました。市場は「減損の度合いが少ないのでは?」と心配していたにも関わらず、です。これは大きな転換点になりました。

 金融環境が緩和的です。過去3,4か月、マネーサプライが増加しています。流動性があります。それがAI革命の継続を可能にしています。

 

ー今の時点で、ウォーシュがトランプの望む利下げをしなかったとしても、反対する者はいないでしょう。事態は変化しています。債券市場がFEDの出来ることを制限しています。利下げがすぐにできる状況ではありません。

・10年債が究極的な裁定者です。あなたは正しいと思います。

 トランプのトーンの変化に気づきました。彼は1,2か月前「絶対利下げすべきだ」と言っていました。今は実質的に「利上げしないでくれ」と言っています。確か前回のステートメントは「利上げすべきではない。金利を今のままにしておける」だったと記憶しています。

 明らかにウォーシュは来週、利下げも利上げもしないでしょう。しかし、彼は何を示すでしょうか?コミュニケーションの変化でしょうか?ドットプロットの廃止でしょうか?新しいアジェンダを示すでしょうが、彼は今まで多くの手掛かりを提示していません。quiet periodなのでスピーチはありません。なので来週水曜日は大きな暴露になります。私はFEDのアナウンスを耳をそばだてて聞こうと思います。

 

ー昨日ロレッタ・メスターが番組にきてくれました。FEDは金利を上げないでしょう。新規雇用を見てみれば、金融環境は引締め的では無いことが分かります。「FEDは緩和し過ぎている」という人もいます。

・そうです。特に市場に提供されているクレジットをみれば、そう感じます。SpaceX IPOへの熱狂などを見れば、資本の欠乏は感じられません。

 市場は年末までにFEDが利上げすると織込んでいますが、それはホルムズ海峡とケビン・ウォーシュのフレームワーク次第で変わります。来週水曜日はとても重要です。

 

来週水曜日FOMC後に新たなフレームワークが出てくるとは思えないのですが。

新たな枠組みや、コミュニケーション変更が決まるのは、最速でジャクソンホール会議だと思います。

来週言えるのは「現時点で何も決まっていません。言えることはありません。ジャクソンホールまでに色々話合おうと思っています」くらい。そしてジャクソンホールまでにWSJ等でリーク?観測気球を上げたりするのでしょう。

 

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