塾長です。
昨日(米国9/4)は強い雇用統計が出て、反射的に株は下落。
CME GroupのFFレート予想によると、9/3 据置50.6%、0.25%幅利上49.4%だったものが、9/4それぞれれ41.4%、58.6%に変化。
10年債利回りは若干上昇。
S&P500、7,718(-0.38%)
Nasdaq、26,506(-0.29%)

原油、91.22
10年債、4.7840
ドル円、156.2210
Bitcoin、79,706
8月 NFP[前月比]、16.2万人(予想5.5万人)
8月 平均時給[前月比]、0.3%(0.3%)
8月 失業率、4.1%(4.1%)
U.S. payrolls rose 162,000 in August, much more than expected; unemployment rate at 4.1%
In addition to the solid August gain, prior months saw upward revisions: July showed a gain of 21,000 jobs, swinging positive from a loss of 23,000, while June was revised up to a gain of 31,000, or an increase of 11,000.
Jobs report: Women accounted for almost all of August payroll gains
Women accounted for 158,000 — or around 98% — of the 162,000 jobs added in the month, according to a CNBC analysis of data released Friday by the Bureau of Labor Statistics.
■以前、どこかのアナリスト or エコノミストが「物価を予測するのに原油価格を見ていては駄目だ。人々は直接原油を消費しない。見るべきは原油から作られる精製品の値段。ディーゼル、ガソリン、航空燃料、潤滑油、・・・だ」と言っていました;
Diesel hits record high as Ukraine, Iran wars knock out refineries

■ハマックがタカ派発言;
利上げに動くべき時、インフレなお高過ぎる=クリーブランド連銀総裁
なし。
■トランプとその仲間たち;
トランプ氏、中間選挙に最大5億ドル拠出へ 自身のスーパーPACから
米、イランの「ピックアックス山」を近く攻撃も トランプ氏再警告
イスラエル軍がレバノン南部空爆、国防相「ヒズボラ一掃」も表明
Trump threatens to halt trade with top partners unless Fed cuts rates
■TeslaのCyberCabイベントにはイーロン・マスク出席せず、前日のアゲ喪失;
Tesla's stock drops as Cybercab update 'underwhelms,' NHTSA probe
・Tesla shares declined 6% Friday after the company’s long-awaited Cybercab update failed to dazzle investors.
・The National Highway Traffic Safety Administration also initiated an “audit query” to determine whether the Cybercab, a “purpose-built robotaxi,” complies with U.S. safety standards.
・The Cybercab event on Thursday was only open to invited attendees, and CEO Elon Musk didn’t make an appearance.
Youtubeで「Cybercab」と検索すると、様々な市場体験レポートが出てきました。
初見の感想は「Cybercabの跳ね上げドアは横に十分な隙間が無いと開かないだろう、日本ではうまく機能しないだろう」デス。
■Moody's 主席エコノミスト マーク・ザンディ@CNBC、雇用統計について;
ー人々は8月雇用統計、7月の修正をFEDにとってインフレ的だと読みました。それは正しいと思いますか?
・私の感覚としては・・・8月雇用統計は良いものでした。それに疑問はありません。雇用統計の中を見ても、いくつかの例外を除き、強く見えます。しかし誇張があります。データは多くのノイズが入っています。多くの新規雇用を生み出したセクターを見てみると・・・奇妙な感じがします。労働市場はOKです。雇用を生み出しています。しかし8月雇用統計が示すほどではないでしょう。逆に、7月はマイナスでしたが、それは下方向に誇張されていました。現実はその2つの間にあるという事でしょう。私の感覚では・・・上下の誇張、季節調整、調査方法の問題といったノイズを除去すれば、新規雇用は50K/月だと思います。それは去年と同じくらいです。これ(50K)はOKです。私は受け入れます。しかし労働市場の緩みを減らすほど多くはありません。労働市場の緩みは、賃金上昇の減速に見られます。賃金上昇率は減速し続けていおり、現在はインフレ率を下回っています。すなわち購買力が下がっています。私としては、経済、労働市場が強いとは思いません。弱すぎるとも思いません。OKです。FEDにとって”労働市場がOK”というのは、2週間後、利上げもしくは金利据置を決める時に、労働市場を考慮する必要が無いという事です。インフレ率だけを考慮すべきという事です。なので水曜日に出るCPIがとても重要になります。それが9月FOMCで金利を決めるでしょう。利上げと据置が接戦しています。
ー1時間当たりの賃金上昇率は、パンデミック中だった2022年の6%から、3%に落ちています。
CPIで特に注目している要素はありますか?住居費、食料品価格・・・、彼らは何を見ているでしょうか?単純にコアCPIでしょうか?
・コアだと思います。対イラン紛争の余波で原油が90ドルに上昇し、エネルギー価格が上がっているので、CPIはホットに出るでしょう。ディーゼルは6ドル台です。しかしコアCPIはソフトです。(前月比)0.2%か、もしかしたら0.1%です。前年同月+2.3%か2.4%です。コアCPIが2.3、2.4%ならば、FEDはインフレに関して仕事を終えたと言えるでしょう。そこにインフレ期待値が強固にアンカーされている事実が加わります。様々なbreak even rateを見れば、あるべき場所にあります。全てを考え合わせると、私ならば利上げしません。どこから来た話か分かりませんが※、利下げはしません。しかし人々は様々な見方をしています。今日話をしていた(FEDの)人々の言った事が、9月FOMCの発表内容と同じになる可能性はあります。どちらの方向にも行く可能性があります。しかし、私の感覚では、彼らは利上げをせず、金利を据え置き、データが進展するのを待つべきです。
※:Trump threatens to halt trade with top partners unless Fed cuts rates
ー彼らにはトランプ大統領から利上げするな、利下げしろというプレッシャーがかかっています。中間選挙が迫っています。しかし、市場から利上げを迫られる事態にはならないでしょうか?FEDはインフレ率を2%にすると言っているだけで、行動に移していません。
・良い指摘だと思います。しかし、市場は反応していません。インフレ期待値は床に打ち付けられています。1 Yearをみても、30Yearを見ても、あるべきところに居ます。市場は、FEDと同じデータを見ています。市場は9月利上げを60%織り込んでいます。それは50%から大きく離れてはいません。全て考え合わせると、市場は「OK、どうなるか見てみよう」と言っているようです。
しかし私は金利を切り下げるという考えには当惑しています。そんなことをすればインフレ期待は上昇し、長期金利は上昇するでしょう。10年債は5%を超え、30年債は7%を超えるでしょう。誰もそれを望まないでしょう。経済にとって良くありません。私はFEDが利下げすべきという議論を理解できません。それは起こらないでしょう。
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