塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

「パラサイト」アカデミー作品賞受賞と#OscarsSoWhiteと#MeTooと。

塾長です。

「パラサイト」が外国語映画として初めて作品賞を取ったらしいネ。おめでとう!

CNBCでもアカデミー賞の報道があったヨ。

視聴率が20%も落ちたんだってサ・・・:

www.youtube.com

アカデミー賞の視聴率は最低の23.6M人を記録。

 去年は29.6M人だった。この年、5年間で初めて視聴者数が上昇。それが、今年、また下落したことになる。

 2014年の43.7M人が最大。

SNSのアクティビティは前年比16%上昇。TwitterFacebookInstagramにおいて。

・2018年は26.5Mで、年によって差は大きい。

 ホストやノミネートされた作品に依存している。

 歴史的には、大ヒット作がノミネートされた年は、視聴者が多い。

 アバタータイタニックが作品賞を取った時に、視聴者は増えた。

 

じゃー、なんでアメリカの本流受けしない映画が作品賞取ったのかというと、#OscarsSoWhiteムーブメントがある。

それについては、この記事がバランスよく指摘してくれてる:

toyokeizai.net

誤解を恐れず簡単に言うと、「パラサイト」が作品として素晴らしいのは当然だが、アカデミー賞が白人ばっかりなのはおかしい!と言う人が増えた事(#OscarsSoWhiteムーブメント)が背景にある、と。

 

もう一段掘り下げると、#MeTooムーブメントがそこにはある。

特に、2017年、映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)が女優たちへのセクハラ(強姦)で告発された件。いまだに新しい告発者が出てきたり、継続して話題になっている。

その裁判が最近行われていて、ワインスタインが歩行補助機を使いながら裁判所に出廷し、老いぼれぶりをアピール。

逆にそれが反感を買ったりしてる。

こんな感じ:

www.youtube.com

こういうのが、「白人男性達が密室で仕切っている世界はダメだ」との潮流を引き起こしている。(今に始まった事ではないが、その声が拡大している)

 

政界に目を向けると、民主党大統領候補選で有力視されていたジョー・バイデンが苦戦し、ゲイと公表しているピート・ブティジェッジに人気が集まったりする。

 

そして、この考え方が経済界に適用されると、取締役に女性を入れろ、異人種を入れろ、社外取締役増やせ、という話になるし、社内恋愛禁止!なんて話になる。

日本人的には「恋愛ならよくない?」と思っちゃったりするけど、そこまで徹底しないと、アメリカ白人男性の性欲は抑えられないのダ。

(もう少し正確に言うと、男らしさを性的な征服と解釈し、尊ぶ文化のせいなのかも知れない)

孫正義もそういう所を気にしておかないと、アダム・ニューマンみたいな人物に付け込まれたり(調子づかせたり?)、アクティビストに狙われる、というワケだネ。