塾長です。
昨日(米国4/19)も米株続落。S&Pが節目の5,000割れ。落ちる時は速い。
S&P500、4,967(-0.88%)
Nasdaq、15,282(-2.05%)
【米国市況】大型ハイテク株が急落、来週の決算警戒-円は上げを消す - Bloomberg
原油、83.24
10年債、4.6150
ドル円、154.5620
Bitcoin、63,466
なし。
■グールズビー、バーキン;
シカゴ連銀総裁、利下げ前に一段の時間必要-インフレの進展失速 - Bloomberg
リッチモンド連銀のバーキン総裁、「需要は健全だが過熱していない」 - Bloomberg
なし。
なし。
■American Express、P&Gなどが決算;
アメックス、1-3月は収入が大幅増-プレミアムカードの需要衰えず - Bloomberg
P&G、通期利益見通し引き上げ-6年連続の値上げが業績押し上げ - Bloomberg
それぞれ+6.23%、+0.54%。
■〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授;
ー(株価の動きは)金利、地政学といった逆風で正当化できますか?
・昨年10月から着実な値上がりをしてきた。ほとんど歴史的だった。それは不健康だったさえ言える。モーメンタム・トレーダーが市場に殺到していた。Pull backは・・・、ちなみに5%というのはpull backの定義で最小であるのだが・・・、softnessは市場にとって健康的だ。PCEデフレータは良い数字が出るだろう。2.7%というのは過去3年で最低だ。それはFEDが3月に年末目標と置いた2.4%からから0.3しか離れていない。確かに3か月連続でCPIは期待を裏切ったが、PCEは収まり、CPIも5、6月には収まり始めるだろう。そして債券先物を見ると、12月までの利下げ期待は1回に減った。PCEデフレータ、CPIが良ければ、増えるだろう。私は夏に向けて株が上がると思っている。
ーPCEが、いわゆるFEDの好みの指標だと言われているのは分かっているが、投資家はCPIに注意を奪われている。FEDもだ。3月CPIが出てからFED関係者のトーンが変化した。FEDが利下げするとして、PCEが良くても、CPIとのギャップをどう説明する?
・CPIとPPIはPCEの数週間前に発表される。PCEは最も予想しやすい。私もCPIを重視している。しかし、CPIの中にあるモノのインフレ予想は、例えば住居費(shelter)・・・、ちなみに過去12か月CPIコアの上昇分の50%を住居費と住宅保険が占める・・・、それらは将来的により好意的である。特にshelterの方はCPIコアの41%を占める。それらは期待できる(promising)、重要なCPIを抑制する要素であり、PCEデフレータにも取り込まれる。
ー市場が予想するよりも多くの利下げが行われると考えるのですね。それが株を買うべき理由ですか?
・年初には利下げ期待が4,5回だった。それが今は1回まで減った。私は年末までに2、3回だと思う。FEDも誰も知らないだろう。彼らは毎月のデータを追っているだけだ。
パウエル議長の発言に一つ大切な事がある。CPIの中に期待外れがあったと言ったが、彼は2つの責務があり、経済がソフトになれば利下げする理由になるとも言った。インフレが制御を外れていなかれば、だ。彼らは(インフレと雇用の)どちらも見る必要がある。FEDの将来の行動に関して、その言葉に勇気づけられた。
ということで、
・5か月連続で上昇してきた株式市場が5%下がるのは健全なこと。
・PCEデフレータは2.7%と予想されている。これはFEDの年末予想2.4%から0.3しか離れていない。PCEデフレータはCPI、PPIが出た後の予想なので、比較的当たりやすい。
・CPIを押し上げてきた住居費と住宅保険は下がるだろう。※
・今年の利下げは2,3回と予想。パウエルはインフレだけでなく、雇用の両方を見ているので、景気が悪くなれば利下げする。
・市場予想は1回なので、5、6月と良いCPIが出れば、利下げ予想が増え、株は上がる。
だ、そうです。
※:住居費が下がる理由は述べていない。ジム・ビアンコの推計ではまだshelterのインフレはパイプラインに残っているらしいですが。
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