塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【バリー・バニスター】株は10%下落し、4Qに本格回復。金融、工業、素材、エネルギーの仕込み時。

塾長です。

昨日(米国4/24)は株ヨコ、10年債利回り上昇、円安。とうとう155円/ドルを突破。

 S&P500、5,071(+0.02%)

 Nasdaq、15,712(+0.10%)

【米国市況】円は一時155円37銭に下落、国債利回り上昇-GDP待ち - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、82.79

 10年債、4.6520

 ドル円155.2180

 Bitcoin、63,863

 

 

経済指標:

 3月 耐久財受注[前月比]、2.6%(予想2.8%)

 3月 耐久財受注・コア[前月比]、0.2%(0.3%)

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Boeing、AT&T、Chipotle、Ford、IBM、Meta、Waste Managementなどが決算;

Boeing reports first revenue drop in 7 quarters as deliveries decline/

AT&T (T) Reports Q1 Earnings: What Key Metrics Have to Say

Chipotle lifts annual sales forecast as customer traffic holds up despite uncertainties

Ford tops Q1 earnings expectations, sees full-year profit 'tracking to high-end' of guidance

IBM、コンサルティング部門低迷-ハシコープ買収も発表 - Bloomberg

メタ株急落、低調な業績見通しに失望-大手ハイテク企業決算に警戒感 - Bloomberg

それぞれ-2.87%、+1.88%、+3.22%(時間外)、+2.36%(〃)、-7.98%(〃)、-15.43%(〃)。

Metaのサゲがキツイ。明日は厳しい相場になりそう。

 

 

■〆はStifel バリー・バニスター;

www.youtube.com

  • 我々は去年から「2022から2023年にリセッションがあった」という見解を持っている。income、sales、production、fixed invesmentが落ちたからだ。唯一弱くならなかったのは雇用。構造的な人手不足が理由。今はそのリセッションからの回復期。だから生産性の向上などが見られる。我々はこれを仮の(ニセの?)リセッション(psudo-recession)と呼ぶ。ゆえに株式市場もリセッション後と同じような動きをした。FEDは不意を突かれた。経済が回復したのだ。
  • イールドカーブは反転している。フラット化するだろう。人々はFEDが利下げをして短期金利が下がるからだと予想している。しかし私は長期金利が上昇すると思う。金融危機前は10年債利回り5%が普通だった。ふたたび5%になるだろう。FEDは少し利下げするだろうが、問題はメッセージングである。グリーンスパンFED、それを引きついたバーナンキFEDでさえ、金利を5%辺りに維持した。少し下げたとしても、過去10年間のように金利をぶっ壊すことはできない。
  • FED金利が重要でないとは言っていない。市場は金利流動性で駆動されている。しかしAIのハイプは行き過ぎだ。3月28日から10%の修正を予想している。S&P500が4750になるくらい。
  • 今年の企業利益の伸びは+10%を達成するのに苦労するだろう。10%を少し下回るくらいになる。株価が下がるのはマルチプルの縮小によってだ。r*とか複雑な話はあるが、5%の環境では、AIハイプなどによって拡大した今のマルチプルは高過ぎだ。
  • 第2次大戦後のCPIの平均は3.7% YoYである。ヘッドラインCPIが3%というのは、粘着性があるようだ。FEDが見ているコアPCEで言うと2.5%くらい。コアPCEが2.5%の場合、FEDは経済成長との天秤にかけて(FF金利を)5%から4%に近づけるだろう。人々が慣れたものより短期金利が高くなるということだ。
  • 弱気相場がくるだろう。2025年には、我々はterm premiam shockと呼ぶものが起きる。経済が資源の制約に乗り上げる。インフレが底をつき、上昇しはじめる。パウエルがオフィスを去るのが確か2025年の5月。パウエルは再び利上げをするかも知れない。sell-offが起きる。それが素晴らしいエントリーポイントになる。
  • 今回10%の修正がおきたあとは株が回復する。我々は景気循環バリュー株と呼ぶものにフォーカスしている。株高が金融、工業、エネルギー、基本素材に広がる。既に一部で値上がりは始まっている。4Qはそのような領域に値上がりが広がり、テクノロジーへの集中が緩むだろう。しかし、季節性により5~10月は弱い。私はそこで強く戦わない。

 

ふむふむ。

・景気サイクル的には2022~2023年に仮リセッションがあり、今は回復期。

・短期的には10%の株安。季節要因で10月までは本格回復しない。4Qには上昇する。

・通常、回復期にはテクノロジーが買われるが、AIで過熱しているのでお勧めしない。金融、工業、エネルギー、素材が値上がる。

・2025年は(財政赤字による)長期金利上昇で株は再度10%の値下がり。パウエルが退任前に利上げを決めるかもしれない。

という感じ?

季節性と言っているのは、毎年の季節性のことか、大統領選挙の年にある季節性のことかは分かりませんが、どちらかというと後者かな?

2025年の予想は遠すぎるので、無視。

 

景気サイクルの見解が、昨日の記事で紹介したマイク・ウィルソンとは異るが、勧めているセクターが近いというのがオモシロい(というか、マイク・ウィルソンの景気の見立てと推奨セクターに齟齬がある)。

 

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